日本とアメリカって、80年くらい前には戦争したんでしょ。なんでそんなことになったの。日本が悪かったの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』(幸福実現党刊)で、その戦争の開戦時の総理大臣だった東條英機の霊の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。
「日本人は猿だ」という認識であって、明らかなる人種蔑視政策をとっておった。
また、日本からは、アメリカに、だいぶ移民が行っておったわけだけれども、戦争の前には、すでに、日本人移民排斥法(排日移民法)なるものがあり、西海岸の日本人たちは排斥されて、そうとうひどい目に遭っておった。(中略)
その原因の一つとしては、やはり、「満蒙に対して、わが国の支配権が及んだことを面白く思っていなかった」ということが大きいと思うんだな。(中略)同じく、アメリカも取ろうとして、「共同で開発させろ」と言ってきたわけだ。しかし、日本は、実質上、先に手に入れていたものであるから、仲間に入れなかった。そういうあたりから嫌がらせが始まっておるわね。
ただ、こちらからすれば、「地政学的に見て地球の反対側のアメリカが満州地域に来て、ヨーロッパに遅れて植民地をつくるから、日本と半分こしよう」というのは、やや虫がいい提案ではあったわな。
アメリカは、インディアンの土地を取って居留地に追いやり、ハワイを取り、グアムを取りして来ているわけだよ。まあ、中国については、「日本が侵略した」と言っているが、しなければ、たぶん、アメリカが侵略していますよ。彼らは、少し後れを取った上に、この東洋に日本という強い国があったので、これが邪魔で、目障りでしかたがない状態であったと思うんだな。(中略)
そのしっぺ返しが、石油の禁輸だ。ABCD包囲陣(アメリカ、イギリス、中華民国、オランダによる対日経済封鎖)を敷いて、日本に原材料や石油等が入らないようにすれば、日本は機能しなくなる。軍艦があったって、重油がなければ動けやしないし、発電もできない。「一滴もない」とは言わないけれども、そういう、燃料の部分が弱点だったね。
彼らは、「それをやれば、日本が必ず南のほうに進出する」ということは知っていた。当然、計算はしていて、インドネシアや、その他、油田が見込める所に、日本が行くことは知っておって、それが計画に入っていた。南方に攻撃をかけさせるつもりがあったわけで、日本を締め上げれば、絶対にそうするのは分かっていて、やっていたんだよ。
それは、向こうの仕組みどおりにやらされたと私は思うし、それを知ってはいたけども、やらざるをえない状況にあったわね。
まあ、少なくとも、オーストラリアの北部にまで至る南方戦線について、アメリカは、日本が攻撃を仕掛けてくることを事前に想定し、大正時代には、図上演習が終わっておった。実際に、戦争の二十年近く前から計画ができていたし、ハワイへの奇襲まで予想して作戦のなかに入れていた。そのことは、あらかじめ言っておきたいと思う。そこに追い込んでいったのが現実だよ。
(30~33ページ)
アメリカは、満蒙を植民地にしたかったのが日本に反対されてできず、日本という強国が目障りでしかたがなかった。
開戦前から、排日移民法で日本人の移民をひどい目に遭わせ、ABCD包囲陣で石油を禁輸して日本を南方進出へと追い込んで行ったが、大正時代にはハワイへの奇襲まで予想して作戦のなかに入れた図上演習が終わっていた。
日米開戦は、向こうの仕組みどおりにやらされたと思うし、それを知ってはいたけども、日本は戦争をやらざるをえない状況にあった――。
あの戦争(大東亜戦争、太平洋戦争)の開戦前の事情について、当時の日本にはそれなりの言い分と事情があったことが、ここまでの説明でも、かなり分かる気がします。
で、その先が気になるところですが、それは、またの機会に!
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『公開霊言 東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』
大川隆法著
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