「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

朝の蝉洗いざらしのシャツを着る 赤間 学 「滝」9月号<滝集>

2011-09-29 20:45:22 | 日記
 何度も洗ってゴワゴワしないシャツの柔らかさから、「素
でいられる日の朝なのだなあ」という想像に至る。蝉の声が
している樹を捜しているゆったりとした視線も感じる。私に
は無い解放感を感じて羨ましい気がした。(H)

3 コメント

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シャツ (今村征一)
2011-09-30 17:42:42
「解放感を感じて羨ましい気がした」
洗いざらしと朝の蝉の声がぴったりの句。

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 (風来坊)
2011-09-30 17:46:33
爽やかな気持のよい句ですね。
肌にしっくりと馴染む洗いざらしのシャツを着れば、鑑賞文の通り作者はきっと素の自分でいられる…。
ゆったりと新聞を片手に飲む朝のコーヒが美味しい!
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今村さんと風来坊さんへ (博子)
2011-09-30 19:49:18
 ただただ、掲句のゆったり感が羨ましいです。いつも仕事と家事に追われていて、それでもどんどん溜まって行く仕事と、手を抜かざるを得ない家事。ゆったり過ごせたのは、震災の後の一ヶ月あまり・・・。店を閉めた状態だったので、家事だけをしていれば良かった。私にはとても貴重な日々でした。俳句の連想にかける時間が出来て嬉しかったです。
 でも、忙しいは言い訳にしかならないので、頑張ります。
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