さえざえと空気が澄んだ12月の夜半、小惑星リュウグウの試料を収めた探査機「はやぶさ2」のカプセルが豪州に着地、無事に回収された。6日午後の記者会見で、「6年間の宇宙飛行を終えて、今朝私たちはオーストラリア・ウーメラの地に『玉手箱』を舞い降ろすことができました」と語られたことで、玉手箱イコール「はやぶさ2」のリュウグウの砂が採取されたカプセルが同義語になったと言っても叱られはしないだろう(?)。カプセルは、神奈川県相模原市のJAXA 宇宙科学研究所に運び込まれ、黒っぽい砂の粒が多数、確認されたそうだ。その砂粒から太陽系の初期にどのような物質が存在したのかや太陽系の歴史の解明も期待できる。小惑星の地球衝突を回避するための手段の解明にも繋がるという。壮大すぎて、何やら私のなでは分かりかねる資料としての砂ではあるが「はやぶさ2」の帰還にワクワクしたことだけは確かである。(博子)
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