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太宰治 著
どうにも自分が好きになれない。
これって昔からなのだ。
というわけで高校生の頃から時折読んでは、自虐な気分に陥る一冊。
よく言えばピュア、悪く言えば弱い主人公・葉蔵。
流されやすく人に影響を受けては失敗を続けるが、それを自分が
一風変わっていて普通ではないからと思っている。
イタイ。そうなのだ。若い日々誰もが陥る自意識過剰そのもので、
読んでもイタイものがある。
ダメ男なのが、いい男でもありモテる。
で、女に入れ込み自堕落になってしまう。最悪じゃん。
そう、最悪なのだ。自分で自分を見つけられず迷うがあまりに
精神病院に入院するところまで追い込まれる。
自らを養い、何とか生きていくという力に欠けており、
いつのまにかがんじがらめになっていく。
もつれにもつれた心。
自分自身のことなのにどうにもならないもどかしさ。
それを穏やかに処理することができない若さ。
しかしそれに同じ思いを抱く人は多いのだろう。
本書がロングセラーであるのがそれを証明している。
一度読んでみる価値がある。
しかし、詠んだ直後に感想を聞くことはできないなあ。
15年くらいたって熟成したところで、どうだった?と
聞いてみたい気がする。
どうにも自分が好きになれない。
これって昔からなのだ。
というわけで高校生の頃から時折読んでは、自虐な気分に陥る一冊。
よく言えばピュア、悪く言えば弱い主人公・葉蔵。
流されやすく人に影響を受けては失敗を続けるが、それを自分が
一風変わっていて普通ではないからと思っている。
イタイ。そうなのだ。若い日々誰もが陥る自意識過剰そのもので、
読んでもイタイものがある。
ダメ男なのが、いい男でもありモテる。
で、女に入れ込み自堕落になってしまう。最悪じゃん。
そう、最悪なのだ。自分で自分を見つけられず迷うがあまりに
精神病院に入院するところまで追い込まれる。
自らを養い、何とか生きていくという力に欠けており、
いつのまにかがんじがらめになっていく。
もつれにもつれた心。
自分自身のことなのにどうにもならないもどかしさ。
それを穏やかに処理することができない若さ。
しかしそれに同じ思いを抱く人は多いのだろう。
本書がロングセラーであるのがそれを証明している。
一度読んでみる価値がある。
しかし、詠んだ直後に感想を聞くことはできないなあ。
15年くらいたって熟成したところで、どうだった?と
聞いてみたい気がする。
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