今日も花冷えのおかげでジャンキの花が美しく咲き続けている首都の田舎村ナデジュダ・・・ のどかでのほほーんっ!! そして春だからとにかく1日中ねむいゾ~っ!!! 眠いのを我慢してると今度は頭が痛くなってくるし・・・ もォ~っ!! でも、ブルガリアで最も美しい季節だと思いますよ~、春先っ。
そんなある日、いつものスーパー「カウフランド」の広告が入っていたので見てみると・・・ オオッ!! 「パーティーグリル」!! この商品、「パーティーグリル」というのはたいがいのブルガリア家庭にある、電気の・・・ 日本でいうところのオーブントースターみたいなののもっと原始的なヤツです。こちらに来た頃にはほとんど見なかった、日本でよく見るタイプの(ガラスのドアのついたあの)オーブントースター、最近ではスーパーや家電量販店でも売られるようになりましたし、パンをおいしく楽しく(?)食べるのにポップアップトースターがあったらいいな、といつも思いつつ、 この3つの中でどれを買おうかといつも悩んでいたのですが・・・ パーティーグリルがいつもの値段の半額!!! よしっ、これは買いだっ!! カウフランドへGO!!
で、買ってきてみましたヨ!! ブルガリアでは一般的ですが、ブルガリア製ではなくて「キタイスコ」(=中国製)。どう考えてもコレ、中国人の料理には利用されそうもないけど、ブルガリアや、もしかしたらロシアなんかでも使われてて、そういう「市場」のために「世界の工場」でつくってんのかな?にしても・・・激安!! 日本円だと1500円しないくらいです。800Wで高出力!!
この構造・・・ これがまた超シンプル!! 太い電熱線の下に焼きあみ、そしてその下に落ちた油の受け皿。このあみのことをブルガリア語で「スカラ」というので、スカラという言葉は網焼きバーベキューの意味にも取れます。このスカラ、電熱線の上にも取り付けられます。
これを買いたかったもう一つの理由・・・ それは大家のエンチョおじさんが、自分の趣味もあってかここのベランダにパーティーグリル専用コーナーを作っておいてくれたこと。きちんとした台(?)にコンセントがついています。あと、リューリンから持ってきたガスコンロもここに鎮座。ここがウチの第二のキッチン!!
で、焼いてみたら・・・ オオ~っ!! うまく焼ける!! そして便利ーっ!! お肉の焼けるいいニオイは外へ・・・ 近所の人のおなかがすきそうなイイ感じ!! 今はまだ夜は寒いけど、夏はここでミニバーベキューでビールもいいよね~!! ・・・にしても、この調理器具・・・ 見た目ずいぶんジミだけど・・・パーティーしたくなるのかな?ブルガリア人は・・・
ぶっきらぼうな田舎くささ満載のナデジュダ区・・・ 今日もちょっとお買い物をしに地下鉄駅そばのスーパーへ。夕刻と重なって、仕事帰りの人々の約半数も同じスーパーに吸い込まれて行きます。ここはショーケースからお総菜やチーズ、ハムを量り売りしてくれて人気なのですが、どーもここ、ナデジュダ区あたりは売り子のおねえちゃんたちが粗い対応をしてきます。
「えっ、何グラム?何個?どっち?」なんて感じ・・・ オーコワっ!! でもこれ、お客さんも悪いんですよねーっ!!
見てると、特にお年寄りが、「この安売りのハム!! この切ってあるのじゃなくて今切ってくれる?」
「え?これはさっき切ったものですよ!」
「いいから!! 切りたてがほしいの!! 同じ値段でしょっ!」 ・・・などと、他のお客を顧みず”好き勝手”に時間のかかる注文をしたり、待ちきれないお客同士が割り込んだなんだかんだでケンカし始める始末。 それを仕切らないといけないのでちょっと高圧的に上から言っているようなのです。空気的には、「ほっらーっ!! 早く決めなさいよーっ!!」みたいな。
スーパーのレジを無事通過するとほっとため息。ここで、「あっ!! ちょっと晩酌のおトモ、忘れたな~。」と思っても、もうあの”戦場”に戻るスタミナ(?)はありません。トボトボと地下鉄駅を通過してウチの側に出てくると・・・ オオ~っ!! あ~るじゃないのーっ!! ワタシには「レジーナ」が!!
