羽生・宇野、藤井・羽生

昨日の夕刊一面が伝える快挙に感動、島岡美延です。
「羽生 連覇」「宇野 銀」…、生中継で見届けた感激の瞬間を伝える大きな見出し。
もう一つの記事は「藤井五段、羽生竜王破る」（その後、優勝。朝刊では藤井新六段に）。
五輪と将棋、その歴史的な快挙の二つの号外も出たよう。
男子フィギュアスケートは、とにかく、生で観なきゃと、最優先の予定としてスタンバイ。
滑走順は、羽生、フェルナンデス、宇野選手。
その前にチェンが、ソチ五輪の浅田真央選手に重なるような、早いグループで圧倒的なフリー。
羽生選手が両手を広げてフィニッシュした瞬間、世界中のフィギュアスケートファンが、二連覇を確信したかもしれません。
続くフェルナンデス選手の得点が伸びない中、最終滑走で自分の演技に徹した宇野選手。
日本のファンが観たかった、金・銀の快挙！
小平選手が、先日の1000ｍで「（高木選手と2,3位ではなく）日の丸を並べられたらもっとよかった」と語った光景です。
さあ今夜こそ、小平選手、真ん中に！

トランスジェンダーの彼女が

さて、金メダルを手にするのは…、島岡美延です。
昨日の羽生選手、復活のSPは衝撃的な完成度。
ネイサン・チェンの17位は残念ですが、今日最終滑走の宇野選手の得点が出た瞬間、すべてのメダルが決まります。
「やるべきこと、今、出来ることをしっかりと」とすべての選手が思っているでしょうが、勝者の精神力って本当に想像を超えていそう。
こちらも、相当な心の強さが必要。
映画『ナチュラルウーマン（24日公開）』をご紹介します。
自身もトランスジェンダーの歌手ダニエラ・ヴェガが、ナイトクラブの歌手マリーナを熱演。
マリーナは年の離れた恋人、オルランドと暮らしていたが、彼女の誕生日を祝った夜、オルランドがベッドで倒れ、帰らぬ人に。
大切な人を亡くした悲しみに浸る間も与えられず、警察に事情を聞かれ、オルランドの元妻や息子らには、不躾で容赦のない言葉で責めたてられるマリーナ。
葬儀に参列することも拒絶された彼女は…。
二人の関係を理解しようとする人、頭から否定する人。あなたなら？

“ちょっと先”が見えたなら…

五輪の話題は羽生結弦選手一色に、島岡美延です。
3ヵ月の沈黙から韓国入りして、練習のすべてが伝えられる過熱ぶり。
重圧を楽しむようにも見える王者VS世界と日本のメダル候補の戦い、まずはどんなSPの順位になるのか、ドキドキします。
夜にはジャンプのラージヒル予選、いずれもメダルが決まるのは明日！
ある日、突然、ちょっと先の未来が見えるようになったとしたら…？
映画『千里眼 CICADA（17日公開）』をご紹介します。
先日のラジオに、脚本・プロデュースの渋谷悠さんが登場。
子どもの頃からインターナショナル・スクールで学び、アメリカの大学で“詩”を学んだ彼の言葉は独特の感性にあふれています。
小学校教師の種田は、マリッジチェックで無精子症と告げられ、彼女にそれを言い出せない。
そんな中、突然、千里眼になり、彼を導くような映像が見えるように。
種田の妹の息子・亮太は、小学校でいじめられている。
そんな亮太の誕生会が企画され、様々な思惑を持った人間たちが集まってくる…。

視線の先に見つめるものは

昨日はメダルラッシュ、島岡美延です。
平野歩夢選手と渡部暁斗選手は2大会連続の銀メダル、小平奈緒選手は銀メダル、高木美帆選手の今大会二つ目は銅メダル、おめでとう！
ちょうど、生中継で目撃して興奮しました。
冬の競技って、人間が陸上で跳んだり走ったりするのとは全く違う高さや距離、スピードが出るわけで、あらためてその迫力に魅了されます。
怪我や恐怖心を乗り越えて、つかんだ栄光、素晴らしい！
さて、今月の姿勢テーマ『首の角度を意識して、印象を変えよう』を実践していますか。
五輪アスリートも、メダルを期待されながら、届かなかった場合、一度は下を向いてしまったでしょうが、すでに4年後を見据え、前を向き始めている選手が多そうです。
これまでノーマークでも五輪で最高のパフォーマンスをしたり、圧倒的な強さをさらに証明してメダルを手にした選手は、胸を張り、視線や表情にも力強さが満ちていて、誇り高い姿ですね。
決意を込めて何かを見つめている時、顔は前を向く…、首の角度が重要。

ウォーターゲート事件の告発者

今日もメダルラッシュなるか、島岡美延です。
金メダル候補が続々登場、重圧をはねのけてくれそうな予感。
国会中継もあるし、様々なニュースも気になれど、やはり五輪中継を見てしまう日々。
疑惑追及など、人々の注目度が下がって好都合という政権も？
こちらは、2016年の米大統領選の前に企画・製作され、公開後、現政権の状況に酷似していると話題に。
映画『ザ・シークレットマン（24日公開）』をご紹介します。
アメリカ合衆国の歴史上、初めて任期途中で辞任に追い込まれたニクソン大統領。
その引き金となった「ウォーターゲート事件」は、民主党本部に盗聴器を仕掛けようとした男が逮捕され、共和党ニクソン陣営は関与を否定するも、のちに大統領による事件のもみ消しや司法妨害が判明。
30年以上謎だった、事件の全容を世間に知らせた内部告発者“ディープ・スロート”は、FBI副長官マーク・フェルト。
当時、何が起きていたのか。
“FBI捜査官の鏡”をリーアム・ニーソンが圧倒的な存在感で演じています。

