「駱駝」から、砂漠の広大な夕焼けが連想される。
「夕焼」に、暑さから解放される時間帯を思う。
四肢をたたんで休む駱駝が、金色に光りだしたかと思うと、
みるみる夕日の中でシルエットになっていく。
夕焼けのはじまりは、夜のはじまりでもある。月と星を道しる
べに、この駱駝はまた荷を運ぶのかもしれない。そう思うとキ
ャラバン隊が見えてくる。厳しく照りつける太陽の中を歩いて
きたキャラバン隊の、疲れの胸奥を潤す力をもった「夕焼」の
季語であると思った。(H)
「夕焼」に、暑さから解放される時間帯を思う。
四肢をたたんで休む駱駝が、金色に光りだしたかと思うと、
みるみる夕日の中でシルエットになっていく。
夕焼けのはじまりは、夜のはじまりでもある。月と星を道しる
べに、この駱駝はまた荷を運ぶのかもしれない。そう思うとキ
ャラバン隊が見えてくる。厳しく照りつける太陽の中を歩いて
きたキャラバン隊の、疲れの胸奥を潤す力をもった「夕焼」の
季語であると思った。(H)
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