JAZZ最中

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ナルシストかどうかは知らない ONE / Jef Neve

2014-12-10 21:34:21 | 聞いてますCDおすすめ


個性豊かなピアニストはたくさんいる。機能のエトアール・フェルレなんかもその一人だけれど、確固たる自分のスタイルを崩さないのがこのニーヴだと思う。
重厚で端正な形をつくる1曲目、まさにそれである。
真っ黒なジャケには驚くと、裏にははだかの男の後ろ姿とニーヴ、この人のジャケ、最近は自分のポートレートが多くて、音楽とも考えあわせると相当なナルシストではと想像してしまいます。



2曲目ガァ~~ンという音に驚くけれど、その後荘厳な低音のハーモニー、4分20秒をこえるイントロはどこが“Lush Life”だかわからないで、1曲終わった感じで“Lush Life”のメロディ、なんかコンチェルトみたいにしたかったかもしれない、スケールの大きな“Lush Life”です。
2013年10月から翌3月まで4回にわけて録られたアルバム、“Lush Life”が最初の録音ですが、3曲目も一発どりのようなライブ・タッチを作っている感じです。
5曲目、クラシカルな弾き方もとても上手で、まさにテクニシャン、ナルシストみたいに感じると書いたけれど、今年2月に会った時に持って行ったアルバムを見て「これ僕のデヴュー・アルバムだ」と嬉しそうにしてくれて、とても親しみやすい人でした。
7曲目もクラシカルな広がりのある曲。
9曲目、ジョニ・ミッチェルの曲はやはりメロディというか、ハーモニーの流れが美しい。良い選曲だと思います。
11曲目、このアルバムを締めくくるような心象風景。
前作はお子さんが生まれたばかりで、軽めで浮いた感じだったけれど、今度のは本当に落ち着いたニーヴのソロと思う。
最後の曲は“Never give up”


ONE / Jef Neve

Jef Neve piano

1 One Leaf, A Thousand Lives
2 Lush Life
3 Could It Be True
4 Windmills And Turntables
5 Half A Day Away
6 We Zullen Doorgaan
7 Solitude
8 Formidable
9 A Case Of You
10 Flying To Diani Beach
11 Never Give Up
コメント
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