塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

バーゼル、リバプールとレアルを相手にどこまで戦えるか

2014-08-30 00:31:15 | 日記
 バーゼルはレアル・マドリード、リバプールというふたつの伝統あるクラブと対戦します。

 レアルにはモナコからレンタルで加入するラダメル・ファルカオとカリム・ベンゼマ、リバプールには再度プレミアでプレイするマリオ・バロテッリがいますね。

 両クラブの中盤の質はチャンピオンズ・リーグ出場クラブの中でも極めて強いと言えますが、レアルはシャビ・アロンソとディ・マリア移籍後の連携に、まだ時間を割く必要があるでしょう。

 リバプールもラヒーム・スターリング、ダニエル・スターリッジというイングランド代表が健在です。

 バーゼル守備陣からすれば、スイス・リーグでは味わえない

 「守備のレッスン」

 と言えるかもしれません。

 日本人としては柿谷に要注意と言う報道が成されている点は有難いと思う反面、同時にこの2強と戦えることを粋に感じて欲しいですね。

 チャンピオンズ・リーグでは、当たり前ですが世界最高峰の選手が集まる上に、中南米、オセアニア、アフリカと多様な国籍の選手と戦えます。

 チャンピオンズ・リーグで何度も戦っている内田が、ワールドカップ・ブラジル大会で高評価だったのは、アフリカ、欧州の選手に対して免疫があったことと、怪我で休む事が出来たことが幸いしたと思います。

 つまり、チャンピオンズ・リーグで戦う事で

 1・未知の体験を少なくしてゆく
 2・多様な気候・風土を味わえる機会が増える
 3・通常のリーグ戦よりも増す重み

 という3点を消化できます。

 柿谷は「助っ人」ですから、膨大な収入が可能なチャンピオンズ・リーグで、戦えない姿を見せてしまったら完全に先般となります。

 それはセレッソでは味わえないきつい体験ですが、彼は今、このきつさを渇望しているようにも見えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロは最適なポジションで戦ってこそ誇りが持てる

2014-08-30 00:21:16 | 日記
 僕は度々、手薄な部署の仕事を手伝う時があります。

 昨日も1時間、違う部署のレジ打ちをしましたが、やはり商品知識、入荷状況は乏しいですから、その部署の従業員に応対してもらいましたが。

 人間だれでも

 「本業でミスを指摘されるならば致し方ない」
 「しかし、別の部署をその部署の事情で手伝うはめになったのに、仮にミスをして責められるのは腹が立つ」

 と思います。

 僕も幾度となく、この歯切れの悪さを体感してきました。

 サッカーも同様で、自分本来のポジションではなく、監督が「適性であろう」という解釈の下でポジションをずらした馬場、両者の間に嫌悪感が流れるのは当然の出来事です。

 ミランならウエア、バルサならリバウド。

 本来ならばセンター・フォワード、もしくは2トップの一角でこそ持ち味を発揮する選手を、ザッケローニ、ファンハールはそれぞれ3-4-3の左翼で起用し、常に衝突していました。

 ミランが98-99シーズンスクデットを獲得した際、この3-4-3をボバンとウエア、そしてビアオフでトライアングルを形成する3-4-1-2に布陣変更したのは、やはり選手の特性と言う点で印象に残っています。

 プロは当たり前ですが

 「自分が最も輝く場所でプレイするからこそ、高い報酬を得る」

 事ができます。

 与えられた場所で奮闘するのも良いでしょうが、ある意味それは時間の無駄とも言えるでしょう。

 守備陣でも、例えば3バックでストッパーを務める人間が、中央でライン・コントロールを任せられて慌てる場面がありますが、それは適切なマネージメントとは言えません。

 当時のミラン、バルサは資金がありましたから、左翼に最適な選手を補強出来る事も出来たはずなのですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイエルン、シャビ。アロンソを獲得へ

2014-08-29 00:35:35 | 日記
 シャビ・アロンソがレアルからバイエルンに移籍します。

 過去レアルは「貴公子」と讃えられ、2度の欧州王者獲得の原動力になったフェルナンド・レドンドを、やはり彼が30を超えてからミランに譲渡し、良い取引をしたと囁いたことがあります。

