中古屋さんで知らないアルバムにであってそれを拾うかやめるか、もちろん懐ぐあいがあるから悩みます。頭とカンを働かせますからボケの防止には良いし、あたった場合には大喜び、外れた場合にはアンリャと思いますが、記事のネタにはなります。
このアルバムタンゴの棚にありましたが、多国籍ロック・グループなんて書いてある。レーベルがA&Mだからソフトなやつかなとも思う。1,400円で、一度やめて外に出た。
でもタイトルが「LAST TANGO」,大好きなガトーのラスト・タンゴ・インパリのメロディでもソフトロックでながれていればやっぱり欲しい。
財布の中に宝くじ3枚900円があったから、何軒か先の宝くじ売り場で換金すれば500円出せばいいだけ、拾ってみました。
結果をいえば、想像とは大違い。大プログレ・ロックだったのですね。後で調べれば、なかなか熱心なファンもいるようで、名盤とされていました。
二人の女性ヴォーカルにキーボード、ベースとドラム、そこにバイオリン2本にチェロというイギリスのグループの3作目にして最後のアルバムのようです。
1曲目ビートルズの“エリナー・リグビー”ですがこれは驚いた。ヴォーカルのタイトルがでてくるまでまるで解らない。壮大な広がりのなかでそのメロディが流れるとその壮大さがうまくメロディとマッチしていることが解ります。
プログレを特に追っかけるわけではありませんが、いやと思ってはいません。2本のバイオリンとチェロっていうのも好みに合っています。
二人のヴォーカルも一人がシャウト系でもう一人が美声系、とても感じがよろしい。
ということで予想とは大違い、でも結構たのしめるアルバムです。
で“LAST TANGO”はラスト・タンゴ・イン・パリの曲とは無関係で、タンゴのリズムにのってヴォーカルとバイオリンが演奏というもので、タンゴとは違っていました。
裏の写真とあわせて、それは誤・タンゴでした。
LAST TANGO / Esperanto
Tony Malisan drums
Gino Malisan bass
Bruno Libert piano, organ, ARP Odyssey, vibes, harpsichord, backing vocals
Roger Meakin vocals
Kim Moore vocals
Raymond Vincent 1st violin
Godfrey Salmon 2nd violin
Timothy Kraemer cello
1. Eleanor Rigby
2. Still Life
3. Painted Lady
4. Obsession
5. The Rape
6. Last Tango