スーパーのレジ袋の次にできること。

2008年04月04日 | 日々のこと
4月に入っていろんな方がお見えになり、いろんなお話をうかがっている。木材のチップをお買い上げいただいている、「東海パルプ」の方に最近の紙事情をお聞きした。

 偽装問題で騒がれたのはつい最近のことだ。宣伝用に使うタウパーを暮にお願いしたのに、ハッと気が付いたのは2月半ば。どうしたんでしょうと電話したら、あの偽装問題で生産がストップしているとのこと。

 私としてはタウパーにどうしても「古紙」というほどの、だわらりはないので「早くお願い」と電話を切ったが、その後ご丁寧なお詫びの文が届いた。遅くなったのではなく、偽装についてだ。

 本日その当りもうかがったのだが、古紙を使うというのは、作業が複雑になるようだ。インクの色を落したり、細かくなりすぎた繊維を乾燥させた後焼却をする。その灰はコンクリートを作る会社に持っていって、手数料を払って処分をしてもらう等々。うーんやっぱりコストがかかるんだ。

 おまけに古紙がどんどん中国に流れていって、国内の紙の価格は下がる要素がなくなっている。中国は国内で生産する道を選んでいるようなので、今の中国の技術力では、かっての日本の壇ノ浦のヘドロではないかと、内心想像してしまった。 中国の紙の需要はこれからだ。日本の10倍の人口に紙を行き渡らせるとしたら・・・・・考えただけで恐ろしくなった。

 そうなると資源そのものも足りないが、公害の恐ろしさだ。・・・・・私が眠れぬ程悩んでもなんの解決にもならないが。

 古紙が不足してきているというので、どんな紙が駄目なのかうかがった。
特殊紙と言って「選挙の投票用紙」みたいなのは駄目なのだそうだ。あの投票用紙、投票箱に入れる時大概折って入れますよね。あれ中に入ると開いてしまうんだそうです。・・・・・知りませんでした。
 封筒の宛名のところの透明な部分とかも駄目とのこと。

 この頃大きめの封筒に、事務所に届くあらゆる紙を入れて古紙として出すようにしている。週2日の可燃ゴミが心なしか減ってきている。それでもシュレッターにかけるものも多い。この古紙のリサイクルが世界規模でうまくいくかいかないかで、二酸化炭素問題も違ってくるのではと考えている。スーパーのレジ袋の次はこの当りかな、私にできることは。
                        依田 美恵子
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ソーラーサーキットを超えた家づくり

2008年04月04日 | 住まいづくり
3月末頃から、当社が「㈱ソーラーサーキットの家」と契約をしないということを聞きつけたらしいお取引先各社が、次から次に資材の情報をくださる。
有難い事だ、謙虚な気持ちでお話をうかがう。私たちにはお客様に今の最良のものを、提供するという使命があるからだ。

 何がいいのか、何を使えば最良なのかが判るのは長年の経験の積み重ねだ。今まで研究を重ねて1棟ごとに進化させてきた。だから17年前も、10年前も、3年前も同じ家作りではない。現場でも監督たちが、常に前向きに「いい家をつくる」ための試行錯誤を繰り返しながら、それを積み重ね社内で共有してきたものでもある。

 今ここでソーラーサーキットの縛りからはずれた分、また新たな研究と学習が始まっている。それはお客様に常に最良のものを届け続けたいためだ。

 先日見えた木材の取引先のナイスの担当者に、契約をしない旨といきさつを説明したら、びっくりされて帰られた。今までの状況を全然知らなかったらしい。
 
 このところお客様や、パートナー会社や取引先にも、説明をしている。
お客様も「中島さんの家」をお願いしているのですからと、信頼を寄せてくださる。ありがたいことである。

 今日もまた建材店さんよりアポが入る。これもまたありがたいことである。

                           中島 良夫

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