ここはギリシャからオリーブやその他ちょっとしたお惣菜、サラダなどを売っています。
何よりもリーズナブルな価格!! 100gでもけっこうな量になり、オツマミにするにはちょうどいいのに1レバ2レバと安い~っ!! お気に入りは辛いチリのまぶしてあるオリーブ!!
ちょっとガーリック風味もついていてウマいっ!! ビールによく合います。また日替わりで特売もやっていて、その都度その安いのをいろいろ試しています。ギリシャ発なので「シャジキ」や「タラモ」もあり、パンにのせて食べるのにおいしい系のものも充実。
何よりもここの売り子のモミーチェ。カワイくって親切。そのうちの一人は・・・ ヘアスタイルがけっこう前衛的(?)なのですが、そういうルックスとそぐわない(笑)笑顔の対応です。まだ試したことのないのも多いからちょっとたのしみです。
のどかな田舎街、それも首都のもう一つの顔、ナデジュダ。
ワタシが住んでいた街も田舎町で、今も懐かしい、街の中心にあった喫茶店。ワタシの中での喫茶店ってコレっ!!って感じの喫茶店とは、コーヒー、お茶、はたまた冷たい飲み物やパフェなどだけでなく、けっこうしっかり、ナポリタンとかカツサンドとかガッツリと食事ができること!!
ソフィア市内、意外と食事もできるさ店は少なくてね~。ケーキが充実しててもしょっぱいものがない、もしくはバーニッツァくらいはあるけど・・・ とか。逆にビールやアルコール類が充実しすぎてたり、怪しげだったりで女の子が入りやすい感じではなかったり。
そんなある日、一番近所にあるパザール的な通りに行ったとき。ちょっと大きな建物!! それは・・・ 甘味処の「スラドカルニッツァ」かな?入ってみました。すると、天井も高くて、奥には中庭にも通じていて、さらに店舗奥半分はガラスの天井で明るい!!
中庭も、そして通り側も天気がよければ利用可のテーブルにイス、そして日よけのパラソルもあります。
お店に入ってまず目に入ってくるのはケーキのショーケースです。ふむふむ・・・ オオッ!! お安いではないか~っ!! 一口大のプティフール60ストティンキ(≒42円)から、フルーツたっぷりタルト1レバ60(≒100円ちょっと)、そしてうれしいことに軽食類もありますよ~っ!! ピザや「プリンツェサ」という具だくさんのチーズトースト類。さらにお店の右の方に目をやると別のブースでもっと本格的にサンドウィッチを提供しています。入れるフィリングを好きなものからチョイスするタイプ。で、これまた安っ!! 日本円になおすと200円でいけるんじゃない? ブルガリアのサンドウィッチはまあまあデカいので女の子だと1コ食べられないかも。
その日はとりあえずケーキとコーヒーで。ここのところ天気の変化が激しいソフィア。頭痛いな~っつー時に、今でも100円前後で飲めるデミタスカップのコーヒー(ノルマルノ・カフェというと出てくる)はホント助かります。ちょこっと休めるしね~っ!! 午前中からたくさんの人がが買い物ついでに寄ったり、小さな子供や孫ちゃんたちを連れてきて一休みするのに使っているようです。
店名は・・・ 書いてない・・・ でもウチから徒歩5分。こりゃ~ヘビロテで利用しちゃうかもっ!!
今日もブルガリアの田舎街道「ロムスコ・ショセ」沿い、ナデジュダ区・・・ あまりにのどかすぎてこの主要国道、数年前に全面通行止めにしてオープンカットで地下鉄をつくっちゃったりして。日本でいうと国道4号線や6号線に匹敵するくらいなのにネ。 おかげでここら辺は地下鉄駅がチョコチョコあります。それとシンクロして周辺の開発が進んでいることは前に書きました。
で、そういう地区のおしゃれな一軒に行ってみました。理由は・・・ その日、いきなりお昼に断水してて・・・ ちょっとーっ(怒) 料理できないじゃないのよ~ォ!! という訳で仕方なくスキップで(?)気になってたお店へ。表に「オベドノ・メニュー」(=ランチメニュー)の表示が。中は・・・ お客が一人二人・・・ リーズナブルな価格設定。
「まだランチやってますか?」 「ええ、どうぞ!!」 やったー。お昼のメニューのボードにはランチのスープが3種類とメイン(肉料理と付け合わせ)、さらにスパゲッティなどのパスタもあります。デザートも3種から。その中から注文したのは「ドマシュナ・クレモヴァ・スパナチュナ・スパ」(家庭風ほうれん草のクリームスープ)
とサーモンクリームパスタ!!
