一人だけじゃ,いくらなんでも、できることに限りがあるよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『項羽と劉邦の霊言 項羽編──勇気とは何か』(幸福の科学出版)で、古代中国の「項羽と劉邦」の戦いで有名な英雄・項羽の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。
組織が大きくなると、責任逃れをする人間のほうが増えてきて、成功しない理由を、「人材が不足している」とか、「お金が不足している」とか、「商品がよくない」とかさ、そういうようなことに求めがちであるからな。しかし、ゼロから起こして国を建てていくところの醍醐味は、やはり、「個人からも成しうるものである」ということだな。組織はあとからついてくるところもあるんだけど、今、そういうことが、君らに大事なんじゃないか。(中略)
私の場合は、気性が荒かったところもあると思うし、人の言うことをあんまり聞かなかったところも(笑)、確かにあるんだけども、単なる、個人としての武力が強かっただけではない面もあるとは思うんだな。
もちろん、個人としての武力も強くなければやってられないところはあった。あれだけの乱世で、軍勢が入り乱れているなかで生き残るのは大変なことであるので、それは当然なことで、いわゆる「一騎当千」というか、一人で千人相手に戦うぐらいの気力がなければ、とてもやれる時代ではなかった。
まあ、そうした「強い個人」が出てくることが、新しい英雄を呼び起こすというか、つくり出すところがあるんだよなあ。だから、「一人の英雄が、他の英雄を眠りから覚ますところがある」っていうことだね。このへんのところが君らにも参考になるだろう。
(59~62ページ)
ゼロから国を建てていくのは、個人が成しうる。
組織はあとからついてくる。
一人の英雄が、他の英雄を眠りから覚ます──。
古代中国の項羽と劉邦の時代、三国志の時代、そして日本の戦国時代。
そういう乱世では、あっという間に新しい国が興ったり、消え去ったりしていたことを、歴史の授業で学んだりしたと思います。
今の時代からは、なかなか想像しにくい話ですが、でも、そういう時代を創っていたのは、「一騎当千」の英雄たちだったわけです。
一人の勇気の大切さ。
実際にその時代を生きていたその英雄自身のナマの声から、改めてこれを教えていただいたと私は思っているのです。
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『項羽と劉邦の霊言 項羽編』
大川隆法著
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