理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 182 「This is it」

2009年11月25日 | Weblog
「This is it」

家族でマイケルジャクソンが亡くなった後に彼のメッセージを伝えるために作られたのではないかと思われる映画「This is it」を見てきました。家内と娘は一度見ていて本当に良かったからと言って私を誘ってくれました。

私はマイケルの熱烈なファンでもなければどちらかといえばマスコミが伝えるマイナス面のイメージが先行していて素直に彼を認めていませんでした。彼が突然、亡くなったという報道を聞いたファンが泣き崩れる映像を見ながら、とても醒めた気持ちで「たかが一人のアーティストが亡くなった位で大袈裟だな」という思いでテレビを見ていました。

しかし、この映画のマイケルは全く違っていました。当然コンサートの本番の映像などあるわけがありません。本番に向けてのリハーサルの中での彼はプロそのものでした。納得がいかなないことには一切妥協しません。アーティストとしてのプロ魂がひしひしと伝わってきます。

私のマイケルに対する見方が一変しました。亡くなった後ですが、彼の大ファンになりました。僅かなリズムの違いを指摘して何度も何度もリハーサルを繰り返す姿はとても厳しいものでした。お客様にどんな感動を与えるかを常に意識しているプロのアーティストに出会うことができました。

この姿に私自身はとても反省させられました。セラピストとして講師として自分の臨む姿はプロだっただろうか。「こんなものでいいか」と適当なところで簡単に妥協していなかっただろうか。本当のプロとしての心構えを再認識させられました。

マイケルは100年あるいは1000年に一人誕生するかどうかの天才アーティストです。彼のマイナス面を誇張して伝えるマスコミに私も踊らされていました。私生活の面は私たちには分かりません。しかし、舞台では日常の生活とは異なる別世界の感動をお客様に味わって頂きたいという彼の言葉に感動を覚えました。本当に天才アーティストに出会えて良かったと思っています。

また、予定していたコンサートで彼が伝えたい大きなメッセージに「地球環境の問題」があります。人間が自分の手で破壊し続けている地球環境を我々の手で元に戻そうというものです。影響力を持ったマイケルの言葉に賛同したファンの一人ひとりが自分の身の回りでできることから始めるだけで元の地球に近づけることができるのではないでしょうか。自分にできることから少しでも実行したいものです。

映画を見てこんなに興奮し、感動したのも久々です。早く行かないと映画が終わってしまうかも知れませんが、皆さんも是非、ご覧になってはいかがでしょうか。

「This is it」オフィシャルサイト

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会