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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

指揮官が事実説明を拒否すること

2022-10-16 18:40:14 | 日記
 クラブ、代表問わず指揮官は自らの口で試合の反省(勝利、敗北、引き分け関係なく)、選手起用と交代選手の役割、そして進退問題などを語らねばなりません。

 ペップ・グアルディオラのように独占を好まない代わりに、定例会見を設けて最後の最後まで質問に答える人物もいれば、ジョゼ・モウリーニョがインテル時代、副官であったジュゼッペ・バレージにダ代読させるなどの事例もありますが、基本は指揮官は記者を前にして説明をします。

 日本代表監督でこの不文律を無視した(本人には意図があったのでしょうが)のがフィリップ・トルシエです。

 アシスタント・コーチである山本昌邦に招集選手23名を読まさせるという行為は、当然様々な反発が起きますが、その背景には

 中村俊輔を落としたこと
 秋田豊と中山雅史を招集したこと

 もありました。

 彼は「中村を落とすことは簡単だった」と豪語しますが、3-5-2の5の左という中村俊輔からみてどう見てもって適性ではないポジションを与え続け、最後に召集しない、そしてその説明を目前に控えた記者の前で行わない、ということであれば、不満が持ち上がることが当然なんですがね。

 ちなみに日本サッカー協会がフィリップ・トルシエを代表監督に指名したプロセス、今もよくわかりませんよね。

 ジーコの時もイビチャ・オシムの時も川渕三郎が絡んでいたこと

 「ジーコには聞いたのか」
 「オシム、あっ言っちゃった」

 というこの一文で代表監督就任がほぼ決定(したように見える)わけですが、これではいけません。

 アルベルト・ザッケローニの場合は当時の原博美技術院長が、日本代表に相応しい戦術と人格的にうってつけの人物、と綿密に調査した上での指名であり、ヴァイド・ハリルホジッチも2015年初頭でフリーの代表監督経験者という形でいえば、霜田技術院長はよくやったと思います。

 トルシエは選手発表から逃避したといわれて腹が立ったと思いますが、あのような形で選手が読み上げられることは、やはり不味いでしょうね。
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敗北から立ち直ること

2022-10-16 18:23:09 | 日記
 サンフレッチェ広島は天皇杯を落としたことで、2022シーズンのカップ戦2冠はなくなりました。

 これでセレッソ大阪と対戦するヤマザキ・ルヴァンカップを是が非でも勝ち取りたいと思うのが人情ですが、無冠の可能性もあります。

 ただ・この2冠を目標にしたが結果「無冠」という事例が、クラブを一気の飛躍させた事例もあるんですよ。

 それはリバプールです。

 首脳陣がユルゲン・クロップというブンデスリーガ優勝監督を招いた事で、コップたちの歓喜はなく初します。

 クロップ就任は2015-16シーズンでsすが、実はこの年彼らはUEFAヨーロッパ・リーグとFAカップの結晶に進んでおり、クロップ就任初年度からカップ戦2冠の可能性もあったのですが、結果は無冠でした。

 しかしこの2度の痛い敗戦はクロップに

 本当に必要な選手とそうでない選手の見極め
 補強費用をどのように使うべきか

 という問題を与え、彼はそれを実行します。

 そしてサティオ・マネ。ロベルト・フィルミーノとモハメド・サラーで構成される攻撃陣、そしてサザンプトンからオランダ代表のファン・ダイクを獲得し、クラブの力量が一気の向上します。

 2017年 UEFAチャンピオンズ・リーグ準優用
 2019年 UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝
 2020年 FAプレミアシップ優勝
 2022年 ガラバオ杯 FA杯優勝

 というように、マンチェスター・シティと国内で壮絶なつばぜり合いをし、同時にこの5年でチャンピオンズ・リーグの結晶に3度、出場しています。

 2022年優勝したレアル・マドリードの方が得点の機会は少なかったわけですが、そのワンチャンスで仕留められてしまう形となりましたが、それでも最後まで4冠を目指すことができたのは、ある意味でクロップ体制の集大成だったようにも思います。

 その反動が今季なのでしょうが、広島の場合もこの天皇杯の敗北が、選手たちの意識を劇的に変化せる可能性、あると思うますよ。
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当てにできないチャンピオンズ・リーグの勝利ボーナス

2022-10-16 18:11:39 | 日記
 リーズ・ユナイテッドは1991-92シーズン、イングランド・リーグ最後の優勝クラブであり、翌年プレミア・リーグが発足してからも一定の地位を保っていました。

 特に1990年代後半から2000年代初頭までは

 ハリー・キューウエル オーストラリア代表
 リオ・ファーディナント イングランド代表
 指揮官デイビッド・オレアリー

 と選手、ベンチともに選手層が厚く、UEFAチャンピオンズ・リーグ出場は望外の喜びではありませんでした。

 しかしリーズ・ユナイテッドの首脳陣は金銭面で欲が出てしまい、補強予算をチャンピオンズ・リーグ勝利ボーナスで賄う形を目指すも、出場権を得られず結局財務が破綻してしまいます。

 リオ・ファーディナントは2007-08シーズン、移籍するマンチェスター・ユナイテッドで欧州王者となりますが、実はリーズ、あのエリック・カントナもユナイテッドの譲渡しており、カントナ自身は1991-92シーズンをリーズで、92-93シーズンをユナイテッドと2季連続でリーグ優勝を経験したんですよ。

 実は今季のFCバルセロナもリーズと同様と言います。

 つまり選手補強の幾分かは、ナイキやスポーティファイというクラブスポンサーからの出資、入場料金やジャージ売上などの純利益からではなく、チャンピオンズ・リーグでk露絵だけ勝利し、ぼーなすはこれだけ得られるに違いないという憶測、嫌な言い方をすれば「どんぶり勘定」と聞きました。

 レアル・マドリードとのエル・クラシコで仮に敗北すれば、チャビ・エルナンデスというクラブの英雄も、解雇される危険性があるとしています。

 彼は現役時代のマイボール重視ではなく、ポーランド代表のレバンドフスキに合わせる、ある意味個人依存に頼っていると指摘され、むしろファンの方ががっかりしているかもしれません。

 レアル・マドリードもカゼミーロの移籍などもありましたが、こちらの方がまだ視界良好の様子です。
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