ヘルゲ・リエンのライブをみて中2日で今度はマアルチン・ヴァシレフスキ・トリオのライブだから、これは頭を切り替えておかないといけないと、ここ2日はヴァシレフスキをさかのぼって聞いています。
ここの所のECMの感じになるのでしょうが、できることならば「Habanera」の中の“Furiozi”みたいな演奏もしてくれるとうれしいと思ってます。
仕事をまじに終えてからではまにあわないので、一寸早めにあがって、でも今日はこの前みたいに食事はできない。待ち合わせ場所も時間も決めてわさわさ食べて飲んでぎりぎりです。
安パスタ屋さんで安ワインをのんで白寿ホールについたら、とてもおいしい赤ワインが飲めたのでこれはいいというで開演までにもう一杯のんじゃうか。
やっと席についたのはblog仲間のシスターのとなり、もちろん一番前です。少し後ろにはイタリアJAZZ姫と初顔合わせの中年音楽狂さん、こちらも初めてのオラシオさんが挨拶に来てくれました。名古屋の人は名古屋で見ているから、どうもあまり詳しく書くことないかとも思います。
登場の拍手、クラシカルな響きのホールです。
1曲目、優しい曲調でまさにショパンの影響を感じさせる始まりです。
2曲目ジャジーに変えて、ECMの2枚目の曲だっけ、音響が一番前の席でキックに弱い、ベースの音が弱いのは直してほしい。ピアノの音が一寸頭を超えて行ってしまう感じで姿勢をただしたら改善されたので、前から4列目ぐらいがベストポジションかもしれません。
ここでベース・ソロ、ここでは拍手ありません、まだライブになれていません。
3曲目、3者のインプロから始まって思索的なメロディー、こんなに音出しに気を使うプレーヤーがいるのでしょうか。
4曲目4ビートのベース・ソロから入って音もだいぶ調整されたみたいです。
ピアノソロはノリのキースに近い感じ、ノリの良いピアノはやはり楽しい、この後ドラムスのソロ、だいぶ批判あるみたいですが、クラブにいるよりドラムスからはなれているから大丈夫でした。
5曲目、コメダの曲かな、美しい音楽が広がりをつくる、美しい音楽が落ち着きをつくる、美しい音楽が関係をつくる、そんな演奏でした。
6曲目はローズマリーの赤ちゃんから、ベース、ドラムスがECMのときより個性をだして、その違いが面白い。ここら辺は昔に帰っていて一寸あらいけれどこれを聞くのが良い。
7曲目は美しい曲、ここで音のバランスが一番よくなって、それぞれの音がうまく響いて天井のたかいホールの良さがわかります。
8曲目そろそろラストに流れこむノリの演奏になってきて、ドラムスのソロはオーソドックスなドラミングでここら辺がこのグループの特徴かもしれません。
ピアノソロは疾走して、これがライブには必要です。
アンコールは4ビートでノリのよいアンコールらしい曲、ライブではこのようなショーみたいなことも大切で、キースはこれを前半にもいれると思う。
でも楽しいライブの締めくくりとなりました。
1.An den kleinen Radioapparat
2.Mosaic
3.Oz Guizos
4.Big Foot
5.Ballad Of The Sad Young Men
6.Song For Swirek
7.Rosemary's Baby
8.Night Train To You
encore-Diamond And Pearls
ここで一寸気になったこと、1時間半のライブですと最初にいわれたのはおどろいたけれど、この前にヘルゲ・リエンもぶっつつけの1ステージ、ノルウェーから来たマッツ・アイレッセンのステージは前座があってトータル時間を調整したように思います。組合か何かの制約が厳しくなったのでしょうか。
とちゅうの休憩時間にワインをもう一杯と思っているときとか、開演前にだいぶいただいたからぶっ続けで1時間半ちかくなると自然現象に呼ばれたりとか、昨日は後のほうでしたが、やはり2つに分かれてくれた方がありがたい。
集中力は1時間をこえると難しいです。
キースのように全般30分ぐらいでみじかくして、後半を長めにとってくれるのが一番いいようにおもうのだけれどね。
ホール前、シスター親子と別れてから、タクシーでこの前の中目黒の反対側の地下鉄の駅まで5分だからずいぶん早く家に戻ることができました。