イギリスのウォリック大学とスターリング大学の研究によると、昨年のみで、550万人ものイギリス人が抗うつ剤を飲んでいるとのこと。うつの引き金となる要因は研究が進むにつれ、どんどん明らかになってきています。しかし、抗うつ剤に頼る前に、それ以外の対処法も知っておきたいところ。
そこで、イギリスのニュースサイトMail Onlineから日常生活の中で『プチうつ』の原因となりうるものを13個ご紹介します。
■1. 暑い気候
暑さと長い日照時間は、夏型の季節性情動障害(SAD)を引き起こします。イギリスでは、人口1%にあたる60万人が夏型SADと言われています。暑さとホルモンバランスの崩れの関係や、暑さとストレス耐性の関係など、そのメカニズムには諸説ありますが、夏型SADの主な症状は『食欲低下、不眠』(オレゴン保健科学大学のアルフレッド・レウィ医師)で、食欲・睡眠が増加する冬型SAD(冬季うつ)とは反対の症状だそうです。
■2. 避妊用ピル
オーストラリアのモナッシュ大学の研究によると、ピルを飲んでいる女性がうつになる率は、飲んでいない女性の2倍とのことです。ピルは月経前緊張に効果がある一方、気分変調を引き起こすこともあるとか。
■3. ドーナツ
「気分転換に、甘くてこってりしたおやつがほしくなりますよね。でも甘いものは前より気分を辛くしてしまうのです」と全英栄養士会のヘレン・ボンド氏。炭水化物で急激に上昇した血糖値は下がるのも急激で、感情の上下に関係するドーパミンの量に影響を与えます。
全粒粉パンのようにゆっくりとエネルギーになるものがベストですが、ヘレン氏いわく「どうしても甘いものがほしくなったら、カカオ85%のダークチョコレートがオススメです」とのこと。ドーナッツよりもダークチョコレートを食べるようにしたいですね。
■4.明るすぎる街灯
オハイオ州立大学の研究によると、寝室に入りこむ明るすぎる街灯、常夜灯やテレビ画面の光でさえ、脳に悪影響を与えるとのことです。夜間の一定時間以上暗めの照明で照らし続けると、うつと関係のある海馬という脳の部位に影響が出て、食欲低下などの症状が出ることがハムスターを使った動物実験から判明しています。
■5. コーヒー&紅茶
「睡眠障害からうつ状態になっているのに、コーヒーや紅茶を飲み続ける人の多いのには本当に驚きます」と言うのはカピオ・ナイチンゲール病院医学理事のウィリアム・シャナハン医師。また「午後4時以降は、絶対にカフェインを摂らないこと。ディナー後の1杯のエスプレッソが、夜の眠りを台無しにしうるのですから」とのこと。
■6. 降圧剤
「原因はまだ明確ではないのですが、高血圧向けβ遮断薬やにきび治療薬のラキュテインが、うつの原因となる人がいます」とサウスロンドン&モーズリー・ナショナル・ヘルス・サービス財団の薬理学・病理学部長のデイビット・タイラー教授。処方の際には、医師の説明によく注意してください。
■7. タバコ
喫煙によって、深刻なうつのリスクが93%高まるとメルボルン大学の研究で判明しました。「ニコチンにはリラックス感を与える働きがありますが、そのリラックスは長続きしないのです」とメンタルヘルス財団のエヴァ・サイラローヴァ主任研究員は言います。
タバコは脳の『幸せ物質』ドーパミンを一時的に増加させますが、その結果脳がドーパミン生成を止めてしまい、長期的には供給の低下を招いてしまうのです。
http://www.biranger.jp/archives/16188
■8. 甲状腺機能亢進
よくある落ちこみの原因に、甲状腺機能亢進が挙げられます。通常は年配の人に多いのですが、ロイヤル・フリー・ホスピタルの内分泌学コンサルタント、マーク・ヴァンダパンプ医師は、「ホルモン生成が増加しすぎると、怒りっぽくなってきます」簡単なと言っています。簡単な血液検査で判別できるそうなので、思い当たる人は病院で相談を!
