しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

電話をかける

2020年11月27日 | 初めてのこと
電話をかける

高校生になって、名簿表(とでも呼ぶ)氏名・住所を書いた一覧表に電話番号を書く人が何人かいた。
その時、驚き、また高校生になった事を実感もした。
電話を書いた人はお金持ちと、親が商店の人だった。
中学生までの名簿には電話番号は無かった。それが普通だった。思いもしなかった。


高校を卒業する春休み、解放的な3月
友人から電話のかけ方をおしえてもらった。
仁王堂の本屋の前に公衆電話があった。
傍らにいる友の言うように、右手の人差し指でダイヤルを何度か回した。
そしたら呼び出し音がして・・・相手が出た。


その頃、坂本九の「明日があるさ」という歌が流行った。
あの歌と気持ちはよく似ていた。
♪  思いきってダイヤルを
   ふるえる指で回したよ
   ベルがなるよ ベルがなるよ
   出るまで待てぬ僕
   明日がある 明日がある 明日があるさ



・・・・・・・・・・


笠岡市政だより  1957年(昭和32年)3月25日

公衆電話

電電公社では次の場所に公衆電話を設置して、皆さんのご便利を図っております。
せいぜいご利用ください。


笠岡 市内各郵便局
駅構内 笠岡駅販売店
駅前 金藤商店
西本町 電報電話局
住吉 大西商店
大久保 小寺商店
くじば 桑田商店
伏越 田林商店
高島 高島小学校
用之江 城見農協
吉浜 金浦農協
吉浜 高橋商店
生江浜 松浦商店


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