会社はじめたんだけど、やっぱし小さくてもきちんと「経営」するのが大事だよね。どっから手をつければいいのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『経営入門』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
会社を始めるに当たり、会社が成り立っていくために必要なものは何でしょうか。
会社の創業において必要なものは「経営」ではありません。創業のときに必要なものは「商売」です。商売が成り立つことが大事なのです。
商売とは、何かを売って対価を得ることです。「何かを売って対価を得る」ということで商売が成り立つわけで、買い手がなければ、そもそも商売は成り立ちません。これが原点です。
買い手、顧客、需要というものがなければ、商売は成り立たないのです。これが創業の出発点であったことを、ゆめゆめ忘れないでいただきたいのです。商売があって始まった会社なのです。
ところが、ある程度以上に大きくなると、それを忘れて、会社の機構をいじり始めるようになります。内部の組織をいじっていれば、経営をしている気持ちになってくるのですが、それはとんでもない間違いです。
まず、「商売ありき」なのです。会社は商売があって始まったものであり、お客様が商品を買ってくれるから、自分たちが食べていけるのです。
商品が売れて売り上げがあり、その売り上げから経費(費用)を差し引いたところに収益(利益)が出てこそ、商売は成り立ちます。
売り上げより経費(費用)のほうが大きかったならば、当然、経費(費用)倒れで潰れてしまいます。
仕入れ、あるいは、その製品をつくるためにかかった人件費や材料費、運搬費など、さまざまな経費(費用)を差し引いたあとに利益が出てこそ、商売が成り立つのであり、利益が出なければ商売は成り立たないのです。それが原点にあることを知ってください。
まず、人々の需要を満たすもの、人々の欲する商品やサービスがあり、それが経済的価値を生んだからこそ、商売がスタートしたのです。これが原点なのです。
(178~180ページ)
会社の創業において必要なものは、「経営」ではなく、「商売」である。
商売とは、何かを売って対価を得ることであって、それが創業の出発点であったことを、ゆめゆめ忘れないことである。
ある程度以上に大きくなると、それを忘れて、会社の機構をいじっていれば経営をしている気持ちになってくるが、それはとんでもない間違いである――。
なるほど、なるほど、です。
今日は、誰であっても分かるように、平易な言葉で繰り返しを重ねて、経営の出発点、商売の基本を教えて下さったのだと、改めて私は思っているのです。
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『経営入門』
大川隆法著
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