理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄671 一歳までの虐待が脳の働きに大きく影響!

2018年12月05日 | Weblog
前回は赤ちゃんタッチセラピーのお話をさせて頂きました。その第2弾として子供の虐待が脳に障害を与え、大人になっても辛い思いをするというのです。

前回もご紹介しました福井大学教授の「友田明美」先生が次のように言われています。

厳しい体罰を受けると「前頭葉」が縮小し、暴言を言われ続けると「聴覚野」が変形して、音や会話に障害が出たりします。

親のDVを目撃すると「視覚野」が縮小して、相手の表情が読み取れなくなるそうです。

自然に脳が色々なストレスから脳を守ろうとして、その機能を落としてしまうのではないかと言われます。

また、親、特にお母さんとの愛着障害の子どもはご褒美に脳が反応しません。

お金というご褒美や褒め言葉も響かなく、反応がありません。自己肯定感を向上させることもできないようです。

特に1歳ころ虐待を受けると、このご褒美への脳活動が最も低下してしまうことが分かっています。

虐待を防ぐには生まれたばかりの赤ちゃんから触れて愛着を高めておきましょう。お母さんにも赤ちゃんにもオキシトシンが分泌され愛情が深まります。

それに、幼児期のストレスは次世代への連鎖が起きてしまいます。幼児期に虐待などを受けると、自分の子どもにも同様の虐待をしてしまうのです。

幼児期の暴言や虐待を防ぐにはどのようにしたらいいのでしょうか。

お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんに、生まれたばかりの赤ちゃんから触れることで愛着を高めておくことの大切さを知って頂きたいと思います。


子育てはイライラすることもあるでしょう。気が付かないうちに暴言を吐いたり、虐待をしてしまうこともあるかもしれません。

そのような時は一呼吸を置いて、赤ちゃんタッチセラピーを行いましょう。イライラした感情はどこかに吹き飛び、赤ちゃんへの愛情が蘇ってくることでしょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

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