理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 181 「フットセラピー教室③」

2009年11月20日 | Weblog
「フットセラピー教室③」

昨日は『足裏刺激でやせる』3回目の教室でした。今回のテーマは「腸の働きを高めてやせる」という内容で行いました。

やせるだけでなくより健康になるには徹底して冷えを取ることと、排泄を優先することです。内臓が冷えてくれば当然、腸が萎縮して正常に蠕動運動などが行われなくなります。また、便の排泄が正常に行われなければ便秘という状態になり、腸内の環境を悪くしていきます。

腸内環境が悪くなれば悪玉菌が増え、腸内は毒素を発生しやすい状況になり、ますます腸内環境を悪化させるマイナスのサイクルに入っていきます。これでは生命活動に大きく関わっている酵素の働きが衰えてしまいます。

食べ物を消化するには消化酵素が働き、腸壁から吸収できるように分解しています。またエネルギーに変えるときは代謝酵素が働くことで私たちは活動できるのです。

この生命活動そのものに大きく関わっている酵素は冷えにも影響を受けてしまいます。冷えが高じて低体温になり、34℃まで下がれば酵素はほとんど働かない状況になります。要するに食べ物を消化する力もエネルギーに変える力も衰えてくることを意味します。

健康的にやせるには冷えを取り、腸の働きを活発にし、酵素の働きを高めることがいかに重要であるかがお分かり頂けたと思います。

そこで今回、実践したことはまず、足湯で冷えを取ることから始めました。初回からの内容を復習しながら、第二の心臓の働きを高める、足底筋を動かす芋虫運動やふくらはぎの筋肉を両手で絞るようにするミルキングアクションをしっかりと行います。

二回目に行った脂肪を燃焼させるために、肝臓や膵臓に関わる足指や足裏の反射区を刺激していきます。関連するところは強めに少し痛いくらいに刺激を行います。

今回のテーマは冷えを取ることと腸の環境を良くすることが目的ですので、足指は揉んでいるうちにカーと熱くなるくらいに強めに刺激します。終わった時に指先まで温かいという状況になります。

同時に腸に関係する指や小腸、大腸の反射区を強めに刺激していきます。特に大腸の反射区を刺激するときには便秘を解消するように小腸から大腸につながる回盲弁や上行結腸から横行結腸の角、横行結腸から下行結腸の角、下行結腸からS状結腸の角を強めに押すようにします。

その他、便秘解消法をいくつか指導しながら終了しました。毎回参加されている方で「やり方が悪いのか逆に太ってきました」という方がいらっしゃいました。フットセラピーを行うと内臓の働きが活発になり、食事が美味しく食べられるようになります。つい食べ過ぎになりがちです。

やせるには入口を抑えるか、出口を増やすかしか有りません。美味しく食べられるからといって入口が増えると当然、太ることも起きてきます。このようなときはゆっくり噛む習慣をつけましょう。一度、口に入れたら最低30回は良く噛むようにします。

「足裏刺激でやせる」テーマは次回が最終日になります。12月は「足裏刺激で冷え、むくみを解消」というテーマで行います。皆様の参加をお待ちしております。詳細は協会事務局(03-6802-8989)までお問い合わせください。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会