witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

voyage restart

2006-09-13 21:15:03 | 編物
とりあえず麻のカーディガンが終わったので、編みかけデニムvoyageをやっつけにかかりました。

そもそもこれが放置の憂き目に遭った経緯は下記です。

マリカ様が、これと同じ系統のsolo/rowan babiesを編んでおられて、前立てのところで失速してしまっておりました。身頃と前立てを別々に編んで、縫い付けるのですが、どこをどのように縫ったらいいのかわからないとの事で…
そこで私も袖をすっとばして自分のvoyageの前立て部分を読み直してみると、slip stitch in placeと書いてありました。この表現はローワン物のカーディガンに必ず出てくるのですが、私はこれまであまり深く考えずに日本式にすくいとじでつけていました。おおかた、すくいとじでつけるのには、身頃側と前立て側、それぞれにとじしろ1目を足すのが一般的ですよね?しかしローワンパターンでは身頃側にとじしろ1目足すだけで、前立て側にはそれは無いんです…
思い返すと、2月に主人の縄編みジャケットbreezeを編んだ時も同じ、パターン上のとじしろは前立てに1目だけだったのですが、私は元々半目内側ですくいとじしているので、何も考えずにそうしておりました。。。
そして今回、少し真面目に、そもそもslip stitchって何よ?てのを考えました。英語版かぎ針では「引き抜き編み」になるのですが、棒針ジャンルでかぎ針を使う事は海外ではありえないので、引き抜き編みは却下。そして検索したり人に聞いたりして、「slip stitch = まつり縫い」という結論に達しました。

というわけで、前立ての付け方の解釈でつまづき、そのうち札幌も本格的な夏になってしまい、忘却の彼方へ。ルルルゥ…
 
話を戻すと、まつり縫いで前立てを付けるという事は、「WS側で、前立ての裏側に身頃の裏側を綴じ代分1目重ねて、まつり縫いで縫い付ける」という風に解釈し、やってみました。
Voyagemaこんな感じで、鹿子編みの前立ての両端が見える部分になります。そして付けた側が凸になるわけです…
具体的には、身頃側の最も端の半目のところと、前立ての端から2目目の端寄りの半目をすくってまつりつけました(て、言葉で書いてもよくわからんって…)
そう言えば、phildarの別編みリブを付ける時も、身頃の上に前立てを乗せて縫い付けるんですよね。日本ではそういう仕上げの作品をあまり見ないのですが、海外では多いということですかね。


Voyagebb凹凸感を強調するとこんな感じ。
 
 
 
 
 
 
 
うん、前立てはこれでいいよ、と納得出来たところで、袖に取りかかりました。

しかし、ここでまた色々な問題が…

私、voyageを編んでいるはずなのですが、かなり色々な部分を変更しているのです…具体的には、ボックス?のシルエットをウエストシェイプに変えたし、袖ぐりも浅くしたのです。あとは、胸に偽フラップが付くのですが、リアルポケットに変更しました。そんなこんないじくった上に時間を随分あけてしまったので、自分が何のサイズを編んでいたかもよくわからなかったりして…

結局、袖はXSかSは同じ目数で編み始めなので、これで再開しました。(いーかげんだよ…)
 
Voyage2とじはぎをしない状態で、これです。半分にたたまないと平置き出来ません。
つまり、カフス開きと袖下の綴じ代が別の位置に来ているのに、一体化して編んでいると言うか…ま、パターン通りに編むとこうなるんですが、これって難しくないか?と思いcoreはどうなのよ?と確認してみると、coreはね、カフスの開きは確かにあるのですが、袖下の綴じ代はカフスまで続くのです。つまり、カフスは2つに分かれているのでした。ここがvoyageがcoreから進化した点でしょうか。

coreの話が出たので、coreとvoyageの相違について私がパターンを読んだ範囲で書いておくと…
上のカフスの編み方は違いましたが、シルエットや目数は殆ど変化無しでした。voyageは縦の切り替え線が縄編みになっているので、その分数目増える感じにはなっているのですが…なのでね、着心地はどちらもあまり変わらないのかもしれません…私はその寸法から、なんだか胸囲がゆったりしている割に背肩幅が狭くて袖ぐりが大きい、というシルエットに少々疑問を感じたので、色々と勝手に変更して編んでいるのです。。。前回編んだhavenはそれ系なんですけどね。denim peopleの中の他のパターンでも、カジュアルなデザインは皆こんな感じです。
 
