吉右衛門、大活躍！

見事、秋の快晴の朝、島岡美延です。涼しい空気を鼻からしっかり吸い込んで頭をスッキリさせたいものです。
昨日は、あと234日となった歌舞伎座の夜の部に出かけました。毎月のさよなら公演は珍しい共演も多いので、歌舞伎の魅力を再発見できそうです。
夜の部に出ずっぱりなのが、吉右衛門。「鈴ヶ森」で江戸の侠客、幡随院長兵衛の気持ちいいセリフを聞かせ、「勧進帳」では富樫。幸四郎の弁慶と文字通りがっぷり四つ。この兄弟（幸四郎が兄です、念のため）の共演も最近は時折見られます。昨日の舞台を見て、ああ、この二人は、まさに弁慶と富樫、相対する立場でも、お互いを認め合っている・・・、などと感じてしまいました。「吉祥院お土砂」の紅屋長兵衛の吉右衛門は、現代語も取り入れた（？）、お茶目で軽やかな演技。
「櫓のお七」で見せた、福助の人形振りも良かった！　にぎわう歌舞伎座ですが、弁慶がずっこけそうなほど間の悪い掛け声が増えたのは困りものです。

安土城を見てみたかった！

今朝の涼しさに思わずくしゃみ、島岡美延です。インフルエンザの前に、まず風邪をひかないようにしなくては！
最近は、若い世代にも人気の時代劇映画が多いですが、ある意味で異色の戦国時代映画「火天の城（12日公開）」をご紹介します。織田信長は出てきても、合戦のシーンはなし、なんと安土城が築かれるまでの壮大な物語です。
宮大工・岡部又右衛門（西田敏行）は、仕事場に突如現れた信長（椎名桔平）から、とてつもない命令を受けます。「安土の山、まるごと一つ城にせよ」、ただし、指図（図面）争い、つまりコンペを経てとのこと。信長の「西洋のごとく吹き抜けのある城」という希望を頑なに否定する又右衛門の本心とは・・・。
築城総工費1000億円以上、100万人以上の大工・職人を動員、と伝えられる安土城。主柱の樹齢2000年の神木を人力で立てるシーンは、圧巻！　男たちの物語にあって、又右衛門の妻（大竹しのぶ）、娘（福田沙紀）の存在が光ります。

次々と裁判員裁判

台風が近づいていますが晴れていますね、島岡美延です。このあとぐっと季節が進みそうです。
昨日から関西地方初の裁判員裁判が神戸地裁で始まりました。呼び出された裁判員候補の出席率は88％だったそう。ちなみに先日の青森地裁（強姦強盗罪の被告）は87％、一例目の東京地裁が96％でこれまでの最高。今週から各地で本格化し、裁判員の実名記者会見も珍しくなくなっていくのかもしれません。
今日からさいたま地裁で行なわれる裁判員裁判では、フィリピン国籍の被告で、通訳人が入る初めてのケース。「どのような言葉遣いで通訳するか」という新たな問題もありそうです。例えば、映画の字幕でも、職業、年齢などによって、言葉遣いのニュアンスが変わります。語尾が「～でございます」なのか「～です」なのか、もっと極端に「～だぜ」ということも。一人称の種類も実に多様な我らが日本語。
「私は」、「僕は」、「俺は」・・・、「自分は」という被告もいるのでは。

足が太くなる？ 胸式呼吸

起きたらイチロー選手が大リーグ通算2000本安打達成、嬉しいですね、島岡美延です。昨日は石川遼選手が、賞金ランク首位に立つ今季３勝目、シーズン終盤のスポーツは、まだまだ暑いです！
昨日は、洗足学園音楽大学で行なわれた「音楽のまち・かわさき」事業の音楽療法公開講座に出かけました。講師は80年代前半から音楽療法士（当時は珍しがられた！）として活躍する東京芸大声楽科卒の青拓美氏。タイトルは「姿勢と呼吸を整え、歌って健康に！」、講師自らのピアノ伴奏で、10曲くらい歌ったかしら。もっとも受講生の年齢層はかなり高めで、知らない古い曲も多かった・・・。
まず、「深呼吸」から。「呼吸」とは「呼気・吸気」の順なので、「大きく吸って」ではなく「しっかり吐ききって、口を閉じれば、自然と鼻から空気が入る」ことを身体に教えます。口で胸式呼吸をしがちな日本人は、上半身が揺れるため、支える足が太くなり、欧米人の足が細いのは腹式呼吸文化のおかげだとか！

色の主張を上手に楽しむ

晴れても太陽の印象が変わりつつありますね、島岡美延です。ファッションも「秋らしい色」、木の実や紅葉、自然の移ろいを連想させる色が主役になります。
「カラフル家電人気」という新聞の見出しに引き寄せられました。いわゆる「白物家電」は、この頃、真っ白というより少しメタリックなシルバー、グレーが多くなってきたと思っていましたが、世の中、さらに進んでいるようです。「深みのある赤」の炊飯器が、メーカーの予想以上に売れているとか！　面積の大きな冷蔵庫でもピンク・ブルー・木目調などが増えているって、なんだか楽しいかも。
以前、トイレットペーパーや女性用品は「ドギツイ色」のパッケージのまま置かない、洗剤のボトルも見えない所にというススメに納得したことがあります。部屋の中の「色」にどのように主張させるか、させないか・・・、季節の変わり目にちょっと点検したいものです。
今年買った「白い扇風機」・・・、そろそろ退場させる日が近づいてきた？