注文して見回すと、このレストランの調度品・・・ はて、最近どこかで見たことのなるような・・・ あっ!! ここ、内装はIKEAだ!! そのせいで店内は明るくて、ちょっとこの辺にはないアカ抜け感。
日本人のワタシにはちょっとホッとするような。と、ワタシが入店したのを見てほぼ同時にドドーっと3,4組が!! それまでちょっとひっそりしてたのに、セルビチョールのお兄さんはちょっとパニクる~!!!
その日は天気がよかったので外席にもお客がいて、一人で給仕するのは結構大変そうです。
その時、ふと気づいたのですが、ワタシの隣も後ろも英語を話しています。どうも非ブルガリア人らしい。そう言われてみるとこの1~2年、ナデジュダあたりはアラブ系をはじめ外国人が増えてきた気がします。この前も地下鉄駅内でアメリカ英語が聞こえてきたなァ。そういう人たちにとってはこういう雰囲気のお店がいいのかも。ワタシ(見るからに非ブルガリア人)もはいっているしネ。
会計を済ませて外に出ることにはもう3時半を回っていました。その日は金曜日で明日はお休み。そのせいかこの時間から他のお客はワインやビールを楽しんでいました。これからの季節、いいですよねっ!!
お題、初投稿!!
日本人に「ブルガリア」というと、「あァ、あのヨーグルトの・・・」と言われるほど定着しているイメージは、この国の名前を冠した「明治ブルガリアヨーグルト」のおかげ・・・
でも実際にブルガリアに住んでみると、ここには「ブルガリアヨーグルト」なんてないのはもう皆さんもご承知かと。だいたい「ヨーグルト」ってブルガリア語じゃないし。でもブルガリアのスーパーではさすがにヨーグルトコーナーにはありとあらゆるヨーグルトが並びます。ちなみに ブルガリア語ではヨーグルトのことは「キセロ・ムリャーコ」つまり「酸っぱい牛乳」、一般的にはもっと縮めて単に「ムリャーコ」(=牛乳)と呼ばれるくらいですから、どれだけブルガリア人の生活の中に浸透しているかお分かりいただけるのではないか、と・・・
ブルガリアで今まで食べた中で驚くほどおいしかったのは「水牛」のヨーグルト、でしょう!! 普通のヨーグルトより数倍高いけど、とってもおいしいですよ!! それに羊のお乳のヨーグルトも濃厚!! ブルガリアに来たら是非試してみてっ!!
日本人にそこまで浸透した「ヨーグルト=ブルガリア」のイメージは明治さんのあのヨーグルトによってつくられたと言っても過言ではないでしょう。一時期あった「ドマーシュノ」はホントに濃くておいしかったけど、どうしたのかな? 名前が変わっても続いているのかな? でもさすがに日本ではあの1パックのヨーグルトを一気に飲んでしまうブルガリア人のような食べ方はもったいなくってできないなァ。
でも、ワタシの中では、ホントは、ヨーグルトというと「チチヤス」だったりして。昔住んでた中国地方のとある町から山奥に入ったところに「チチヤス牧場」ってあったし、あと「チチヤスハイパーク」なんてプールもあって、その地方の夏の行楽のメッカだったのを思い出します。新聞の販売店で入場券もらったなァー (いまは「ちゅーピーパーク」?) でもでも、もっとホントのことを言うと、駄菓子屋(俗に10円店なんて言ってた)で売っていたプラスティックのちいさいビンに入った粉末のヨーグルト風お菓子が、心の中のヨーグルトだったりして。 嗚呼ァ・・・ ごめんなさい、ブルガリア・・・