モスクワ・ロケ敢行の衝撃作

選手の笑顔に、何度も涙が止まらず、島岡美延です。
昨夜はスピードスケート女子1500mとスキージャンプ女子の生中継を行ったり来たり、嬉しい結果に相次いで感激。
高梨沙羅選手の銅メダル、本当に良かった…。
高木美帆選手はまず歴史的快挙の銀メダル。さあ、次は？
そして、え、誰？と思った日本メダル第一号は、男子モーグル銅メダルの原大智選手、“こんなに楽しめた試合はなかった”という頼もしい20歳でした。
平昌五輪では個人資格で出場しているロシアの選手たちが活躍しています。
モスクワでロケをしながらもロシア国内で上映規制となった問題作、映画『ライカ（17日公開）』をご紹介します。
『アイコ十六歳』の今関あきよし監督が、ベラルーシ、ウクライナで映画を撮り、ついにモスクワへ。
天真爛漫で自由奔放、ライカと名乗る日本人女性と女優を目指すロシア人ユーリャはルームメイト。
友情を越えて、愛し合う存在になっていく二人。
しかし一人の男性の出現で、その関係に微妙なズレが生じ始めて…。

「36歳」って、どんな時ですか

振り替え休日の月曜日、島岡美延です。
フィギュアスケート団体を気にしながら、仕事に出かけることになりそう。
昨日は、スタジオのジュニア発表会、3歳～高校生の舞台を見てきました。
思春期になり、進路を決める。
大人になり、就職や結婚。人生のどのあたりで自分の方向性って見えるものかしら。
平昌五輪の選手の中には、20年前の長野五輪を見て、自分の未来が決まった人もいれば、その長野ですでに選手だったレジェンドもいる…！
昨年秋から先日までNHKで放送されていたアメリカの人気ドラマがまもなくDVDになります。
これが、口コミで全米大ヒットになったという作品。
『THIS IS US 36歳、これから』をご紹介します。
誕生日が同じ「36歳」の男女4人の物語。
ジャックの36歳の誕生日。
その日に生まれた、男の子2人と女の子1人も成長して、今、36歳。
その36年間の様々な出来事を描いていますが、誰もが自分や家族の歴史と重ねたくなる…。
そう、これは、あなたや私の物語。

笑顔で舞台、困難の半年

雨も上がって、建国記念の日、島岡美延です。
昨日の舞台が終わって、最大の感想は「よく身体がもってくれた…！」。
本番への想いは、五輪選手に負けていなかったかも。
半年に及ぶリハーサルの日々。
足の皮がむけてしまってトウシューズがはけないことも。
大きな怪我や故障はなく、インフルエンザにもかからず、当日を迎えられたことは何より。
ただ、家族にも心配なことが起きたり、2作品に挑戦したり、これまでで“心身ともに、最も多難な発表会”となりました。
ショパンの音楽で踊った作品は、ゆっくりした動きの中で、心はピアニストのごとく情熱的に。
もう一作品は、アコーディオンやバイオリンなどの三拍子の音楽で、“様々な自分”を約30人で表現。
あきらめずに細かい指導をして下さる先生方、一緒に踊った多くの仲間。
見に来てくれたバレエ仲間、支えてくれる家族。
そのすべてがあって、初めて私は、笑顔で舞台に立てる…、また、それを再認識した一日。
多くの応援、差し入れ、ありがとうございました！

イ・ビョンホン、静かなる熱演

本日、バレエの発表会、島岡美延です。
真夏の暑い日々から、半年に及んだリハーサル。
五輪アスリートには及ばないけど“最高のパフォーマンス”が出来ますように。
踊りには音楽があり、それを解釈した振付があり、“言葉はないけど思いを込めた表現”を見ている人たちに届けたい…。
この物語も“言葉以上の何か”を感じてほしい。
映画『エターナル（16日公開）』をご紹介します。
アクションもこなす国際派、王様だって演じるイ・ビョンホンが、“すべてを失った男”を静かに熱演。
証券会社の支店長カン・ジェフンは、英語教育のため、息子と妻スジン（コン・ヒョジン）をオーストラリアに留学させ、自分は仕事に励む日々。
しかし、会社は破たん、収入も地位も信用も一瞬にして、失くしてしまう。
虚しい心を埋めようと、家族が暮らすシドニーの家を初めて訪れることにしたのだが、そこで見たものは、隣家の男性と親しげに話す妻の姿。
隠れるようにその場を離れたジェフンは…。
特別な余韻に浸りたいラスト。

岡崎京子の伝説のコミックが

今夜、平昌五輪の開会式、島岡美延です。
それに先駆けて、フィギュアスケート団体が始まりますが、個人戦もほぼ午前中の試合。
起床、食事、アップする時間…、うまく調整して最大の力を発揮してほしいです。
今から約25年前、若者たちの姿を描いた、岡崎京子の伝説的コミックがついに映画化！
映画『リバーズ・エッジ（16日公開）』をご紹介します。
どうしようもない欲望、孤独、歪んだ日常…、鮮烈な青春漫画の金字塔。
映像化を躊躇させるほどの世界観を『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』の行定勲監督が鋭く切り取りました。
高校生のハルナ（二階堂ふみ）は、彼氏の観音崎（上杉柊平）がいじめる山田（吉沢亮）を助けたことをきっかけに、夜の河原に誘われる。
そこにあったのは、放置された死体。
これを見ると“勇気が出る”という山田。この秘密を共有している後輩でモデルのこずえ（SUMIRE）と3人、友情とは違う歪んだ絆で結ばれていく…。
若手俳優たちの体当たりの演技。
覚悟してご覧あれ。