目の前の被告を許せるか

西日本では、厳しい残暑が続いているようですね、島岡美延です。首都圏は過ごしやすい日々ですが、まだ34度などの最高気温と聞くと、日本列島の秋は少しずつ少しずつやってくる、と実感します。
昨日、性犯罪としては初の裁判員裁判（通算３例目）の判決があり、求刑通り懲役15年でした。自分の生活とは無縁だった「裁かれる人」がすぐ目の前にいる・・・、声を聞き、おそらくその態度すべてを見逃すまい、とする裁判員たち。今まで「プロ」に任されていた裁判で、あまり例がなかった「求刑通り懲役15年」、22歳の被告の更正に「長い時間が必要」という判断だったそうです。
実名記者会見をした裁判員が牧師の方だったことに驚きました。裁判長が判決理由を告げる時に涙を流されたそうです。「犯罪は許せない、一方で刑に服し更正してほしい」という思いがこみ上げ、涙になったと。検察官、弁護士、被害者以外からのこの重い言葉に、裁判が変わっていく、と深い気持ちになりました。

男女平等でない犯罪を裁く

季節の変わり目、周りで風邪を引く人が出ています、島岡美延です。インフルエンザとの違いを冷静に判断しなくては！　
さて、３例目の裁判員裁判が青森地裁で行なわれており、今日午後に判決が言い渡されます。二日目の昨日、強盗強姦の被害者二人が、「ビデオリンク方式」で性被害に遭ってしまった苦しみを訴えました。傍聴席から見える大型モニターには顔は映らない、ということですが、声は加工されることなく法廷に流れたそうです。男性５人、女性１人の裁判員は、目の前のモニターを見ながら耳を傾けたでしょう。被害者の１人は、「今日ここに来るか来ないか、とても迷った」と語ったそうです。被告を裁くために必要とはいえ、犯行の状況を詳細に知らされた人々の前で、自分の言葉で語ることがどれほど勇気のいることか。
全員が男性、また女性となる可能性もある裁判員の選出法。「女性の被害」の重さを同じように想像できるのか、様々な懸念を覚えます。

いつも前に進んでいる

半袖だと涼しい、そんな日が増えてきそうですね、島岡美延です。デパートでは秋物バーゲンがにぎわっているとか。
今日、９月３日は、ドラえもんの誕生日、いや工場出荷日なんだそうです。それは2112年というのですから、なかなか想像できない・・・。ただ、100年前の人たちから見れば、政治の仕組みも文明の発達も想像できないような21世紀でしょうか。今回、歴史的な政治選択と言われた選挙、22世紀の人たちは、あのとき変えてくれてよかった、と言っているかしら！？
イチロー選手が、足の不調から９試合ぶりに出場して、見事に２安打を記録。止まっていた記録へのカウントダウンがまた動き出しました。いや、止まっていたように見えて、イチロー選手は欠場試合の日々も確実に「前へ」進む準備をしていた、ということなのかもしれません。
停滞に見える日々も振り返って変化を実感したい、2009年ニッポンの秋、です。

まずは「聴く」扉を開けて

日々の気温の変化が大きいですね、島岡美延です。新学期の学級閉鎖も急増している新型インフルエンザ、マスクをした人が少しずつ増えています。
昨日、久しぶりに行った都内某所、「８月○日で閉店しました」という貼り紙を３箇所で発見。利用していたお店もあったので寂しい・・・。それにしても国会議員の「退去引越し」は、相当あわただしいようです。
選挙後、官僚が新政権にどう対応するのか、色々と伝えられています。「対立の構え」、「戦々恐々」とマスコミは煽りますが、「一緒にこの国を良くしよう」という前向きで意欲的な官僚の方々が、「まずは、よく話を聴こう」とオープンな気持ちでいてくれることを望みます。
以前、新しい知事が、県幹部に名刺を渡したら折り曲げられた、という事件がありました。「新参者に勝手はさせないぞ」という態度が悲惨な結果を招いた象徴的なシーン。あの知事はこのたび衆議院議員に当選、時は流れたものです・・・！

秋への準備にストレッチ

肌寒いほどの風雨だった昨日から一転、ちょっと暑い９月のスタート、島岡美延です。今年は、去年よりエアコン使用が少なかったとはいえ、やはり夏から秋へ、身体のモードを上手に移行させたいもの。そこで、今月の姿勢テーマは「ストレッチをして美しい姿勢に」でいきましょう。
筋肉が衰えていると、どんなに美しい姿勢を作っても、「一瞬芸」になってしまう・・・、姿勢はキープしてこそ！　ストレッチは、筋肉の使い方を見つめ直すチャンス。ムリせず「身体の重み」を上手に使いましょう。
例えば床の上に座って、上体を前に倒すストレッチ。太ももやふくらはぎの裏がピリピリきますが、頭を膝につけよう、ではなく、「痛くなる手前、気持ちよく伸びている」ところで止めてください。
外出中なら、上りエスカレーターでふくらはぎとアキレス腱を伸ばす、吊革も少し高いところ持ってわき腹を伸ばす・・・、そんな時間の過ごし方はいかが？