塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

地場産業がサッカーを支えている

2013-12-29 00:11:16 | 日記
 カターレ富山はゴールドウイン
 
 京都サンガはワコール

 僕はこの2ブランドはある意味「地場産業」として、地元のサッカークラブを支えていると感じます。

 でも、この試みと心意気は本当に素敵だと思います。

 ゴールドウインは日本が誇る総合スポーツブランドのひとつであり、アウトドア好きならば「へりー・ハンセン」「ザ・ノース
フェイス」の代理店として認知していますね。

 一方ワコールは僕も愛用している「ブロス」「プレミアム・サーモ」のように、日本を代表する肌着ブランドとして有名です。

 僕はワコールのように、スポーツよりも肌着がメインという会社が、ジャージを提供するという試みは、世界でも稀だと思いま
すし、もっと注目されても良いと思います。

 イチローさんがワコールの「CW-X」の愛用者であることは有名ですが、アメリカ本国ではさほど注目されていないように見
えます。

 それはアメリカでは「マクダビット」「アンダーアーマ」のシェアが高く、ナイキも「コンバット」のラインを持つように、日本
以上に

 「コンプレッション肌着」

 の需要と供給が多いからでしょうか。

 でもナイキ、アンダーアーマーはともかく、ヘインズやジョーキーがスポーツジャージをプロの供給するようなものですから、や
はりワコールは凄いと言わざるを得ません。

 スペインでとホマにケルム、イタリアだとエレアとレゲアのように、地道に商品を提供するブランドがあります。

 アディダスと契約前のフェルナンド・モリエンテスがホマの靴を履いていたのは

 「ホマが地元のブランドであり、僕が下手くそなころから支えてくれたから」

 と語っていたのですが、ホマにとってこれほど嬉しいエピソードは無いでしょうね。
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こんにちは、バドゥ。彼の新しい道は京都へ続く

2013-12-29 00:01:14 | 日記
 僕は彼に「お帰り」とはいいません。

 バルディエール・バドゥ・ビエイラ。

 僕がサッカーに関心を持つようになって、初めて握手を交わした指揮官が彼であり、初めてプロの練習を目の当たりにした
のも、彼がパルセイロで指揮を執っていたときです。

 パルセイロは今も昔も、冬季練習を千曲市サッカー場で行うので、しばしば観戦に訪れます。

 僕を交えて数人のファンが、寒さを我慢しながら見学していると、バドゥが近くに来て彼自ら手を差し出してくれたことを、
今でもよく覚えています。

 バドゥのようにイラン、オマーンで代表監督経験を持つ人物が、日本のアマチュア・リーグで指揮を執る事は、お金の問題
ではなく

 「長野という都市、長野エルザ(当時のクラブ名)に敬意を払ってくれたから」

 に違いありません。

 その彼が大木武氏の後任として、京都サンガの指揮官に指名されたということで、僕を含むパルセイロファンは、来季J3
だけでなくよりJ2に注視するでしょう。

 サンガが山雅に勝つ。

 サッカーは「代理戦争」とよく指摘されますが、それは欧州が階級と宗教から一向に逃れる事ができず、だからこそ都市の
間での諍いが絶えなかった為です。

 ですから

 「サンガが山雅に勝つ事は、ある意味パルセイロファンの歓びでもある」

 と捉える見方はあるでしょうね。

 サンガファンの方にお伝えしたいことは、バドゥと奥様のエリカさんの人間性は本当に素晴らしく、きっと来日直後から京都
の散策を始めるに違いありません。

 バドゥから

 「パルセイロと親善試合をしたい」

 という要望があれば、パルセイロファンも喜ぶはずです。

 「こんにちはバドゥ」

 皆がそう言って、彼に敬意を払うことでしょう。
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僕が思う「にっち」の魅力

2013-12-28 23:40:44 | 日記
 もし僕が将来有望なサッカー選手で、数多くのブランドから契約を打診されていると仮定します。

 僕は恐らく「大手」は選ばず、「にっち」に目を向けると思います。

 この場合の「にっち」は大変失礼な話で申し訳ないのですが、ロット、ディアドラ、カッパ、そしてアンダーアーマーの
ように、品質は高いが国内シェアがさほどでは無い、というブランドを指します。

