非日常な出来事＆劇空間

長袖のジャケットを着ても朝晩の冷たさを感じる秋の連休ですね、島岡美延です。昨日は、ランチのあとに素敵な出来事が。なんと「秋の大抽選会」で２等の金券が当たったのです！　私のくじ運に実績はなかったので、一緒にいた友人に頼んだことが最大の勝因？　
夜は、神楽坂のシアターイワトで「ハイライフ（23日まで）」を観ました。カナダ・マカオ・台湾の演劇ツアーをしてきた流山児★事務所の凱旋公演。カナダの翻訳劇で、麻薬中毒４人の懲りない犯罪計画の顛末は？という悲喜劇。ハイテンションで肉体的にもキツい芝居は、俳優には大いに魅力的な題材のよう。別の劇団を含め、今まで２回観ていますが、「日本人」にした新演出、面白かったです。
舞台上の「タバコ」が、「火をつけて吸う咳止めの医薬品」だと開演前に紹介されました。海外公演の際、「タバコの場面」で騒然となったとか。最近の米映画など「喫煙シーン」は見なくなりましたよね。ちなみに、禁煙の薬ではありません。

「友愛」総理の妻の存在感

行楽日和になりそうな５連休が始まりましたね、島岡美延です。近場へ出かける、というより家で過ごす、という人も多いようです。政治家や官僚の皆さんはそれどころじゃない日々かも。
鳩山総理は来週、国連演説デビューとなりますが、海外メディアの幸夫人に対する注目度もかなり高そう。世の男性の皆さん、「妻は太陽だ」と公言したことはありますか？　「妻には感謝している」くらいの表現は聞いても、この最大限の賛辞を言ってさまになる夫婦には、なかなかお目にかかったことはありません。妻を見れば、夫の人となりがわかる！？
選挙戦以来、報道される彼女を見て思うのは、とにかく表情の豊かさが印象的ということ。笑顔が素敵で、感激して涙ぐむ姿も自然です。喜怒哀楽を素直に顔に出し、語尾までしっかり聞き取れる歯切れの良い発言の数々。夫の外交デビューに同行するそうですが、各国のファーストレディとどんな言葉を交わすのかしら？

記者会見で伝わるもの

新大臣たちの振る舞いを興味深く見ています、島岡美延です。幹部の出迎え必要なしとした農水大臣、マニフェストを印籠のごとく示した厚労大臣、様々な大臣の訓示や、「官僚ペーパー」を持たない「自分の言葉」による会見（本来、会見とはそういうもの！？）にも、これまでとは違う迫力があります。
昨日、酒井法子被告保釈後の記者会見がありました。裁判前のため、事実関係は語れず、質疑応答なしの会見でしたが、きっと一生懸命考え抜いたであろう言葉・気持ちを「なんとしても伝えたい」という強い意志を感じるものでした。
病気や怪我などの「挫折」は、誰にもあるかと思います。でも「犯罪に手を染める」のは、ただの挫折ではなく、どんな理由であれ「自らの行為」による「周囲への裏切り」。ここから立ち直るのは、本当に大変で、本人の意志だけでは困難だとも聞きます。でも、しっかり、やり遂げて欲しい。
そして「本当にやり直した人」を受け入れる社会、日本はそうなれるでしょうか。

「友愛」を語る総理誕生

昨日、秋晴れの下、日本は新たな道へ進み始めました、島岡美延です。政治家の「話し方」は、その人の「生き方」が出るものだなあ、と改めて感じました。もっとも、それは、私たち誰しも同じです！
「国民の皆さん」という言い方が多い鳩山総理。決意は並々ならぬものがあるでしょうが、「闘志を前面に出すリーダーシップ」というより「皆さんと共に進む」タイプのリーダーでありたい、という「友愛」の語り口が印象的です。
就任記者会見では「未知との遭遇、経験のない世界に飛び込むので失敗もあるだろうが、国民の皆さんのご寛容をお願いしたい」、「辛抱強く新政権をお育て願えたら大変幸いに思う」とも語りました。弱気？とも取られかねない言葉も、本音を語り、国民の手に政治を取り戻したい、という気持ちの表れなのでしょう。
「今年の漢字」が何になるにせよ、「愛」を掲げる武将・直江兼続の人気、「友愛」を口にする鳩山由紀夫総理の誕生。人々が必要としていたのは「愛」！？

朝に集まる人々

昨日は祖母の誕生日でした、島岡美延です。かつては敬老の日だったのに！　ファックスを使いこなす元気な90代、今度は携帯を持ってもらおうかしら。
昨夜、大学OB異業種交流会に出て、立食パーティでふと思ったのですが、新型インフルエンザの初感染者が出た頃は、パーティや試食販売にも過敏になり、就職面接もマスクをかけたまま、などありましたが、最近はどうでしょうね。
ある人から「明日の朝、来てみませんか？」と話しかけられました。毎週「朝の異業種交流会」を行なっているとのこと。新宿の会議室に６時台から集まりだし、８時半過ぎまで活発なやりとりをしているそうです。「丸の内朝大学」など、出勤前の時間を有効に活用する人が増えている昨今ですが、直接、朝の集まりに誘われたのは初めて！　ちなみにその男性、奥さん、お子さんよりも早く寝て（21時くらい）４時20分起きの毎日だとか。お肌にも理想的な睡眠タイム！　私の場合、まずは「自宅朝時間」の活性化を目指します！　

