ミッシェル・フォアマンのソロ録音の音源が、長い不明の後に見つかって2010年、アルバム「LOST AND FOND」となったけれど、それは1979年ジェリー・マリガンのメンバーとしてイタリアに渡った時に録音されたデヴュー・アルバムとなるべきものでした。
この後再び1982年に2度一つはソロ演奏、そしてもう一つはマリガンのメンバーとしてフォアマンはイタリアにわたります。
その時の録音されたもの、マリガンと一緒だった8月に録音されたピアノ・ソロアルバム「ONLY MEMPRY」をもっていて、そのアルバムが好きです。
その前2月にもソロ・アルバムを録音しているのです。ネットで知らないジャケがあり注文したらそのアルバムでした。
1曲目童謡のようなおとなしいメロディの曲は幼いころの夢でタイトルナンバー。
2曲目は一寸激しく、そしてまた優しい調べ。
4曲目はミッシェル・フォアマン節、清楚で若々しい中に、主張のようなものが織り込まれます。
6曲目は27歳の若者らしい音で埋め尽くす演奏、この“Hospitality Creek”最初の「LOST AND FOND」でもまたその後でもひいていて、時代の差が面白い。ここは元気がいい。
7曲目は静かなフォアマンらしい曲、一曲スタンダードをいれて最後は短く“Farewell”でさようなら。
これで1980年録音の「Live at Newport 1980」が手にはいればほとんどのソロが揃うのに、それは無理だろうな。見たこともないもの。
CHILDHOOD DREAMS / MITCHEL FORMAN
Michel forman PIANO SOLO
RECORDED FEBRUARY 6,7 1982
1 Childhood Dreams
2 Max and Poony
3 Lost Numbers
4 Anthem
5 Cartoons
6 Hospitality Creek
7 Just Ideas
8 There Is No Greater Love
9 Farewell