恩田陸 著
著者の不思議な世界観がとても好きだ。
身近にありそうでない特有の雰囲気。
それらをかたちづくったのがたくさんの本たちだ。
私もかなり本が好きな子どもであったし、今も絶えず読む方だが、
足元にも及ばない。すさまじい量もさることながら読みこなす知力が違う。
はしばしに出てくるすごく勉強の出来る子だったんだろうなあ、という
雰囲気。いかにも進学校らしい高校時代の思い出。
努力は普通のことで、自分の立ち位置がしっかりしている。
でもまったくイヤミは感じないんだよなあ。
私のような田舎の劣等生にとってこれは驚異的なことだ。
デビューから14年間のエッセイがまとめられた本書は、初々しい恩田陸から
ベテランの恩田陸までもりだくさん。
そうかあ、こんなふうに考える人なのだなあ、とか、
こんなものが好きだからこんな話ができたのかなあ、とか、
勝手に分析しながら楽しんだ。
個人的にうれしかったのは「細雪」を書いた「四人姉妹は小説そのものである」。
私にとってこんなに読んだ本はないくらい、繰り返し読み返す一冊だ。
日本の小説からひとつだけ選んだ、といういう恩田陸の言葉に
ものすごく納得する。
でも、やっぱり恩田陸は小説だなあ。それもファンタジーが好き。
著者の不思議な世界観がとても好きだ。
身近にありそうでない特有の雰囲気。
それらをかたちづくったのがたくさんの本たちだ。
私もかなり本が好きな子どもであったし、今も絶えず読む方だが、
足元にも及ばない。すさまじい量もさることながら読みこなす知力が違う。
はしばしに出てくるすごく勉強の出来る子だったんだろうなあ、という
雰囲気。いかにも進学校らしい高校時代の思い出。
努力は普通のことで、自分の立ち位置がしっかりしている。
でもまったくイヤミは感じないんだよなあ。
私のような田舎の劣等生にとってこれは驚異的なことだ。
デビューから14年間のエッセイがまとめられた本書は、初々しい恩田陸から
ベテランの恩田陸までもりだくさん。
そうかあ、こんなふうに考える人なのだなあ、とか、
こんなものが好きだからこんな話ができたのかなあ、とか、
勝手に分析しながら楽しんだ。
個人的にうれしかったのは「細雪」を書いた「四人姉妹は小説そのものである」。
私にとってこんなに読んだ本はないくらい、繰り返し読み返す一冊だ。
日本の小説からひとつだけ選んだ、といういう恩田陸の言葉に
ものすごく納得する。
でも、やっぱり恩田陸は小説だなあ。それもファンタジーが好き。
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