暑い~っ!! ブルガリアの首都ソフィアは海抜500mくらいと言われていてけっこうな高地ですが、ここのところの暑さっ!! つい1か月前まで気温は日中20度くらいだったのに、あっという間に倍の40度近く!! この高地でこの暑さだったらトラキア平原のプロヴディフなどは+5度くらいかも~っ!! まだ体が慣れませーんっ!!と、文句ばかりのアラフィフのアタクシ・・・ いろいろあってちょっとストレス解消したい・・・ ストレス発散というとすぐ食べること呑むことになってしまう・・・ こんな時は例のアヒージョをやったたこ焼き器で、今度はホントにたこ焼!! でビールで流すときっといいだろーなーっ!!
でも、タコはどうしよう? 魚屋さんで生のタコをいつも売ってるとは限らないし・・・ あっ、そうだ!カウフランドでシーフードミックスみたいなのを買ったら、 全部がタコっていうわけじゃないけど中にはタコも入っているはず。そしてその他の具はアヒージョに入れたり、ちゃんぽんやシーフードカレーにも入れれるし・・・ 第一たこ焼に入れてもおもしろいし!! そういえばずーと前に日本にちょっと帰国したときに友人たちのところで何度もなぜかたこ焼パーティーをしてもらったなァ・・・ 誰も関西出身者はいなかったけどねぇ。そんときはタコの他にお餅やウィンナーなんかもいれてたな・・・ 生地は「たこ焼粉を使わずにおいしいたこ焼」で検索するといっぱい出てきます。 紅生姜がないのですが、青ネギはちょうど友人のダンチェが庭の青ネギをブチブチ抜いてくれたのがあり、鮮度抜群!! これを刻んで入れようっ!!
ベランダに置いてあるガスコンロの上にタコ焼き器をセットして油をたっぷりめにひきます。最初にやったときはどうも「油少なすぎ&タコ焼き器がまだ十分に熱くなってなかった」という訳でうまくいかなかったけど、今度はうまくいきそうだーっ!!
たこ焼は中がトロット熱々なのがおいしいですヨネ~っ!! 具のタコの足は1回分以上はあったなっ! 最後の方には少し上手に焼けるようになったのですが、でもコツをつかんできたころには「スリミ」(=つまりはカニカマ)とかちっちゃなエビとか・・・しか具がなかったのですが、おいしくできました。カニカマやイカは具としてOK。でもムール貝はたこ焼にはないなァ・・・ 口に入れると・・・ オオ~っはふはふっ!! あっちっちーっ!!って、ここでビールを・・・ くう~っ!! うま~いっ♪
今年の夏はもう何回かベランダでたこ焼だっ!! ストレスのもとも忘れるほど集中してたこ焼をちまちまクルクルまわして・・・ あっ、でも近所の人たち、お向かいのビルの人たちがウチでベランダでたこ焼きしてるの、どう見えるのかなァ~・・・
どこのスーパーも近所の人のみが利用する、顔見知りしか来ない首都の田舎村ナデジュダ区・・・ ワタシを含めオッサン、オバサン世代が多いっ!! 急に日中35度を超す日も出てきた6月半ば、この世代はビールで大人の「ティータイム」です。
やっぱビンビールがペットボトルのお徳用サイズよりも割高だけどおいしい気がします。それにビンを返せばビン代はひいてもらえるしね。こういう時に近所に大型冷蔵庫の備わったスーパーがあるのはウレシイ!! わざわざ買いだめする必要ないもんネ。「のみたいな~」と思ったら小銭片手に空きビンもってタターッと買いに行けばいいし!!
このビンビール界(?)に最近割って入ってきているのがまたもサイダーっぽい甘めでアルコール度数の低い飲み物。日本のサイダーは炭酸清涼飲料だけど、それっつーより「シードル」っつーんすかね? 果物からつくられているらしいスイートでさわやか、だけどちょっぴりアルコールが入っててっていう・・・イギリスではポピュラーな飲み物で友人宅のランチでは必ず出てきていた飲み物。またフランスのホールセール「カルフール」がソフィアでまだ元気だったころにはよく買っていたのですが・・・ ブルガリアでは去年あたりからぼちぼち出てきていたのですが、今年に入って見つけちゃったのが、「クラデツァㇳ・ナ・ヤボルキ」・・・つまり「リンゴどろぼう」という意味で、ラベルにはキツネっぽいシルエット。
かわいい~っ!!! ブルガリアではキツネはリンゴを盗るのかな? キツネはブドウが大好物、って聞いたことあるけど、リンゴは・・・まーさーかーねェ? 飲んでみると、甘~いっ!! 「ファンタ」クラスの甘味度はありそう。それに他のビール会社もこぞってチェリー味やミント味、ベリー味などを出してきました。昨年までの「ラドラー」、つまりビールを柑橘系の炭酸飲料で割ったっぽいのではなく、最初っから果物から醸造された炭酸入りアルコール飲料です。
さらに!! ノンアルコールビールも売り出し中!! いろいろな所に広告が出ています。何かダイエットにもいいそうな。そして「オール・ゼロ」なんてのも出てますねぇ。日本ではもうおなじみですよね。こちらではノンアルコールといいながらアルコール度0.5%のものが多く(日本でも1%未満はお酒じゃない扱いだしね。)、500mlのロング缶で、やはり1レバ(≒70円)といったところです。
ウチの近所の食料品店「ハニー」でこのノンアルコールビールを買ったら、お店のおねえさんが、「これ、ノンアルコールだけどいいの?」ときいてきました。イイんですっ!! 昼間っからふつーにアルコール度5%以上のビールを飲んでも何も言われないブルガリアでは、ノンアルコールビールは逆に「大丈夫?分かって買ってる?」ときかれてしまうんですよね~・・・
今日も首都の田舎村ナデジュダ区・・・ 庶民の街リューリンからこのアパートに引っ越すのに手伝ってくれたおじさんたちとその家族にお礼を、と小さなパーティーに招待しました。引っ越した後このアパートがどうなったかお披露目もしてなかったしネ。そのお客の中に頻出の「ヴォエンナ・ジェナ」(軍人気質の女性)リリもいたのですが、彼女が「特別なものを持ってくるからっ!!」と・・・ 期待していいのかなァ?
