神様がいるなら、どうして地獄なんかあるの。全知全能なんだから、地獄なんてなくしてしまえばいいんじゃないの。天国だけにしちゃえば、あの世で苦しむ人もなくなるじゃないの? なーんて考えたりしたこと、ありませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『永遠の法』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
地上の人びとにしっかりと知っておいてもらわなければいけないのは、「地獄は天国と二分されるものではない」ということです。これだけは、はっきりと言っておかねばなりません。
地獄というところは、地上世界を三次元とするならば、四次元以降の世界、九次元、十次元、あるいは、それ以上の高次元もふくむ世界のなかの、ほんの一部なのです。すなわち、「地獄は、四次元といわれる部分のなかに巣くった、悪想念の巣窟にしかすぎず、天国と二分されるものではない」ということを、どうか頭に入れておいていただきたいのです。
地上にはいろいろな人間がいますけれども、病人という種族はいません。病気をしている人が一定の割合でいて、そのために病院があるわけですが、それと同じように、あの世の霊のなかで心を病んだ人たちが、地獄というところで修行をし、リハビリテーションを受けているのです。
どうか、そうした見方を大切にしていただきたいと思います。心、精神が病んでいる病人ではあるけれども、彼らは彼らなりに地獄で何かをつかもうとしているのです。
(35~37ページ)
地獄は天国と二分されるものではない。
地獄というところは、あの世(四次元以降の世界、九次元、十次元、それ以上の高次元もふくむ世界)のなかの、ほんの一部にすぎない。
あの世の霊のなかで心を病んだ人たちが、地獄というところで修行をし、リハビリテーションを受けている──。
なるほど、なるほど、地獄というのは、じつは「あの世の病院」だったわけです。
ちまたの霊能者が、地獄を天国とならぶ広大な世界のように言うのは、そう人たちには地獄の方はよくわかっても、広大な天国の方は、次元が高くてよくわからないからだと気がつきます。
2006年に公開されて大ヒットした映画『永遠の法』では、地獄の世界はもちろん、広大でまばゆく光に満ちた天国の世界が、とてもリアルに描かれてました。
その原作では、地獄の意味が、こんなふうに分かりやすく、説明されてたんだと改めて気がついた気が私はしているのです。
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『永遠の法』
大川隆法著 |
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