「世界一の多忙男」みのが胸中告白

2007年03月30日 10時28分56秒 | Weblog
 「世界一忙しい司会者」としてギネス世界記録にも認定された、みのもんた(62)が、30日出版の著書「義理と人情 僕はなぜ働くのか」(幻冬舎新書)で人生哲学を明かす。「なぜそんなに働くのか」とバッシングすら受ける中、司会者として不遇の時代や、経営者でもある水道メーター会社についても触れ、思いを披露している。

 今月31日でアナウンサー生活40年。みのは「満40年を第一線で迎えたことが、1つの区切り」と出版の理由について語った。

 TBS「朝ズバッ!」、日本テレビ「おもいッきりテレビ」と平日帯番組2本を抱え、誰もが不思議に思う「なぜこんなに働くのか」という問いには「仕事は選ぶんじゃない。仕事に選んでもらうんだ」としている。

 文化放送から独立後、10年間芸能界での仕事がない時期があり、家業の水道メーター会社の営業マンとして働いた。地方に営業に出た際、テレビで同期の久米宏(62)が活躍する姿を見た。その時に「挫折」を味わったからこそ、今の働きがあるという。

 同書は半生記をつづっただけではなく、水道メーター会社の経営者としてのビジネス書の面もある。資金繰りの苦労、社員との面接なども明かしており「やると引き受けた時“オレは絶対2兎(と)を追う”と決めた。(タレント業との)2兎を大きくすれば、みのもんたの名前は大きくなる」と今後も両立させていく考え。

 座右の銘は「朝がきた。新しい朝だ。自分のための朝だ」。05年1月に死去した父の御法川正男さんが残した言葉で「朝起きたら“ああ良く寝た”と暗示にかける。これでスッキリ目が覚める」とも。

 毎朝、午前3時に起床。売れっ子ならではの苦労もあるが「読んでくれた人が100人中1人でも分かってくれたら。最後の最後まで第一線で頑張るよ」と“生涯現役宣言”で笑い飛ばしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000020-spn-ent