野崎洋光 著
日本料理店「分とく山」総料理長である著者の料理は
とても贅沢なのにとてもシンプルだ。
料理は手を加えればいいというものではないし、調味料は足せば
おいしくなるわけではない、という大切なのに忘れがちなことを
しっかり突きつけられる。
ずっと昔著者の連載が楽しみで『CLASSY』を毎月購読していた。
当時の記事は切り抜いてファイルし、いまだに大切にしている。
そして現役で助けてもらっている。
手早くおいしく、それでいて見た目もうれしい品ばかり。
本書はレシピはあまり多くない。
それよりも料理人としての考え方や、基本となった家庭の味、
常識を覆す調理方法の見直しなど、わかりやすい文章で語られる。
よい素材をおいしく食べる、ということがきちんとわかっていれば、
あとは自分なりの方法でもいい料理はできるんだなあ、と思う。
もちろん失敗や回り道はあるだろうが。
いや、むしろ失敗しても試すくらいの冒険心がないと、
本当のおいしさにはたどり着けない。
素材は日々違うし、食べたいものも変わってくるのだから。
ここまで好きなのに、「分とく山」には行ったことがない私。
予約も取りにくいし、お値段だってなかなか……と
いつもの引きこもりっぷり全開な言い訳をしてみる。
そのうち絶対に行きたいものだ。(本気)
日本料理店「分とく山」総料理長である著者の料理は
とても贅沢なのにとてもシンプルだ。
料理は手を加えればいいというものではないし、調味料は足せば
おいしくなるわけではない、という大切なのに忘れがちなことを
しっかり突きつけられる。
ずっと昔著者の連載が楽しみで『CLASSY』を毎月購読していた。
当時の記事は切り抜いてファイルし、いまだに大切にしている。
そして現役で助けてもらっている。
手早くおいしく、それでいて見た目もうれしい品ばかり。
本書はレシピはあまり多くない。
それよりも料理人としての考え方や、基本となった家庭の味、
常識を覆す調理方法の見直しなど、わかりやすい文章で語られる。
よい素材をおいしく食べる、ということがきちんとわかっていれば、
あとは自分なりの方法でもいい料理はできるんだなあ、と思う。
もちろん失敗や回り道はあるだろうが。
いや、むしろ失敗しても試すくらいの冒険心がないと、
本当のおいしさにはたどり着けない。
素材は日々違うし、食べたいものも変わってくるのだから。
ここまで好きなのに、「分とく山」には行ったことがない私。
予約も取りにくいし、お値段だってなかなか……と
いつもの引きこもりっぷり全開な言い訳をしてみる。
そのうち絶対に行きたいものだ。(本気)