そして持ってきたのがこれ!! ジュルト・カンタリオン(女性によいと言われるハーブでお茶にするとイイ)と、そしてキョフテ。「一つのパックの方は辛くて、もう一つの方はぜんぜん辛くないから」とのこと。
見た目普通。食べてみても、普通・・・ う~む、ちょっとトロみがあるような気がするけど・・・ でも何か特別なものが入っているようには見えない・・・
って、なにこれ? 普通のキョフテと違うの? (答えはWebで・・・じゃないけど、後で追加しますヨ!! 乞うご期待!!)
6月17日追記・・・ 実はこのキョフテ、日本人の友人たちにふるまいましました・・・ それも材料名を伏せて・・・ 「ウチもたくさんもらったので、おすそ分けで・・・」っていうことで。感想は?
「ハーブの味がしてなかなかおいしかった」とのこと。でも何が材料かは食べただけでは分かんないよね~。「実は、エスカルゴのキョフテなんですよー。」 そう・・・ このキョフテ、例の「ヤツ」の体をミンチにしたのがメインの材料・・・ (ちなみに、「ヴォエンナ・ジェナ」のリリ、以前に「オフリョビなんて食べないっ!!」って言ったブルガリア人の友人にこの同じレシピで、もちろん材料名を伏せてごちそうし、完食させたそうです。笑) でも、たぶんリリはこのメインの材料だけでなくハーブなどもおそらく自分のセロの近所で摘んできたものなのでしょう・・・ 「オフリョヴィだけだとさっぱりしすぎるから油も足してるのよ」とは、彼女のこだわり。ほぼ100%自分で集めた「超天然素材」でおいしさをリリなりに追及!! ある意味、「E(エ)タタ」(=ブルガリア語で合成着色料や合成保存料の総称)を全く含まない「Bio」なんとかもびっくりの健康食なんですっ!! 最近「カタツムリは美容にいい!!」とかっていって化粧品にもなってるしネっ!!
う~む、それにしてもこのキョフテのために何匹の「エスカルゴ」=「オフリョフ」=つまりカタツムリが必要になったのか・・・ 相当集めないとこれだけのキョフテにはならないはず!! でも、このキョフテのおかげで開眼!! ここまできちんと料理してあるカタツムリは初めてだし、こんな風においしくなるんだっていうのはホントに大きな発見でした。だって、あの形がないんだもん・・・(笑)
のどかな素朴さをただよわせる首都なのに田舎っぽいナデジュダ区・・・ いっや~、ここんとこちょこっと落ち込んでて・・・ しばらくブログの更新もご無沙汰してしまいました。あっちこっちにバタバタかけまわってたのもあるけど・・・ ウチのムルティプラちゃん、もう1週間も修理で入院中・・・ 替えても替えてもベルトが切れる、という現象発生中。エアコンのコンプレッサーを回すシャイバ(輪っか)などを替えたりしたら何かもういろいろ壊れてきて・・・ いくらかかるかも分からない・・・ どうしよう、直らなかったら・・・
嗚呼あ!!! なのにここのところいい天気で日中は30度近くになります。本当いいシーズンに入ったのにドライブに行けない。そして、楽しみにしていたバラも見に行けないー!! ストレルチャ、カルロヴォ、カザンラク・・・ みんな終わってっちゃうヨ~(涙) 悲しいけど仕方ない。早くウチのムルティプラちゃん、「退院」してきてよ~!!
こんな日はおいしいものを食べたい!! ウチのすぐ下の「ココシュキ屋」(とアタシが勝手に命名してる…笑)で砂ずりが手に入ったので、いつものおつまみを・・・と思ったけど、ちょっと待てよ?! ウチには以前友人からもらった「たこやき器」があったな~!!
