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エーリッヒ・ケストナー 著
赤道はさびる。だからみがかないと地球がまっぷたつになってしまう。
せっせとみがいている人がいるわけです。
鉄製のはばが広い道だから、ローラースケートで赤道を滑って移動することができる。
……なんかワクワクするでしょ?
もとのタイトルは『五月三十五日』らしい。
ありえない日のできごとだからかな?
主人公・コンラートは優秀な小学生。
優等生は想像力がない、と決めつける先生から「南洋についての作文」を
宿題に出される。
薬剤師のおじさんと一緒にローラースケートを履いた馬に乗って、
南洋を見る旅にでることになる。出発点はなんとクローゼットの中。
家に車がついている「なまけものの国」、過去の英雄が次々と現れる「過去の国」、
こどもが大人を教育する「さかさの国」、何でも電気で動く「電気の都市」。
ガリバー旅行記をほうふつとさせる個性的な国をたくさん通り抜け、南洋をめざす。
なまけものの私は「なまけものの国」がとってもうらやましかった。
こんなふうに書くと、ありがちなファンタジーなのね、となりそうだけど、
そんなことはない。
だって初めて読んだあの日から30年以上たった今、もう一回読みた~いと
思うから。そうなのだ、これに限ってはまだ復刊したものに出会えていない。
でもさわやかな5月、赤道へ向かって旅立った二人と一匹の姿が、ポンと
浮かんでくることがある。
ちなみにこの馬は角砂糖が大好物。そんなエピソードもしっかり覚えている。
赤道はさびる。だからみがかないと地球がまっぷたつになってしまう。
せっせとみがいている人がいるわけです。
鉄製のはばが広い道だから、ローラースケートで赤道を滑って移動することができる。
……なんかワクワクするでしょ?
もとのタイトルは『五月三十五日』らしい。
ありえない日のできごとだからかな?
主人公・コンラートは優秀な小学生。
優等生は想像力がない、と決めつける先生から「南洋についての作文」を
宿題に出される。
薬剤師のおじさんと一緒にローラースケートを履いた馬に乗って、
南洋を見る旅にでることになる。出発点はなんとクローゼットの中。
家に車がついている「なまけものの国」、過去の英雄が次々と現れる「過去の国」、
こどもが大人を教育する「さかさの国」、何でも電気で動く「電気の都市」。
ガリバー旅行記をほうふつとさせる個性的な国をたくさん通り抜け、南洋をめざす。
なまけものの私は「なまけものの国」がとってもうらやましかった。
こんなふうに書くと、ありがちなファンタジーなのね、となりそうだけど、
そんなことはない。
だって初めて読んだあの日から30年以上たった今、もう一回読みた~いと
思うから。そうなのだ、これに限ってはまだ復刊したものに出会えていない。
でもさわやかな5月、赤道へ向かって旅立った二人と一匹の姿が、ポンと
浮かんでくることがある。
ちなみにこの馬は角砂糖が大好物。そんなエピソードもしっかり覚えている。