修復可能? 家族の会話を奪う「4つの口ぐせ」

2011年06月02日 18時11分25秒 | Weblog
仲のよい夫婦、親子だったのに、気がつくと会話のない冷たい雰囲気の家庭になっていた……。それは、家族だからこそうっかり言ってしまう、冷たい印象を与える口ぐせのせいかもしれません。口ぐせに気づき、家庭に温かな会話を取り戻すための方法を考えてみましょう。

掲載日:2011年05月27日

..理想とかけ離れた家庭になってしまうのはなぜ?

結婚当初はどんなことでも話し合い、愛し合っていた夫婦が、どちらともなく会話を避けるようになる。幼いころには、うるさいほどまとわりついてきた子どもたちが、いつしか何も話をしなくなり、部屋から出てこなくなる。食卓ではみんなテレビを眺めるだけで、何の話もない。それどころか、最近では同じ時間に食卓を囲むことを意図的に避けてしまう……。

残念なことですが、10年以上の「ベテラン家族」は、時としてこんな姿になってしまうこともあるようです。

家庭の「温度」は、時を重ねれば冷めていくもの。とはいえ、目も合わさず、あいさつも交わさないほど冷めた関係になっているなら、しっかり考えなければならない問題が潜んでいるのかもしれません。


暮らしの中で薄れがちになる家族への尊敬

人は、家族などの近しい間柄の人に対して、無遠慮になってしまうものです。

「家族の絆」への過信があるからこそ、「多少きつい言葉を発しても受け止めてくれる」「相手を傷つけているはずがない」と思い込んでしまうもの。しかし、どんなに近しい間柄でも、遠慮のない言葉をかけられれば、やはり深く傷つきます。

「クールな口ぐせ」が口をついてしまうのは、生活を共にしているうちに相手への尊敬が薄れてしまうからなのかもしれません。

例え相手が外では一目置かれている人でも、家では会話もなく、掃除や台所に立つ後ろ姿や、休日はゴロ寝姿ばかり見ていると、世間での頑張りや評判は実感できなくなってくるもの。さらに近しい間柄だからこそ、相手には「手の届く存在であってほしい」「いつまでも変わらないでいてほしい」という期待がつい生まれてしまうものです。

こうした思いが絡むと、会話をすればつい相手を傷つけてしまうような「クールな口ぐせ」が出てしまうことが多いよう。ちょっとした一言から家族の気持ちをバラバラにしないためにも、言葉への配慮は大切です。では、家族を傷つける「クールな口ぐせ」にはどんなものがあるのか、次のページで考えてみたいと思います。

..大切な人を傷つけてしまう、4パターンの口ぐせ

家族などの近しい間柄の人に、思わず発して傷つけてしまう「クールな口ぐせ」の代表的なものには、次の4パターンがあると思います。

1. 否定ぐせ
よく聞きもしないうちから相手の意見ややりたいことなどに、否定的な発言をする。
例:「やめておけ」「意味がない」「そんなの無駄」「くだらない」

2. 決めつけぐせ
根拠はないのに、一方的に決めつける発言をする。
例:「お前には無理だよ」「それをやっても仕方がない」「できるはずがない」

3. 中断ぐせ
最後までしっかり聞かずに、途中で会話を一方的にやめてしまう。
例:「あ、そう」「だからどうしたの?」「なにそれ?」

4. 要求ぐせ
自分にとっては常識、当たり前だと思っていることを相手がしないと非難する。
例:「なんでやらないの?」「そんなの常識でしょう」

近しい間柄こそ、こうした「クールな口ぐせ」を遠慮なくかけてしまうもの。しかし、言われた側は一方的に否定されたり、軽視されているように受け止めてしまいます。結果的に、相手が大切にしていた家族への思いや、愛情や信頼、期待が薄れていってしまうのではないでしょうか。



会話復活の方法は? 家族再生のチャンスはいくらでも訪れる

いったん家族の心の溝が深くなると、なかなか素直な気持ちでは向き合えなくなってしまうものです。

しかし、そこは一緒に人生を歩む者同士。ひょんなことからまたじっくり話し合う機会を持てたり、悩む時間を共有したり、笑顔や涙を交し合ったりする場面も訪れるはず。

そのきっかけは、冠婚葬祭、進学、就職、引越しなどのライフイベントかもしれません。ペットや新しい友人との出会いかもしれません。もっと身近な生活上のイベントかもしれません。いずれにしても、一緒に歩んでいれば家族再生のチャンスはたくさん訪れるはず。要はそのチャンスを大切にし、チャンスを生かせるかどうかなのです。


家族再生のチャンスに気をつけたい3つのこと
家族再生のチャンスとなる「じっくり会話をする時間」を持てたら、3つのことに気をつけましょう。

1. 「クールな口ぐせ」を絶対に発しないと心に決める
言ってから、「あれは照れ隠しだった」なんて、もっともらしい言い訳をしても効果はありません。自分が言われて傷つく言葉は、やはり家族も傷つくのです。

