おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

7日に郵便局に行ってはイケナイ!!

2008-03-20 21:06:27 | まち歩き

数ヶ月前のこと、ペルニックでお金を引き出そうとウチのメイン・バンク、デセカ(ДСК)のバンコマット(ATMのこと)に行きました。カードを入れると・・・ アレ?何の表示も出てこない?! こういうときは窓口で聞いてみます。「お金が終わっちゃったんですよ。」 

それじゃ、別のバンコマットに行こう!! と同じペルニックの中心部にあるもう一軒のデセカへ。ここには先客あり。おねえさんがカードを入れていました。が、すぐに舌打ちしながら、「ここにもお金がないワ!!」と後ろで待っていた私に言いました。ええっ!? あとは・・・ すこし離れた住宅地モシノにもバンコマットはあったはず。と車で行ってみると・・・ 車の中からもう、人々が「ここもお金がない!!」という大きなジェスチャーをしながらバンコマットを去る姿が・・・ (ブルガリア人って分かりやすい!) 

あと一軒のデセカはもう少し先のイストック!! 急いで行くと一人のおじさんが試していました。「何だっ!? スマタ(金額)が出ないゾ!!」 今度は私が「ゴスポディーネ!(<「おじさん!」または「ダンナ!」と男性に呼びかけるときの言葉) それはお金が終わっちゃったんですよ!」「ナニ?よし、窓口で次いつお金が入るか聞いてみよう!」

何と!! ペルニック市内全部のデセカ銀行のATMのお金がなくなってしまっていたのです!! そのときふと、今日は何日だろうか?と考えたら・・・ 7日だ!! そ~かァ、忘れてた!! その数日前、友人のバーバ・マリアとイバンカに言われたっけ。「今は一番お金がなくてネ~。毎月7日にペンスィア(年金)が入るんじゃよ。」

Postoffice すべて、というわけではありませんが、かなりのペンショネーリ(年金生活者)が7日に年金を受け取るんだそうです。イバンカは普通の銀行、つまりデセカのような銀行で受け取るのですが、バーバ・マリアは郵便局!直接現金を窓口から受け取る方法だそうです。

でも、今月はそのことをまったく忘れて、たまたま7日に電気代を払いに郵便局に行ってしまいました。今回はソフィア市リューリン3丁目郵便局。行くと入り口付近で大騒ぎ!!! おじいさん、おばあさんたちが50人近く待っていて、

「何でこんなに待たせるんだ!!」

「早くしてくれ!! お金が終わってしまう!!」

「今日払わなくちゃいけないのに!!」

さらには、

「お~い!6時間も待ってるんだゾ(怒)!!」

「こんなに侮辱的なのははじめてヨ(激)!!」などと、むちゃくちゃオオゲサ発言も飛び出す始末。すると、ストラーシュ(ガードマン)の、これまた年金世代のおじちゃんたちも、

「何言ってるんだ!!」とキレるし、窓口の係の女性も

「そんなコト言ったってしょーがないでしょ!!」と叫ぶし・・・

私はソロソロとストラーシュのおじさんに近づき、「あのぉ・・・トク(電気)を払いたいんですけど。ただそれだけなんですが・・・」というと、すぐに通してくれました。公共料金の窓口はガラガラ・・・

でも、年金を受け取ったおじいちゃん、おばあちゃんたちはすぐに私の後ろにオパシュカ(=シッポ、つまり列)をつくります。ほかの事に使ってなくなってしまう前に公共料金を払わないとね。来月から電気代は25%あがるそうですが・・・ とにかく、もうゼッタイに7日には銀行、郵便局には行かないゾ!!

コメント
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