イチローをマネてみる！？

イチロー選手の言葉の深さにうなるばかりの島岡美延です。９年連続200本安打に「解放された」と心境を語り、「達成していく過程が面白かった。200安打に到達するといろんなものが消えてしまうので」と独特な描写。
さて、今月の姿勢テーマ「ストレッチをして美しい姿勢を保つ」、実践していますか？　イチロー選手の素晴らしさは、「単調なことの繰り返しを忍耐強く続ける能力」だとも言われます。同じ時刻に行動する、同じ食事を取る、同じトレーニングの手順を踏む・・・、すべては自分の身体と心をベストな状態でパフォーマンスをするため。その一つでもマネできたら、イチローに近づけるかも！？
アスリートに限りません。日常生活をイキイキと送るためにも、身体のメンテナンスを意識するかしないかは、大きな違い。ストレッチ自体は、地味で単調なものですが、年齢を問わず、そのストレッチの効果は身体に現れます。寒くて縮こまりたくなる季節の前に、さあ、始めましょう！

太陽の動きと食生活

秋の食材が楽しめる季節になっていますね、島岡美延です。本格的な「食欲の秋」になる前に、少し食生活など見直してみませんか？
先日、「夜食べたネズミのほうが太る」という研究結果が話題になりました。アメリカの実験チームは、ネズミにエサを与える時間を、明るい時だけ、暗い時だけ、のグループにして６週間比べた、というのです。
ネズミの結果が即、人間にも言えるかどうかはともかく、ちょっと想像してみましょう。夜明けとともに起きて、暗くなるまでに必要な食事を取るほうが太りにくい、ということでしょうか。江戸時代はそれに近い暮らしをしていたはずで、メタボの町人などいなかった！？
来週には秋分の日を迎え、暗い時間が長くなっていきます。「秋の夜長にダラダラ食べる」のだけは避けたいもの！　ちなみに「21時以降は食べない」を実践中の私。理想は20時までに食べ終えて23時までに寝る、ですが・・・なかなか！

ダンサーを描く画家

昨日は横浜に出かけました、島岡美延です。横浜駅周辺のデパートや地下街を行き来するのに傘はまったく必要ないので、雨の日は便利です。
目的の一つは、横浜高島屋画廊で開催中（15日まで）の広田稔展。バレエの絵があると母から聞かされ、「ドガの踊り子みたいな感じ？」と想像していましたが、その写実性、躍動感に釘付けになりました！　バレエシリーズはこの画家の最新テーマ。横たわっていない、ポーズに緊張感のある裸婦に近い絵も何点かありましたが、バレエダンサーも含め、背中や脚の筋肉など、特に後ろ姿の描写が素晴らしいのです。レッスンのバーや鏡まで描かれているリハーサルの様子もリアルで素敵。
様々なレオタード姿のダンサーたちが伸ばしたつま先、大きく弧を描くような指先を見ると音楽が聞こえてくるよう。腰に手を当てて鏡の前に立つダンサーは、激しい振付で踊ったあとの、つかの間の休息かしら・・・？
この美しい筋肉を身につけたい！と見入ってしまった私でした。

チェンマイのプールサイド

お洒落なタイツを楽しむ人を見かけるようになりました、島岡美延です。まだ裸足にサンダルの人もいますが！
一年中、素足でゆったり暮らしたくなる・・・、そんな映画「プール（本日公開）」をご紹介します。それにしても小林聡美という女優は、どうして日本以外の場所でご飯を作る姿が、こうも素敵なのでしょう。映画「かもめ食堂」ではフィンランド、今回はタイの古都チェンマイ、小さなプールがあり、風通しの良さそうなゲストハウスで働いています。
さよ（伽奈）は、四年前に出て行ったきりの母・京子（小林）に会いに来る。出迎えの市尾（加瀬亮）は京子の仕事を手伝い、タイ人の男の子がそこで暮らしている。名所を案内してくれたオーナーの菊子（もたいまさこ）もどこか不思議な人。
なぜ京子は、今、ここにいるのか、母の行動をさよは認められるのか・・・。
人気脚本家の大森美香監督が、キラキラ輝く６日間の物語を見せてくれました。

乱世とはいえ、この男は！

今朝も涼しい風ですね、島岡美延です。9.11、あの日から8年、私の手元には、2000年9月に旅行したWTCのそびえるNYの写真がたくさん残っています。世界はいつまで迷い続けるのでしょう。
日本も混迷の時代が幾度かありました。室町末期を舞台にした映画「TAJOMARU（12日公開）」をご紹介します。黒澤明監督「羅生門」の原作となった芥川龍之介「藪の中」の登場人物の一人、多襄丸を主人公にした作品です。
管領職の名家の次男・直光（小栗旬）は、将軍義政（萩原健一）の思惑から、兄（池内博之）、幼少時代に助けた家臣・桜丸（田中圭）、さらには許婚・阿古姫（柴本幸）にも裏切られ、故あって大盗賊・多襄丸の名で生きていくはめに。人間の魂はどこまで裏切りの連鎖に耐えられるのか！？
愛する女をただ信じたいだけ・・・、ひたむきで熱く、真っ直ぐな言葉が小栗旬、いや多襄丸からあふれ出ます。武器より強い言葉があることを信じられますか？