食料自給率上げよう。

2008年04月25日 | 日々のこと
中国餃子事件がきっかけで、食の安全について関心が高まり、マーケットでも表示を確認してカゴに入れている姿を目にするようになった。あらためて輸入品が多いのに驚かせられる。

 餃子騒ぎの渦中、ラジオで中国が食料品の輸出を規制する方向だという話が耳に入った。自国優先のためということだった。いよいよというか、とうとう来たかと思った。

 あれから4ケ月もしない内に、世界の食料争奪戦が始まった。
値上げラッシュが続いているが、バターが不足には驚いた。ついこの間まで、牛乳が余って、余ってという世界だったのに。1年前飼料の高騰で、畜産家がどんどん廃業し始めたと教えてくれたのは出入りの運送業者だった。飼料を運ぶ仕事がどんどん減ってきたからだ。・・・・やっぱり利いてきたんだ。

 その当時アメリカの牛肉の問題を横目で見つつ、お肉が食べられない日が来るのではないかと不安を感じた物だった。

 価格の高騰の内はまだいいが、輸出国が自国優先政策をとって輸出を控えることがおそろしい。なんたってわが国の自給率は超低率なんだから。

 争奪戦の元は需要拡大も有り得ようし、温暖化による天候不順も現実味を帯びてきたせいなのかもしれない。しかし油の投機から始まった連鎖を無視できない。

 マネーゲームというにはおぞましい現実だ。油から穀物へとその対象が拡大してきているのだ。

 世界の中で金持ちの日本国の私たちは値上げはあろうが、飢えはしまいが、発展途上国では、今まで以上にお腹を空かせた人たちが増えるだろう。

 食の安全を願って家庭菜園を始める人も多いだろうが、これからは家庭の自給率をあげるために農作業にいそしむ人も生まれるだろう。

 昨年秋の米価格の下落は、米作農家の赤字を拡大させたらしい。農家の生産意欲の減少に拍車をかけた。たしかに補助金で保護したものに競争力は生まれないのも事実だが、これからの農家に、食料不足だからと強制させることはできまい。自分の分は確保するけれど、後は知らないということになる。なんて言ったて、70代80代が支えている日本の農業だものね。

 何が贅沢って、自分の作ったものを食べれることではないかしらね、と思えるようになったのは年の功か。

 この平な佐久平でさえ、耕作されない田畑がいっぱいですよ。みなさん自分の食料の確保なら今からですよ。

 我が家の庭では、今「こごみ」が採れます。庭木の中なので、肥料をしないので、とても痩せた「こごみ」です。それでもうれしいなー、と楽チン山菜採りをしていますよ。・・・・私の体力だとこの程度がいいのよね。

 だから畑いっぱい空いているので、貸し出しますよ。本当です。

                        依田 美恵子【 中島木材のホームページは こちら

   




 
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