そして…

私、このvoyageのために、ローワン正規メタルボタンを購入したのです。しかしね~指定は小さい方だったんですよね。それは認識していたのですが、小さい方って14mmなんですよ。それって小さくないですか??そう思って、大きい方に変えようと22mmの方を購入していたらしいのです(つい昨日まで忘れていたのですが…)

ちょっと焦って並べてみると…
Voyageb1ちょーっと大きいですよね…しかもこの写真では白っぽく写っていますが、実物はもっと黒ずんでいる感じなんです。ハードなんだよな…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
更に、カフスなんて、
 
Voyageb2もぉ~、やだ~…でかいでかい…
カフス分のみ14mmに買い直そうとも考えましたが、この黒いのがどうも気に入らないので、別のボタンにしてしまうかも知れません。。。しょぼしょぼ…
 
 
 
 
 
さて、話は変わって、私は今週末から来月頭まで帰省します。なので、その間に編む用に何を持って行くかて事なんですが、
1.上のvoyageの袖と、襟…編みかけ含む6玉位??
2.ピンクのアルパカの袖…半袖なので1玉位??
3.考え中(どうせ終わらないけど、1と2は終わりそうな気がするので何か持ちたい)
てな感じです。
 
 

そして…これ以上まだ何を書くつもりなんだ、って事なのですが、どうもね~、あの編物が順調に出来なかった時期のせいで、最近編みかけを増やす事に罪悪感を覚えなくなってしまったんですよね…
 

Dbwcvst1debbie blissのwool cottonでベストを編んでいます。この糸、皆様が編まれているjacket with ribbed collar通称セーラーカラーカーディを編むのに使えないかな、と購入したのですが、届いてみたら、メンズに良さそうな渋いブルーグレーだったのです。私が着ると、非常に顔色の悪い人になってしまいそうな…でもね、主人にベストでもどう?と聞いてみたら、どうせ着ないから、というような返事でさぁ…ブツブツ。。。
しかしね、ベストだったら面積が狭いから私のでもいいんじゃないの?と思い直して、「オーガニックコットンのやさしい手編み」に載っているねじりゴム編みのベストにしようと決めました。長袖着分あるので、nunanuna用も編んでお揃いにしたいのです。(それでもまだ余りそうなんですけど…)
ウール50%コットン50%の毛糸ですが、かなりモチモチした弾力があって、編むのに少々力は要りますが結構いいです。どうもね~同じ混率のローワンのウールコットンの方は、へなへなして腰が無くてあまり好みの糸で無かったんですよね。。。あ、その代わりローワンのウールコットンは肌触りがすごくいいし色出しも美しいところはいいと思うのですが。冬用の糸だと思わなければいいのかな…
 
Cavest1話題が逸れましたが、さらに今週からもう一つ増やしてました。この春に「札幌ではまだ冬糸編めるぞ」と思って用意していた引き揃え糸で、編んでいる物はカシュクールのベストです(またかよ…)
素材はウールって事以外はよくわからないのですが、編み始めてみたらメリノウールなのでは?と思うような弾力と肌触りで結構気に入りました。しかしね、ishi様に注意されたにもかかわらず、縄編み入ってますよ。ねじり目は無いけれど。。。
こういう引き揃え系はほんとに完成するか自信が無いので最後まであたためておく事が多いのですが、このきしめんのような編みづらさと戦っている事をちょっと見てもらいたくなって、載せてみました。アランゲージで、16本取りです…去年11月にcabled jacket(24本取り)を編んだ時に「引き揃えの模様編みはやめよう…」と決意したのですが、やっぱりね、太糸系は在庫を沢山使う事も出来るし…今回は編み落しの糸をなるべく出さないように、より一層真面目に編まねば、と思っています。縄編みもcabled jacketのような厳しい大きさのものではないので。

では、麻のカーディガンはまた来週アップします。ボタン付けなくちゃ…

Comments (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする