アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

アグレッシブなツメ人形達! 夏祭浪花鑑

2023年05月26日 | 文楽


さぁああ!やって来ましたでぇえ。
5月の文楽公演でっせぇえ。
最近チケ取りから遠ざかってたから、
争奪戦の波に揉みくちゃにされて、
テンションア~ップ!
ポチっとな!ポチっとな!ポチっとな!
血迷ってしまったぁあ!
ぜぇ~んぶ観まっせぇええ!!



第2部の終演時間が5時12分
入場出来るまで並ぶのかな…ぁ。
ロビーまでは
サッサと入れてもらえるのかな…ぁ。
雨が降ったり止んだりしてるから、
外で待ちたくないな…ぁ。
でもって、
最近は夏日が続いていたのに…
ちょっと寒い…ぅ。
ということで、
いつもより少し遅めに着いたぁあ。

第三部
夏祭浪花鑑
住吉鳥居前の段 5:45 ~ 6:17
内本町道具屋の段 6:21 ~ 6:57
<休憩 20分>
釣船三婦内の段 7:17 ~ 8:02
長町裏の段 8:02 ~ 8:35



長町裏の段
「悪い人でも舅は親、許してくだんせ!」
キター!
団七(勘十郎)の堪忍袋の緒が切れたぁああ!
義平次(和生)をぉおおお!



てうさ!ようさ!
祭りの掛声が場を盛り上げるでぇええ!!
神輿を引くツメ人形達の荒々しさ!
これは人間には無理っ。
上手に行ったり下手に行ったり、
むっちゃ動いてるやぁん。
狂喜乱舞っぷりと、
夏の蒸し暑さが綯い交ぜになって、
団七と一緒にこっちまでクラクラぁあ。
今回は幻想的に観えたぁああ。
こんなん初めてやぁああ。

日本芸術文化振興会のHPを見ていたら!
吉田簑太郎、吉田玉彦、吉田玉誉のインタビュー
吹き飛びそうな力強さの若中
近づいてくる掛け声と盛り上がっていくメリヤス、そして下手から若中(街の若者たち)の担ぐ神輿がやってきます。
「てうさ ようさ」に合わせて上へ下へと激しく動く神輿は、担ぐ6人と先導する1人、後ろからはやし立てる1人の合計8人のツメ人形によるもの。
とにかく力強く激しい動きのツメ人形と神輿は、絶望する団七と対照的で、この場面の特徴的な雰囲気を強調するのです。

吉田玉誉「とにかくめいっぱいやる場面です。これまでに何度も転んだことがありますし、幕につっこんでしまうことや持っている団扇が折れたこともあります。」
吉田簑太郎「今回は神輿の後ろにいる人形を遣っていて、団七の着替えの様子を見て、てぬぐいと団扇を取る場面はしっかりと間を守らないといけません。ツメ人形は自分で選ぶのですが、自分と顔が似ているのを選ぶようにしています。」
吉田玉彦「神輿を担ぐ人形は、“てうさ ようさ”にさえ合わせれば特に動きは決まっていないです。前に行くのか後ろに行くのか、誰が動かしているのかもわからない、お祭り独特の高揚感がありますね(笑)」(日本芸術文化振興会のHPより)



ウッワァアア!!
知らんかったぁああ!!
転ぶってぇええ!!
幕に突っ込むってぇええ!!
特に動きは決まってないってぇええ!!
激しいとは思ってたけど、
ツメちゃん達も体当たりなんやなぁあ。
アッパレじゃ!ツメ人形!

こういう企画、めっちゃエエヤン。
太夫と三味線の話も載ってたしぃい。
技芸員(出演者)の裏話で、
グッと文楽が身近になるやぁん。
これからも続けてくれぇええ。
嗚呼…でも…
この記事を知ってから、
舞台を観に行きたかったぁあ。
もう観劇してもうたぁああ。



オウォオ!
夏休み文楽特別公演でも
『夏祭浪花鑑』がぁあ!!
再びツメちゃんチームが
大活躍するんやねぇえ。
あっつい夏の夜に、
あっついツメちゃん達を
堪能出来るやなんてぇえ。
大阪の人達が羨ましいぞぉおお。

つづく


2023年5月11日(木)~30日(火)
国立小劇場
第1部 菅原伝授手習鑑 (2023.6.13記)
第2部 菅原伝授手習鑑 (2003.6.19記)
第3部 夏祭浪花鑑 (2023.5.26記)

怪談物のつくりかた
その1 (2023.6.22記)
その2 (2023.6.23記)


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