塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

シューズ契約は本当にお得なのか

2018-09-21 01:49:47 | 日記
 コンバースは1980年代のNBAにおける影響力は甚大でした。

 それはマジック・ジョンソンとラリー・バード、そしてジュリアス・アーヴィングという真の名手3名と契約しており、その他大勢の選手たちも愛用していたためです。

 しかし、リーボックとナイキが台頭すると、コンバースの影響力に陰りが見られます。

 ラリー・バードとマジック・ジョンソンに代わる広告塔として指名したのが二人のジョンソン、ラリーとケヴィンだったのですが、プロモーションで効果が見込めたのはわずかな期間でした。

 ラリー・ジョンソンが椎間板ヘルニアなど、故障を抱えることが多くなり、周囲が求めたアグレッシブな動きが出来なくなったためです。

 彼もつらかったでしょうね。

 チームに体調不調で迷惑をかけ、同時にコンバースは自分専用の靴を支給している以上、欠場するばするほどシューズのお披露目が制限されるためです。

 ラリー・ジョンソンは晩年、コンバースからフィラに契約先を変更しますが、内心ほっとしたのではないでしょうか。

 サッカースパイクも大手とそれ以外の契約選手の差は大きいものです。

 ナイキのような大手では多くの選手がワン・オブ・ゼム
 大手以外では主役になれるが、両肩にのしかかるプロモーションの重さ

 を比較するのは、どこか世知辛いですね。

 ですからレオ・メッシのようにアディダスの頂点にたち、超人的な活躍をし続ける選手はまさに尋常ではないわけです。

 頂点に立つ選手が欠場せず、常にシューズをアピールしてくれることをブランド側は期待するでしょうが、体力の消耗とすり減る精神を考慮すれば、メッシ、ロナウドは逞しいという言葉が陳腐に思えますよね。
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ユヴェントスが今季にかける意気込み

2018-09-21 01:27:32 | 日記
 レイクマガジン第23号の表紙はジャンニ・アニエリであり、特集は

 「イタリアの世界遺産」
 
 ということで、衣類、車、ヨットなど様々な職人芸が堪能できます。

 かつてカテナチオと異名をとったイタリア代表の守備能力、ロベルト・バッジョ、ジャンニ・リベラ、そしてサンドロ・マッツオーラやジュゼッペ・ジャンニーニなど、歴代の背番号10もカルチョの世界遺産に相応しいと言えます。

 それはディノ・ゾフ、ジャンルイジ・ブフォン、ガエタノ・シレアやフランコ・バレージなど、守備の名手も同様でしょうが。

 アニエリはユヴェントスのオーナーで、プラティニを愛でた事でも知られています。

 しかし、イタリアの盟主として君臨し続けるユヴェントスも

 1・1990年代前半、ミランのゾーンプレスに太刀打ちできず
 2・2006年のカルチョポリの痛手

 は相当きつかったはずです。

 アニエリは2003年に死去しているため、カルチョポリによるB降格と、その後の低迷期を確認していませんが、もし存命ならばさぞかし落胆したでしょう。

 またミランがサッキとカペロの指揮下において、我が世の春を謳歌しチャンピオンズ・カップを勝ち取る姿に、嫉妬したでしょうね。

 ユヴェントスは驚くほどチャンピオンズ・リーグに縁がなく、ロナウドを獲得したのも欧州全土に

 「ユヴェントスこそが欧州王者に相応しい」
 「我々と対戦するクラブを全て蹴散らす」

 という決意表明と言えます。

 僕はまだパリ・サンジェルマンに優勝の力が備わっているとは感じません。

 しかしブフォンが今季欧州王者に輝いたとすれば、それは何とも皮肉な話でしょう。

 ユーヴェ在籍時、あれほど勝ち取れなかった優勝を、移籍一年目で得たとすれば、彼の気持ちも素直ではないでしょうから。
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