■9. インターネットのしすぎ
昨年の1,000人の10代を対象にした中国の調査によると、インターネットを過度に使う人は、2.5倍うつになりやすいという結果が出ました。カピオ・ナイチンゲール病院テクノロジー中毒専門家のリチャード・グラハム医師は「私達の生活はテクノロジーに侵食されており、脳は疲れきっているのです」と訴えます。「仕事以外の理由で、1日2時間以上インターネットを使っているとしたら危険信号です」と語っています。
■10. ベジタリアン
魚油に含まれる不飽和脂肪酸の不足が、うつを引き起こす可能性があるとメンタルヘルス財団のエヴァ・サイラローヴァ主任研究員は言います。妊娠中に魚油を摂取した妊婦の産後うつが少ないという、今年初めの米国での研究もあり、更に、「重要な栄養素を必要量摂取することに、ベジタリアンは苦闘しているのではないか」と警鐘を鳴らしています。
■11. 先延ばしにする習慣
落ちこんでいる時は、ものごとを先延ばしにしがちですが、タイムマネジメントがうまくいかないことが、うつ気分を引き起こすきっかけになりうると臨床心理学者のフンケ・バフォー博士は指摘します。また、「一日の終わりまで先延ばしにして放っておくと、すべてが手に負えないような気分にとらわれてしまうのです」とのこと。心当たりのある方、気を付けましょう!
■12. アトキンス式低炭水化物ダイエット
炭水化物は、脳内のセロトニンを増やす働きがあります。セロトニンは、満足感を起こしたり心のバランスを整える作用のある伝達物質なので、低炭水化物ダイエットをしていると、心のバランスが取りにくく感情の起伏に影響されやすくなると、マサチューセッツ工科大学の研究で伝えられています。
■13. 美容整形
手術後1~2年の間に、うつを起こす場合があるとロイヤル・フリー・ホスピタルのマーク・ヴァンダパンプ医師は指摘しています。また整形した女性の自殺率は、整形していない女性の3倍にのぼると『現代精神医学ジャーナル』で報じています。今の自分を大事にしたいですね。
http://www.biranger.jp/archives/16199
そこで、イギリスのニュースサイトMail Onlineから日常生活の中で『プチうつ』の原因となりうるものを13個ご紹介します。
■1. 暑い気候
暑さと長い日照時間は、夏型の季節性情動障害(SAD)を引き起こします。イギリスでは、人口1%にあたる60万人が夏型SADと言われています。暑さとホルモンバランスの崩れの関係や、暑さとストレス耐性の関係など、そのメカニズムには諸説ありますが、夏型SADの主な症状は『食欲低下、不眠』(オレゴン保健科学大学のアルフレッド・レウィ医師)で、食欲・睡眠が増加する冬型SAD(冬季うつ)とは反対の症状だそうです。
■2. 避妊用ピル
オーストラリアのモナッシュ大学の研究によると、ピルを飲んでいる女性がうつになる率は、飲んでいない女性の2倍とのことです。ピルは月経前緊張に効果がある一方、気分変調を引き起こすこともあるとか。
■3. ドーナツ
「気分転換に、甘くてこってりしたおやつがほしくなりますよね。でも甘いものは前より気分を辛くしてしまうのです」と全英栄養士会のヘレン・ボンド氏。炭水化物で急激に上昇した血糖値は下がるのも急激で、感情の上下に関係するドーパミンの量に影響を与えます。
全粒粉パンのようにゆっくりとエネルギーになるものがベストですが、ヘレン氏いわく「どうしても甘いものがほしくなったら、カカオ85%のダークチョコレートがオススメです」とのこと。ドーナッツよりもダークチョコレートを食べるようにしたいですね。
■4.明るすぎる街灯
オハイオ州立大学の研究によると、寝室に入りこむ明るすぎる街灯、常夜灯やテレビ画面の光でさえ、脳に悪影響を与えるとのことです。夜間の一定時間以上暗めの照明で照らし続けると、うつと関係のある海馬という脳の部位に影響が出て、食欲低下などの症状が出ることがハムスターを使った動物実験から判明しています。