 実際、ミランにおけるレドンドの影響は故障もあって皆無でしたから、レアル首脳陣の眼があながち間違ってはいないという形にはなりましたが。

 僕が興味深いのは

 「モウリーニョ政権の根幹であったシャビ・アロンソが、グアルディオラの下でどのような技術を会得するか」

 と言う点にあります。

 モウリーニョは中盤でボールを奪った際に、手数を掛けることを嫌いすぐに両翼にボールを散らし、イグアインかベンゼマにクロスを供給するように指示しました。

 一方のグアルディオラは

 「マイボールをが、大切に、丁寧につなぎましょう」

 という考えで、バルサの強化に取り組みました。

 スペイン代表も「ティキ・タカ」と呼ばれる、バルセロナと同じくマイボールを大切んしながら敵陣に侵入するサッカーを志望していましたが、代表とクラブは別物ですしね。

 レアルでの戦いに慣れ切っていたアロンソが、ブンデスリーガにおける間合いと試合展開の速度、そしてグアルディオラの意図を早い段階で認識できれば、シュバイニーの負荷は大きく減るでしょうね。

 グアルディオラとモウリーニョ

 両名だけでなくベニテスとデル・ボスケという優勝経験を持つ指揮官と戦ってきた彼が、近い将来スペイン代表監督に成る布石があるとすれば、それは今回の移籍劇かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

代表監督の目指す戦いについて

2014-08-29 00:22:44 | 日記
 昨日、ウルグアイ戦とベネズエラ戦に挑む日本代表23名が発表されました。

 この23名は現段階での23名であり、今後も入れ替えが行われるはずですが、僕個人はFC東京のふたり、米本と太田が入ってもおかしくはないと考えていますが。

 日本に限らず、どんな代表監督も任期中は

 「この選手は外せない」

 という選手を見つけ、そこに肉付けをしていきます。

 その一方でその選手が病気や体調不良、カード累積で出場不可の場合も考慮せねばなりませんが、多くの場合、目星を付けた選手と同じ働きを持つ選手を見つける事の方が困難です。

 イタリアは2004年の欧州選手権、トッティの離脱が大きな波紋を呼びましたし、日本も今夏は本田と香川の体調不良が誤算でした。

 同じ働きを持つ選手は、個人にも特徴がありますから完全に重なるわけではないのですが、逆にこの重複が代表に混乱をもたらす場合もあります。

 この例もイタリアで顕著に見られ

 バッジョかデルピエロか
 マッツオーラかリベラか

 と言う形で、メディアとファンが紛糾してきました。

 代表監督は同時起用はあまりに危険性を含むということで躊躇してきましたし、1998年ワールドカップでは、デルピエロの体調が思わしくなく、バッジョが代役としてその任務を果たしたのですが。

 アギーレ監督も当然、軸となる選手を早々と見つけたいはずです。

 その一方で、軸に頼った戦いも、そうでない場合も同様の危険性を抱えていることを忘れてはいけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今僕たちは香川にどんな助言を与えるべきか

2014-08-28 22:33:47 | 日記
 もし貴方がトーマス・クロートならば、顧客である香川にどんな助言を送りますか?

 モイーズにしてもファン・ハールにしても、彼最大の武器である敏捷性、ターンしてからのシュートという形を、スペイン代表のファン・マタに任せようとしています。

 ASローマ時代、中田英寿がファビオ・カペロから

 「トッティの控え」
 「両者を共存させるには中田を一列下げる」

 という提言を受けた事を思い出します。

 実際香川も一列下げた場所を与えられましたし、両者ともにもがいた事は事実です。

 ローマは当時基本布陣を3-4-1-2にしましたが、これはトッティだけでなく右のカフー、左のカンデラの推進力を活かすためでもありました。

 仮に3-3-2-2を用いたとすれば、ダミアーノ・トンマージにかかる負担が大きすぎ、両翼の攻撃力が低下しかねないためだったのでしょう

 ユナイテッドも3-4-1-2ですが、現状香川にはマタを打ち破る事が出来ておらず、移籍が濃厚と囁かれます。

 つまり選択肢は3点あり

 1・ユナイテッドに残留
 2・ユヴェントスに移籍
 3・アトレティコに移籍

 になります。

 空間が無く、フィジカル・コンタクトが強いイタリアよりも、太陽が輝くスペインの方が、彼には良いように感じます。

 トーマス・クロートも香川も、31日まで随分悩むのは確かでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする