久しぶりにパルコ劇場へ行ってきました、島岡美延です。長塚圭史作・演出の「SISTERS」(8/3まで)は、松たか子の底力を怖いまでに引き出しました。
彼女は新婚、シェフである夫に連れられ、地方のホテルへやってきます。旅行ではなく、そこで夫が従兄弟に料理を教えるため。ただ、幕が上がって目に飛び込むのは、新婚の二人が泊まるには、どこか奇妙で暗い壁の部屋。
登場人物は「どこにでもいそうな人達」ではありません。過去と現在の秘密が交差し、男女6人の人間像が残酷なまでにえぐり出されていきます。
繊細な新妻の顔を見せたかと思ったら、次第に、怒りや嫉妬、記憶の混乱など、2時間15分の芝居の中で、松たか子の感情の触れ幅はどんどん大きくなっていき・・・。目に宿る光の強さが、一段と凄みを増した彼女。夫・田中哲司、妹の姿と重ねてしまう若い娘・鈴木杏、命がけの舞台を観客に差し出しました。
彼女は新婚、シェフである夫に連れられ、地方のホテルへやってきます。旅行ではなく、そこで夫が従兄弟に料理を教えるため。ただ、幕が上がって目に飛び込むのは、新婚の二人が泊まるには、どこか奇妙で暗い壁の部屋。
登場人物は「どこにでもいそうな人達」ではありません。過去と現在の秘密が交差し、男女6人の人間像が残酷なまでにえぐり出されていきます。
繊細な新妻の顔を見せたかと思ったら、次第に、怒りや嫉妬、記憶の混乱など、2時間15分の芝居の中で、松たか子の感情の触れ幅はどんどん大きくなっていき・・・。目に宿る光の強さが、一段と凄みを増した彼女。夫・田中哲司、妹の姿と重ねてしまう若い娘・鈴木杏、命がけの舞台を観客に差し出しました。