地方に小さな空港がけっこう作られてるけど、定期便もあんまりないし、ガラガラってとこ多いよね。無駄なんじゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『震災復興への道』(幸福の科学出版)で、次のように教えておられます。
それから、空港等も、「無駄だ」と言って、どんどん削ろうとしていますが、決して無駄ではないのです。「今後、時間を縮める方向に働くものは、それが何であれ、有用である」ということを知らなければいけないと思います。
私は、先般、インド・ネパール巡錫についての法話で、「インドでは、プライベートジェットがどんどん飛んでいる」ということを述べました(中略)。
私自身、デリーからネパールのカトマンズまで、あるいは、デリーからブッダガヤまでプライベートジェットで飛び、講演会をして、その日のうちにデリーに帰ってきたのです。
もし車で行ったならば、これは大変な難行・苦行でしょう。何百キロもガタガタと走り、ヨタヨタになって行かなければいけないので、実際上、デリーからの日帰りは無理です。それで、「現地のホテルに泊まろうとすれば、蚊だらけのぼろぼろのホテルが待っている」ということで、コンディション調整は非常に難しかったでしょう。
しかし、プライベートジェットで行けば、その日のうちに帰ってこられるし、その乗り降りの手続きは非常に簡単にできるようになっています。
これは、日本よりも進んでいる部分なのですが、こういうことを多くの日本人はまだ知りません。日本では平等主義のほうが強すぎて、プライベートジェットさえ、まだほとんど使われていないのです。
また、日本では、ヘリコプターも十分に使えない状況にあります。前回の阪神・淡路大震災のときに、当会が救援活動でヘリコプターを使おうとしたところ、当時はヘリポートが全国に六十カ所ぐらいしかなくて、参ってしまいました。「こんなに不便な国なのか」と、少し驚きましたが、今でも、それほど改善されていないのではないでしょうか。
つまり、「大きなビルの屋上には必ずヘリポートがあり、有事のときに、いつでも使える」という状況には、必ずしもなっていないのではないかと思います。日本は、ヘリコプターの使い方もまだまだ下手なのです。
このように、日本には、空に対する視点が極めて欠けています。
その一方で、地下を掘るのは好きなようです。しかし、地下を掘ると、費用は地上の場合の何倍もかかりますし、地下は、どちらかといえば、津波に弱いのです。上空からの爆弾には強いかもしれませんが、津波にはあまり強くないと思います。
(49~52ページ)
空港は、決して無駄ではない。今後、時間を縮める方向に働くものは、それが何であれ、有用であると知らねらならない。
インドでは、プライベートジェットがどんどん飛んでいて、日本よりも進んでいるが、これを多くの日本人は知らない。
日本は、ヘリコプターも十分に使えない状況のままであり、空に対する視点が極めて欠けているが、いまのように地下を掘るのは、費用が地上の何倍もかかるし、津波に弱い――。
移動時間が縮めるために、せっかくたくさん作られている地方空港があるのですから、もっと空の移動手段を発達させる方向で考えていくのが大事だということだと思います。
そして、ここに大きなビジネスチャンスがあるという視点も大事ではないかと、改めて私は思っているのです。
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『震災復興への道』
大川隆法著
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