保健福祉の現場から

感じるままに

医師の働き方改革と救急医療

2023年11月01日 | Weblog
R5.11.1東洋経済「後期研修医が大学病院にとって「都合がいい」理由 勤務時間減では解決しない「医師の働き方」改革」(https://toyokeizai.net/articles/-/711862)。

「医師の働き方改革」(https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/information/explanation)に関して、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05488.html)のR5.11.1議事録(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001163351.pdf)p24「一部では、例えば臨床カンファレンスなども勤務時間に認められなくなってしまったと いうことも実際に見聞きしています。」、p25「資料の3の医師の引き揚げによる診療機能への支障が見込まれる医療機関が30医療機関で済むのか。率直に言うと、これは私の肌感覚とはちょっと違う感じがします。」「とりわけ地域医療との関係で懸念されるのは救急医療体制へ の影響だろうと思います。」「近隣の病院がもう救急を受けなくなったということになると、他のどこかの医療機関にその分のしわ寄せがいくわけです。」に目が止まった。R5.10.6マネーポスト「「医師の働き方改革」が患者に及ぼす負の影響 「危ない医者と病院」を見分けるチェックポイント」(https://www.moneypost.jp/1066578)の「「日本心血管インターベンション治療学会」は、医師不足の地域で勤務時間を制限した場合、「患者の死亡率が上がる恐れがある」との見解を表明し、医師の働き方改革への懸念を示した。」とある。「宿日直許可」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24880.html)(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2022/220614_3.pdf)に関して、R5.4.6Web医事新報「【識者の眼】「宿日直の違法運用に勤務医は対抗を」榎木英介」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=21723)、R5.10.11Web医事新報「【識者の眼】「救急病院で宿日直許可の矛盾」薬師寺泰匡」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=22910)が出ているように、違法運用はなくしていかなければいけない。しかし、地域医療を崩壊させてはいけないのはいうまでもない。R5.2.1東洋経済「「医師の働き方改革」で手術や救急に支障が及ぶ訳 来年春から「勤務医の残業時間に上限」の懸念点」(https://toyokeizai.net/articles/-/648903)の「勤務する病院の形態と、派遣元と派遣先との間の労働時間のバランスによっては、大きく収入が減る勤務医がでてくることもある」(https://toyokeizai.net/articles/-/648903?page=4)の懸念も気になる。R9.15日刊SPA!「研修医の手取りは5000円、当直時は39時間連続労働…ブラックすぎる医療現場の実態。「生まれたことを詫びろ」パワハラも」(https://nikkan-spa.jp/1940734)の「「医師の働き方改革」で現場がよりブラック化!?」(https://nikkan-spa.jp/1940734/3)は不気味かもしれない。
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