goo blog サービス終了のお知らせ 

塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける殺人的日程

2021-07-28 22:27:53 | 日記
 スペイン五輪代表として来日しているバルセロナのぺドリ。

 長丁場のリーグ戦を戦い、まずは欧州選手権への選出、続いて東京への移動ですから、周囲がぺドリの体調や精神面を不安に思うのは当然と言えます。

 人間、むしろ疲労が蓄積している方が、眠ることができずに寝がえりだけを打つことあると思いますが、彼は慣れないアジアの地で充分な休息は得られているでしょうか。

 そのペドリよりも、更に苛烈な強行日程に悩まされた選手が過去にいます。

 イタリア代表として日本でも多くのファンを持つ、アレサンドロ・デルピエロです。

 彼はユヴェントスが9季ぶりにスクデットを獲得した1995年に台頭しますが、欲96年になると思いもよらない日程が、デルピエロを待ち受けていました。

 ユヴェントスの選手としてリーグを戦うことは当然ですね。

 一方でイングランドがホストとなり開催された欧州選手権96,そしてアトランタ五輪というふたつのビッグトーナメント、ここまではペドリと変わりません。

 しかし、決定的に異なるのはイタリアでは徴兵があり、デルピエロが素晴らしい選手であっても対象外にはなりませんでした。

 何とその軍隊でも

 「軍隊版ワールドカップ」

 があるらしく、当然の帰結かもしれませんが招集されたことです。

 若いから大丈夫、というのは勝手な周囲の意見であり、やる本人からすれば移動時間も含めて「殺人的」な日程で日々を過ごす形になりました。

 彼は1998年ワールドカップ、あのロベルト・バッジョとプレイ時間を分け合う一方で、突出したプレイを疲労できず大きな批判にさらされました。

 若きデルピエロからすれば不当な批判だったでしょうし、この96年の疲労が彼の知らない中で身体に蓄積していたのではなかろうかと思います。

 途中交代、ベンチスタートがあったとしても、指揮官は「招集外」という決断で選手に休暇を与えるくらいにゆとりが、本来は必要ではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本五輪代表、富安が復帰する

2021-07-28 20:47:39 | 日記
 日本五輪代表は富安が復帰し、主将の吉田とセンターバックを形成します。

 イングランド・プレミアリーグのスパーズが、富安を獲得希望という話が以前から移籍市場を賑わせていますが、五輪の舞台は富安にとって試験を受けるような形でしょうか。

 良いプレイをすれば、ボローニャが手放してもよいくらいの高額の会場金が得られる
 そうでなければボローニャに残留
 
 ただ、ボローニャからすればお金は欲しいわけですが、富安はフルバックとセンターバックで随時、素晴らしい働きが見込めます。

 ボローニャにとって残留は

 インテルやミランにおける、スクデットと同じである
 従って戦力補強に怠りは許されない

 形ですよね。

 ですから富安が売却できない方が、案外メリットは多いといえますし、いくら高額の解除金で新しい選手を迎え入れても、素晴らしい活躍を通年で維持で来るとは限りませんからね。

 逆に言いますと、そのスパーズで随時高いパフォーマンスを見せる、韓国代表のソン・フンミンが、アジアサッカーの第一人者であり、今回の五輪に召集されなかったことが不思議なくらいです。

 日本では過去、長友佑都が契約するナイキのコマーシャルに起用されるなど、守備の選手でも実力が伴えば、露出も当然大きくなります。

 富安も代表の先輩である長友と同様に、ナイキを愛用していますが、ナイキ・ジャパンは案外彼を広告塔に起用するかもしれませんよ。

 攻撃の選手だけがサッカーではありませんし、守備に秀でた選手を支援、広告に起用することはナイキに限らず大きなメリットになると思います。

 吉田麻也がミズノと契約していることは有名ですが、それ以前はアディダスでしたね。

 アディダスは代表主将が履くランバード・ラインをどう見ているでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本五輪代表、いよいよフランス五輪代表と対戦へ

2021-07-28 20:24:38 | 日記
 日本五輪代表は首位通過を果たすと、8強ではニュージーランド五輪代表と対戦します。

 イビチャ・オシムが2010年ワールドカップにおける日本代表を振り返る際

 「日本には勇気がなかった」
 「パラグアイ代表は16強の中で、最も対戦しやすかったはずだ」

 と残念そうに振り返りました。

 ニュージーランド五輪代表を見くびるわけではありませんが、組み合わせとしてはある意味最適ではないでしょうか。

 女子五輪代表のように、難敵であるスウエーデン五輪代表の方が難易度が高い
 ましてや前回王者、ブラジル五輪代表でもない

 事を考えれば、フランス戦は勢いという面も含めて是非勝ち点3を得てほしいですね。

 ソフトボール代表が、2008年の北京五輪に続いて金メダルを獲得したことで、昨日は大いに盛り上がりました。

 ご存じのようにIOCは

 1・スケートボードのような若い世代に人気のある競技を認定
 2.逆に野球やソフトボールのような、普及地域に偏りのある競技は無効としてゆく

 というドライな決定で種目を認定しています。

 サッカーは金メダルが最高であることに変わりはありませんが、日本のように熱意をもって挑む国、ドイツやフランスのように嫌味な言い方をすれば、「行っておいで」くらいの軽い気持ちで来る国もあります。

 ですから選手たちは

 サッカーが常に五輪競技として認知されている点
 そして除外されるリスクは、まず無いという点

 この2点について大きな認識を示してほしいものです。

 野球は大リーグはペナントを重視して実力のある大リーガーがこないように、米国には米国、欧州には欧州、日本には日本の視点があります。

 しかし、胡坐をかくような大きな態度は少なくとも取るべきではない、というのが僕の考えになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする