恩田陸 著
恩田陸の演劇ぽい作品のひとつ。
アパートの一室。別れを決意した男女二人だけが登場する
ほんの一晩の物語。
最後の夜を酒を酌み交わしつつ過ごす二人。
自然に話題は回想へとつながり、“ある出来事”について
話し始める。
それぞれが違う視点から話すうちに、そこに違う現実が
浮かび上がってくる。
どことなく心にひっかかること。
考え始めると離れられなくなり、さまざまな角度から
考えれば考えるほどに、大きな問題に思えてくる。
そんな感じの展開だ。
すでに別れが決まっているだけに、冷静さがある二人。
かけひきと探りあいとが繰り返され、仮定に仮定が重ねられる。
話の盛り上がりとクライマックスはまさに演劇的だ。
ただミステリではないと思う。
期待して読んだり、きれいなスッキリした結末を求めていると
ちょっとがっかりするかも。
恩田陸の演劇ぽい作品のひとつ。
アパートの一室。別れを決意した男女二人だけが登場する
ほんの一晩の物語。
最後の夜を酒を酌み交わしつつ過ごす二人。
自然に話題は回想へとつながり、“ある出来事”について
話し始める。
それぞれが違う視点から話すうちに、そこに違う現実が
浮かび上がってくる。
どことなく心にひっかかること。
考え始めると離れられなくなり、さまざまな角度から
考えれば考えるほどに、大きな問題に思えてくる。
そんな感じの展開だ。
すでに別れが決まっているだけに、冷静さがある二人。
かけひきと探りあいとが繰り返され、仮定に仮定が重ねられる。
話の盛り上がりとクライマックスはまさに演劇的だ。
ただミステリではないと思う。
期待して読んだり、きれいなスッキリした結末を求めていると
ちょっとがっかりするかも。
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