JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

冬の空ピアゾラの子供たち Hijos ilegitiwos de Astro / Tentacion Tango

2012-11-26 21:01:08 | 聞いてますCDいいと思う


人間ドックへ行って体重を測ってもらったら家で測るより1Kgも少なく出て得をした気分、午前中には終わってしまったので、久しぶりにお茶の水に行ってみました。
昼の時間をUですごして、すぐ近くのイタリア料理屋さんに、ここでネットで選んでおいた、パスタやピザでない料理を頼んで、拾ったアルバムを眺めながら一寸いっぱいという予定でした。ところがランチタイムはピザとパスタだけだそうで、座ってしまったてまえ、ペスカトーレをいただきました。



これだけ仕入れたので気分は上々です。

タンゴの棚で見つけたのがこの一枚、アレハンドロ・ファッサニーニという人が率いる楽団だそうで、よく見るとブエノスアイレスではなくてイタリアで録音されています。
日本は寒いピア空でなくて冬空、そんな出勤に曇った空に、少しかなしげなタンゴが似合います。

1曲目バンドネオンで始まってバイオリン、ピアノと入ってくるからもちろんタンゴですが、ドラムスのリズムが入ってきてここら辺が今までと違います。
2曲目ではエレキギターのフレーズがアドリブ、でも旋律はピアソラににた美しい流れ。
この指揮者のファッサニーニをいれて全部で10名のバンドで、曲は全部ファッサニーニさんの作品だそうです。



4曲目美しいバラッド、バイオリンの後、ガット・ギターも哀愁たっぷり、長めのしっかりした曲で、ピアノは琴らもアドリブで弾いている感じです。
5曲目はサンレモ音楽祭にも出ている、ヴァレルモ・ヴィスコンティのヴォーカル、とても正統的なタンゴの歌い方です。
6曲目、これってピアソラの曲ではと思ってしまうけれど、このアルバムのタイトルが「アストロの私生児たち」というのだから、うなずけます。
この人ピアゾラの後継者みたいに言われる現代タンゴ界の人だそうで、ピアゾラに親しんだ耳には心地よく、そしてモダンなところも十分あるという、なかなか聞きごたえのあるアルバムでした。


Hijos ilegitiwos de Astro / Tentacion Tango

Daniela Ferrati(p)
Francesca Giordanino(vln)
Aurelio Venanzi(vla)
Andrea Agostinelli(violoncello)
Giampaolo Costantini(bandoneon)
Riccardo Bertozzini(g)
Ivan Gambini(per)
Gianluca Ravaglia(double b)
Valeria Visconti(vo)
Alejandro Fasanini(arr,cond)

1. En Primavera Viste De Blanco
2. Verano Apiazzollado Para Enrique Felpi
3. Milonga Para El Otono
4. Invierno Inverso
5. Altalena
6. Sencillito Che
7. 74 Revoluciones Por Eternidad
8. Plegaria para mi hermana
9. Tu Recuerdo
10. Se Armo El Bochinche
11. La Divina Donna
12. El Ultimo Brindis
13. La Estampita De Gardel
14. Pequenas Plenitudes



コメント (4)
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