 それは彼らと契約した方が

 「ブランドの顔としての露出と金銭面の旨み」

 があるからではありません。

 例えばカッパはアントラーズの小笠原満男のみを広告に起用していますが、小笠原本人は心のどこかで気恥ずかしさを感
じているのではないでしょうか。

 にっち、言い換えればシェアがさほど大きくは無いブランドの魅力は

 「小回りが利く」

 と言う点にあります。

 恐らくミズノ、アシックスと比較した際、ファン・プロモーションに費やす金額はさほどでは無いと感じます。

 つまり、何らかのプロジェクトを立案し、発足させたはよいものの芳しくない空気が漂った際に、その誤りを認めて方向
転換、もしくは新しい立案を検討する。

 そうした

 「自分たちの持つ潔さ」

 が、大きな魅力だと思うのです。

 大手は新しいプロジェクトがまずい方向で進行しても、そのまま突き進んでしまうかもしれませんし、財源が豊富なために
押し切ってしまうかもしれません。

 にっちには潔さがある分、僕は好感が持てるのです。
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2014年、日本代表が国内に与える影響

2013-12-28 00:23:04 | 日記
 日本代表が勝つ事、その意味は何なのか。

 代表がベスト16に入れば御の字だと僕は思いますが、上手くいけば8強進出は可能性があると思います。

 でも僕は本番での勝ち癖はそんな簡単につかないと思いますし、日本代表の成績が、他国のファンと選手、監督から認知され、
Jから移籍の打診があった際に検討してもらえる、そんな形での波及を期待します。

 当然代表が勝てばテレビの視聴率が上がるでしょう。

 アディダス・ジャパンからすればレプリカの売り上げが期待でき、専門店ではマーキングの問い合わせが増え、在庫確保に忙
しくなるかもしれません。

 アウディとダンヒルの好感度はアップするでしょうし、Jとなでしこに関する議論が高まると言えます。

 でも勝てば波及効果は幾つも見受けられますが、仮に敗れた際の

 「手のひら返し」

 も当然覚悟しなくてはいけません。

 特にこれだけ欧州のビッグクラブでプレイする選手を揃えた日本代表は初めてですし、カップ戦とリーグ戦のいずれででも優勝
経験を持つ選手は格段に増えました。

 ですからグループリーグで敗退すれば

 「これだけの海外リーグの選手が多いのに負けたのか」

 と焦点はそこだけにあたってしまい、合宿地の選定と練習内容、親善試合の相手選出から選手選考の過程など、再度顧みる内容
がぼけてしまう危険性があります。

 半年前から脱落を予想していも意味はありません。

 しかし、過去のワールドカップを振り返ると、敗れた後の反省が薄く、試合前の盛り上がり方が以上と言うのが、この国の歩み
だったのは間違いないと思うので。
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半年後に訪れる狂騒についての一考察

2013-12-28 00:14:12 | 日記
後半年もすれば4年に1度、この国で広げられるワイドショー狂騒曲が奏でられます。

 題材は勿論ワールドカップで、現地に記者を派遣するかどうかはともかく、日本代表の最新情報はまさに番組の命綱になる
はずです。

 真摯に対戦相手のスカウティング・レポートを読み、代表監督の選出した23名の体調を顧み、キャンプと親善試合の内容
を吟味するファンにとっては、頭の痛い時間帯かもしれません。

 それはワイドショーがサッカーを

 「金の成る木」
 「視聴率で他局に負けたくない」

 という、サッカーの発展に根差した代物では無い為です。

 バカ騒ぎをしてハイお終い。

 活躍した選手がいれば、両親から祖父母、友人、知人から恩師に至るまで、相手がおののくくらいの勢いで取材をするが、
結果が出ない時の変わり身に速さ。

 ワイドショーはサッカーとワールドカップではなく、単にワールドカップが

 「題材と旬なだけ」

 だから取り上げているわけです。

 ですからJへの波及効果と2015年の2ステージ制への移行など、取り上げるべきことではないと判断するのは間違い
ありません。

 選手の地元が盛り上がった、Jのクラブの懐が潤ったかという意味では後追いがあるでしょうが。

 僕だって嫌悪感が無いわけではありません。

 でも一般に認知される際の痛みや嫌悪感を、古くから支えてきたファン、真剣に代表と向き合っていると感じているファン
は、我慢すべきなのかもしれません。

 「にわか」

 がここで注目することが、波及効果に繋がる可能性は否定できませんし、バカ騒ぎをバカ騒ぎで終わらせない工夫も、こう
した古株の役目、のようにも思えます。
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