「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

夏足袋の白さに鳴りぬ発車ベル 田口啓子 「滝」8月号<滝集>

2011-08-11 06:29:37 | 日記
夏足袋の白さが、何と雄弁に想像を掻き立てることか。発
車のベルが鳴っているというのに、まだホームに居るらしい。
ぎりぎりまで、離れがたい方とご一緒だろうか。仕方なく電
車に乗り込む白足袋の、足首が色っぽい。etc.(H)

4 コメント

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夏足袋 (今村征一)
2011-08-11 21:21:18
見送っている女性の姿を感じた。
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津波情報 (今村征一)
2011-08-11 22:40:30
博子さん地震速報と津波情報をテレビで見ましたが大丈夫ですか。
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今村さんへ (博子)
2011-08-11 23:23:21
 そうですね。色々にに想像できます。葬儀に向かうのかもしれないし、授賞式に向かうのかもしれないし、白足袋の白から想像される着物姿と「駅」という出発と別れの繰り広げられる場所の組み合わせが良いですね。
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みどりさんへ (博子)
2011-08-11 23:24:36
 地震はありましたが、私は大丈夫です。ありがとうございます。
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