■5. コーヒー&紅茶
「睡眠障害からうつ状態になっているのに、コーヒーや紅茶を飲み続ける人の多いのには本当に驚きます」と言うのはカピオ・ナイチンゲール病院医学理事のウィリアム・シャナハン医師。また「午後4時以降は、絶対にカフェインを摂らないこと。ディナー後の1杯のエスプレッソが、夜の眠りを台無しにしうるのですから」とのこと。
■6. 降圧剤
「原因はまだ明確ではないのですが、高血圧向けβ遮断薬やにきび治療薬のラキュテインが、うつの原因となる人がいます」とサウスロンドン&モーズリー・ナショナル・ヘルス・サービス財団の薬理学・病理学部長のデイビット・タイラー教授。処方の際には、医師の説明によく注意してください。
■7. タバコ
喫煙によって、深刻なうつのリスクが93%高まるとメルボルン大学の研究で判明しました。「ニコチンにはリラックス感を与える働きがありますが、そのリラックスは長続きしないのです」とメンタルヘルス財団のエヴァ・サイラローヴァ主任研究員は言います。
タバコは脳の『幸せ物質』ドーパミンを一時的に増加させますが、その結果脳がドーパミン生成を止めてしまい、長期的には供給の低下を招いてしまうのです。
http://www.biranger.jp/archives/16188
■8. 甲状腺機能亢進
よくある落ちこみの原因に、甲状腺機能亢進が挙げられます。通常は年配の人に多いのですが、ロイヤル・フリー・ホスピタルの内分泌学コンサルタント、マーク・ヴァンダパンプ医師は、「ホルモン生成が増加しすぎると、怒りっぽくなってきます」簡単なと言っています。簡単な血液検査で判別できるそうなので、思い当たる人は病院で相談を!
■9. インターネットのしすぎ
昨年の1,000人の10代を対象にした中国の調査によると、インターネットを過度に使う人は、2.5倍うつになりやすいという結果が出ました。カピオ・ナイチンゲール病院テクノロジー中毒専門家のリチャード・グラハム医師は「私達の生活はテクノロジーに侵食されており、脳は疲れきっているのです」と訴えます。「仕事以外の理由で、1日2時間以上インターネットを使っているとしたら危険信号です」と語っています。
■10. ベジタリアン
魚油に含まれる不飽和脂肪酸の不足が、うつを引き起こす可能性があるとメンタルヘルス財団のエヴァ・サイラローヴァ主任研究員は言います。妊娠中に魚油を摂取した妊婦の産後うつが少ないという、今年初めの米国での研究もあり、更に、「重要な栄養素を必要量摂取することに、ベジタリアンは苦闘しているのではないか」と警鐘を鳴らしています。
■11. 先延ばしにする習慣
落ちこんでいる時は、ものごとを先延ばしにしがちですが、タイムマネジメントがうまくいかないことが、うつ気分を引き起こすきっかけになりうると臨床心理学者のフンケ・バフォー博士は指摘します。また、「一日の終わりまで先延ばしにして放っておくと、すべてが手に負えないような気分にとらわれてしまうのです」とのこと。心当たりのある方、気を付けましょう!
■12. アトキンス式低炭水化物ダイエット
炭水化物は、脳内のセロトニンを増やす働きがあります。セロトニンは、満足感を起こしたり心のバランスを整える作用のある伝達物質なので、低炭水化物ダイエットをしていると、心のバランスが取りにくく感情の起伏に影響されやすくなると、マサチューセッツ工科大学の研究で伝えられています。
■13. 美容整形
手術後1~2年の間に、うつを起こす場合があるとロイヤル・フリー・ホスピタルのマーク・ヴァンダパンプ医師は指摘しています。また整形した女性の自殺率は、整形していない女性の3倍にのぼると『現代精神医学ジャーナル』で報じています。今の自分を大事にしたいですね。
http://www.biranger.jp/archives/16199
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