ホントの(?)大阪人が海外在住の時にも持ち歩いていたたこやき器。リューリンからナデジュダに引っ越すとき、けっこう重かったけど持って来てたゼイっ!! クックパッドやいろいろなサイトで調べると、これを使ってスペイン居酒屋「バル」の定番メニュー「アヒージョ」をやってみよーっ!! ちょうどウチにギリシャ人の友人から買ったいいオリーブオイルがあるっ!! あとはニンニクとトウガラシで~!!
ベランダにあるガスコンロにたこやき器を乗っけて加熱すると火力は充分。っていうか砂ずり入れたらバッチバチにはねるはねる~ぅ!!!
でも、ものすごくおいしくできました。まずは冷えたビールで流すっ!! プハ~っ、あーっヤってらんねぇーゼーっ!!! でも、うまいものを食べると少しそんな気分も晴れる・・・ そしてそのおいしいオリーブオイルに、歩いて1分の食料品店「ハニー」で買ってきたまだ温かいパンをちぎってひたして、それをパクっ!!! 2杯目は白ワインで~♪
すんごくおいしい~~!!! でもヤバいっ!!! 炭水化物&油脂って一番ダメじゃんっ!! でも、量を少しにしてこの味を楽しみました。
3杯目は生ハムとシレネで赤ワイン・・・ オイルは残しておいて明日はペペロンチーノでもしようかな・・・
ベランダから遠くのヴィトシャ山や通りを行く人を眺めながら少しのんびり・・・
ベランダのプランターには残っていた枝豆の種(つまりは大豆・・・)を植えました。最初に植えたプランターにはもう双葉から新しい葉が出てきています。夏になったらベランダでゆでたての枝豆にビールっ!! アヒージョも次はムール貝やイカなんかもいれちゃおー!! そして次こそはホントにたこやきーっ!! だしが貴重品だからコンソメを使って洋風たこやきかなァ? いろいろストレスもあるけど、おいしいものを食べてちょっと気分転換で~すっ!!!
田舎くさいナデジュダ区・・・ いつものように予告なしの断水~ 大激怒!! これから昼ゴハンつくろうと思ったら~っ!! モオ~っ!! 仕方なく一番近所の食事処に行って、そこでついでにトイレも借りれるよネ?と、財布片手にダッシュだっ!!
徒歩5分の所には何軒も飲食店がありますが、まだ行ってないとこといえば、地下鉄駅のそばのお店。いわゆる「ゴステルニッツァ」方式の、作り置きのおかずやスープ、それにパンなどを選んで支払いを済ませてテーブルに運ぶセルフ方式の気さくな「めしや」です。外で働く建設業者や商品供給の運搬業者、はたまた近所の主婦グループや仕事途中の女子おひとり様メシまで多彩な客層。見た目ワタシなんかが入りにくい感じだったけど、入ってみると・・・ あぁーリラックス♪ さてさて、何食べよっかな?
こういうところの定番でハズさない(せない?)のは、言わずと知れたシュケンベ・チョルバだ~っ!! これに限りアッツアツで出してくれるので日本人好み。あと外の看板に「ヴァレノ・テレシュコ」(牛肉の煮物?)って書いてあったからこれも食べてみよう!! パンは普通の大きなパンを4つにブッた切ってあるヤツ!! 下品だけどウマイ食べ方ですね~(笑) これを手でちぎってスープにつけたり牛肉の煮物のソースにひたしていただきます。 ウマ~イ!!
労働者のみなさんはビールと一緒に・・・ さてと、食べたからトイレを利用させてもらおう・・・ としたら、アレ? カギかかってる?お店のおねーさんにきくと、「水が出ないのよ、ここ一帯・・・」 ガビーン!!! ここも? 近所すぎて断水地帯を脱出できなかったらしい(涙)
で、結局、信号を渡って向こう側のカフェに入ってコーヒーをいただいてからトイレを使わせてもらいました。こっちは水出てウレシ~っ!ハぁ~助かった・・・
まだ断水してたらヤだから食料品店いつもの「ハニー」に行って買った水の大ボトルをえっちらおっちら下げて帰ったら・・・ 水出るジャン!!! 断水だったのはちょうどお昼時の2時間余りだったらしい・・・ やられたー!!! くっそ~っ!! もうこれからは必ずバケツに水をくんどいて、寝るときまでに使わなかったらトイレを流すのにそれを使うゾ~っ!!
でも、断水のおかげで行けた「めしや」、看板をよく見るとお店の名前は「パルミテ」つまり「ヤシの木」で、何と「ゴステルニッツァ」でもなく「ザクスバルニヤ」、つまり朝食処!? 今どき珍しく、スープとパンだけなら200円くらいで女子的にはおなかいっぱい。次はもっと気軽に、他のメニューにも挑戦してみようかな?