暖冬の続くペルニック。ビトシャ山にかぶる雪もあるにはあるけど例年よりかなり少なめ。少し前にブルガリアのスキー場で雪崩が発生して犠牲者が出たとか・・・ 1月に雪崩?? ちょっとおかしいですよね。
この冬らしくない天気のせいか、ウチの半ノラネコ、ヒゲは頻繁に外に出かけていきます。一番寒いはずの夜に外に遊びに行ったきり・・・ でも、必ず朝の7時半に朝帰り・・・ まったくこの不良息子(ネコ?)は・・・ まあ、でもネコは夜行性のはずですからね・・・
しかも帰ってきて、エサの皿に入っているのがカリカリ(スーパー「ビラ」のオリジナル、「クレバー」商品です)だけだと、不満そうにスリスリやってきて、「冷蔵庫を開けろニャー!!! おいしいものが入っているのはわかってるニャ!!」と要求してきます。ホントにも~っ!! でも、かわいいから許すけど。
そんなある日ヒゲがお土産を持って帰ってきました。「何、口にくわえてるの?」とよくみてみると、
ネズミ!!! キャ~~~~ッ!!! (わたしの悲鳴!) びょ~~~ん!! (1mくらいわたしが飛び上がった音!)
すでにヒゲからずいぶんもてあそばれて、お亡くなりになったかわいそうな(たぶん)子ネズミ・・・ なんかで読んだけど、こういう時って、飼い主はネコを褒めなきゃいけないのかなー? ヒゲはこのネズミをわざとわたしの見えるところにおいてわたしの褒め言葉を待っているようです。ど、ど、どうしよう・・・ これって、「いつも、お世話になってるニャ~。ありがとうのしるしだニャ~」ってこと?
戸惑っていると、今度はそのネズミの死体で遊び始めました。おいおい・・・ わたしへのプレゼントじゃなかったのか?(といっても、プレゼントされても困るけど。) ただ、このネズミの死体を家具の後ろなど見えないところに隠されるとものすごーく困る!!ので、ヒゲが目を離したすきにさっとゴミ箱へ。
すると、その後ヒゲは、「あれっ!?!? ぼくのネズミ、どこ行ったニャ???ニャー?ニャ~!?」と部屋中を探し始めました。すまん、ヒゲ。許せ。
こちらではネズミ(ブルガリア語でミシュカ)はどこにでもいます。道を歩いていると下水からチョロチョロ、ピューーーッと走っているのをみます。多くの建物に地下室があるのでたぶんそこにも・・・ そのせいかブルガリアのネコはネコとして本来期待されている仕事をしっかりこなしています。ヒゲももうすっかり一人前? でも、ウチにこのプレゼントはいらないよ。