トランスジェンダーの人生を考える

日野原重明先生、105歳の訃報、島岡美延です。
毎週の新聞コラムが最近、時々休載になって気がかりでしたが、見事に“生き切った”お手本でした。
生きること、死ぬこと。
自分の思い通りを貫くのも大変です。
映画『ダイ・ビューティフル（22日公開）』をご紹介します。
トランスジェンダーに関してまだまだの日本において、第29回東京国際映画祭で最優秀男優賞・観客賞をW受賞した、フィリピン映画。
“ミスコン女王”のトリシャは、家族から拒絶され、身寄りのない少女を育てあげ、ついに栄光に輝いた矢先に、急死する。
波乱万丈の人生を送った彼女の遺言（楽屋の話題で言っていたこと）は、葬儀までの7日間、日替わりで海外セレブのメークの死化粧をすること！
ビヨンセ、ケイティ・ペリー、レディ・ガガ…。
しかし、家族は男の姿に戻して葬儀をするという。
心優しい仲間たちは、トリシャの願いを叶えるため、遺体を盗み出す。
なんと、死化粧の素晴らしい出来栄えは、Facebookで注目を集めてしまい…。