日本史で勉強したんだけど、緒方洪庵って、偉い人がいたんでしょ。いまどこでどうしてるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『緒方洪庵「実学の精神」を語る』――「適塾」指導者による新・教育論(幸福の科学出版)のまえがきで、以下のように説いておられます。
明治維新は、官学や藩校に学んだオーソドックスな秀才に対し、吉田松陰の「松下村塾」や緒方洪庵の「適塾(てきじゅく)」のような、熱意あふれる教師が指導する小さな私塾の人材が打ち勝った、時代の転換期でもある。
どちらかといえば、松下村塾が精神論・人間学が中心であったのに対し、緒方洪庵のつくった「適塾」は、徹底的に「実学」を教え込んだ。もっと平たく言えば、職業の元になる技術を教え、「未来のメシの種を探す方法」を教え込んだということである。松陰がイエス的に「人はパンのみに生きるにあらず」を教えたとすれば、洪庵は、「パン屋の開き方」を教えたと言ってもよい。そしてこの実学の精神は、「適塾」の塾頭をつとめた福沢諭吉による慶応義塾の開塾にもつながっていく。
私自身も精神論と実学を両輪として、新しい時代の学問を創っていきたいと強く願っている。
(3~4ページ)
明治維新は、熱意あふれる教師が指導する小さな私塾の人材が打ち勝った、時代の転換期でもある。
どちらかといえば、松下村塾が精神論・人間学が中心であったのに対し、緒方洪庵の「適塾」は、徹底的に「実学」を教え込んだ。
大川隆法先生は、精神論と実学を両輪として、新しい時代の学問を創っていきたいと強く願っている――。
このまえがきは、従来の「幸福の科学グループ創始者兼総裁」に加えて、「HSU(ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ)創立者」という肩書きで語られています。
本書発刊の翌年である2015年4月に開学した「HSU」は、「日本発の本格私学」と称されています。つまりは本格的な現代の「私塾」なんだと思います。
熱意あふれる教師が指導する小さな私塾の生み出す人材が、文部科学省が認める大学の秀才たちに打ち勝つ、そんな「時代の転換期」が今である、と。
そして、そのために「適塾(てきじゅく)」を生み出した緒方洪庵にも学びつつ、HSUという私塾で、精神論と実学を両輪として新しい時代の学問を創っていく宣言を、大川隆法先生はされたのではないでしょうか。
それでは、緒方洪庵という方は、いったいどんな「実学の精神」をもっておられるのでしょうか。
いま改めて本書でじっくりと学んでみたいと私は思っているのです。
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『緒方洪庵「実学の精神」を語る』
大川隆法著
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