2. 相手の言うことを最後までしっかり聞く
相手の話の内容にすぐに反応せず、「話したい」という気持ちを受け止めましょう。具体的には、相手の言うことを最後までしっかり聞くこと。自分の意見は、話し手が自分の話を言い終わった後に伝えればいいことです。「しっかり聞いてもらえた」という思いが重なれば、信頼の気持ちはまた生まれてきます。

3. 傷ついた気持ちはその場で伝える
相手から「クールな口ぐせ」を言われて傷ついたときは、「ひどい」「傷ついた」という気持ちをその場で伝えることも大切。口ぐせは無意識的に口についてしまうため、相手は無自覚なことが多いのです。思っている感情は、きちんと口に出して言わなければ、伝わりません。

これらの3つのポイントを押さえた会話は、冷えた家族関係を温めるきっかけになるはず。ぜひ試してみていただければと思います。
http://allabout.co.jp/r_health/gc/380615/

ダメ妻をつくる夫の言動・ワースト3

2011年06月02日 18時05分03秒 | Weblog
 結婚当時はあんなにかわいく、かいがいしかった妻は、結婚後になぜ変わってしまうのだろうか。自ら「ダメになった」と認める妻たちに調査すると、「私がダメ妻になったのは、夫にも責任がある!」という声が続々と上がってきたのである。

 彼女たちの言い分を基に、「ダメ妻をつくる夫の言動」を3つのパターンに分けてみた。


1.妻へのダメ出し

出産後、妻がいかに太ったかをネタにして笑ったり、家事や育児の至らなさを指摘するなど。

「夫にダメ出しされると、反発心から余計に手を抜いてやろうと思う」(38歳・専業主婦)

との声に代表されるように、単なるダメ出しは相手の気をそぐだけで、逆効果に終わる場合が多い。

「腹が立つのは、こっちが努力して、問題なく回っていることに対しては何も言わないくせに、何か目についたことだけ指摘してあげつらうこと」(33歳・パート)

「洗濯物の干し方に異様に細かい。『ブラは2点干しだろ!』と怒られた」(33歳・共働き)

妻に事細かくダメ出ししたくなるのは、コントロール願望の表れではないか? ダメ出しして、相手を降参させる“プチ勝利”を得たいのではないか? 社会でままならない欲求を妻にぶつけていないか? 思い当たる人は、自省してみてほしい。


2. 無関心

ダメ出しがマイナスの関心だとしたら、こちらは関心すらないというパターン。

「髪を切っても気づかないし、メイクを変えてもこっちの顔すら見ていない」(34歳・共働き)からお洒落をする気が失せ、妻は徐々にダメ化していくのである。髪はぼさぼさ、常にスッピン、巨大化……etc.

ダメ妻になってほしくないなら、せめて変化には対応するよう心掛けてはどうか。その際、下手に「髪切った?」などと言って、切ってなかった場合は余計に怒りを買うので、「なんか今日、いつもと違うね」あたりで留めて反応を見るのがよいだろう。いきなり褒めそやすのは白々しくなりかねないので、オススメしない。

妻が料理に手を抜き出すのも、夫の無関心が一因かもしれない。

「新婚当初は手の込んだ料理を作っていたけど、日に日に『美味しい』の一言がなくなった。張り合いがないので、3日に1度はスーパーで買ったお惣菜を出している」(28歳・専業主婦)

ここまで冷え込んでしまったら、回復は難しい。前述のようにダメ出しは逆効果なので、まずは惣菜や手抜き料理については文句を言わず、多少手の込んだ料理がでてきたときに「おいしい」と言うように心がけてみてはどうだろう。


3.食わせてやっているという態度

夫の側は無意識かもしれないが、妻たちに言わせると、夫婦喧嘩の際に“食わせてやっている”という態度を醸し出す夫は多いようだ。特に、妻が専業主婦の場合、ダメージは大きい。

「喧嘩の度に『誰のおかげで食っていけると思っているんだ』と夫に言われ続け、今は夫のことが“口うるさいATM”にしか見えなくなっている」(38歳・専業主婦)

理屈としては一理あるだけに、これを言われたら妻の恨みは熟成されていく。家事・育児は金銭的に評価されにくいが、夫の労働は、給料というはっきりとした金額で価値が示される。ゆえに言い返せない悔しさが募っていくのだ。夫婦関係は損得勘定の元に営まれるようになり、自然と妻の「夫に尽くしてあげたい」という気持ちはそがれるだろう。


以上、3つの言動に心当たりはないだろうか?

妻のダメ化を感じたら、夫に対する不満の表れではないかと思ってみる――そんな思いやりこそが、妻がダメになるのを防ぐのではないだろうか。
http://nikkan-spa.jp/6019