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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

おくやみ  BEAUTIFUL LIFE / JIMMY GREENE

2014-12-13 17:35:41 | 聞いてますCDおすすめ



Jimmy Greeneというサックス・プレーヤーを聞いたことがなかったけれど、新しくリリースされたアルバムを見るとPat Methenyが1曲、Kenny Barronが2曲弾いているし、リニー・ロスネスのピアノ、クリスチャン・マクブライドのベース、ルイス・ナッシュが他の曲ではバックをつとめるという豪華なアルバムです。
そして買う前にはもう一つの情報、このジミー・グリーンの愛娘アナは2012年12月14日に起きたサンディフック小学校銃乱射事件に巻き込まれ、6歳で命を奪われてしまったのです。
このアルバムはそのアナへのアルバムになっているのです。

子供たちの歌声に始まって、メセニーの何とも慰めるようなアコギター、これが優しさに満ち、このようなことに、いかなる言葉も力などないだろうに、音楽を伴にしようと多くのミュージシャンが集まった感じです。
2曲目、曲調は明るく、テナーは気丈に吹いている感じ、幕ブライトのベースが落ち着いた神父のような感じ、ロスネスはキリッと硬質さも失っていないから、JAZZとしてもレベルが維持されています。
3曲目VOCALがフューチャーされた“ When I Come Home with Javier Colon”4曲目が“Ana’s Way”と抹香くさいといえば言えますがそえもしょうがない。
このアルバムを買うことで、彼女のために1本の蝋燭をささげているような気持ちになるのです。
ケニー・バロンとの2曲はミュージカル「オリヴァ-」から”Where Is Love?”と「アーニー」から“ Maybe”だから、きっとお嬢さんが好きだったんだろうと思います。テナーとソプラノを思いを込めて吹いています。

ここでもう一度、昨日のボッシュのことば

「たとえどんな困難であっても、阻止せなばならない悪が世にあるとボッシュはしっていた。子供を狙う殺人鬼はそのリストの一番上にある。」

エンターテーメントの一部だったけれど、こちらは現実、心からおくやみ申し上げます。

そしてあまりにも愛くるしい写真、合掌をもう一度。





BEAUTIFUL LIFE / JIMMY GREENE

Jimmy Greene (ts, ss, fl)
Ana Márquez-Greene (vo M1)
Renee Rosnes (p M2-5, 7, 10)
Kenny Barron (p M6, 8)
Cyrus Chestnut (p M9)
Christian McBride (b)
Lewis Nash (ds)
Isaiah Márquez-Greene (p M1)
Pat Metheny (g, M1)
Javier Colon (vo M3)
Kurt Elling (vo M4),
Latanya Farrell (vo M9)
Anika Noni Rose (spoken word 10)
Jonathan Dubose, Jr. (g M10)
2014年作品

1. Saludos/Come Thou Almighty King with Pat Metheny
2. Last Summer
3. When I Come Home with Javier Colon
4. Ana’s Way with Kurt Elling
5. Your Great Name
6. Where Is Love? with Kenny Barron
7. Seventh Candle
8. Maybe with Kenny Barron
9. Prayer with Cyrus Chestnut and Latanya Farrell
10. Little Voices with Anika Noni Rose






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