R6.8.28AERA「延命治療をしなかった96歳の父の死は「あっさりと」やってきた。谷川俊太郎、韓国ドラマ、小林一茶の句をヒントに描いた「老衰介護看取り小説」の誕生」(https://dot.asahi.com/articles/-/231517)の「延命措置はせず、自宅で看取りたいという母の希望通り、点滴を外してから10日ほどで父は静かに息を引き取りました。」(https://dot.asahi.com/articles/-/231517?page=3)に目がとまった。R6.3.18NEWSポストセブン「【延命治療の実情】日本では「家族の意向」が優先されるケース多数 重要なのは「自分の意思」を事前に伝えること」(https://www.news-postseven.com/archives/20240318_1948058.html)、R6.3.18NEWSポストセブン「延命治療を受ける患者と家族に求められる「理解と覚悟」 原則として「一度始めた延命治療はやめられない」」(https://www.news-postseven.com/archives/20240318_1948059.html)などの報道をみると、はたして現状のままで良いか、考えられても良いように感じる。R6.2.26現代ビジネス「医師が寝たきりの高齢患者に“延命治療”を勧めざるを得ないワケ、その根深い問題」(https://gendai.media/articles/-/124652)では「要介護認定4~5のうち『寝たきり』『会話困難』『食事介助』『人工栄養』『排尿介助』の割合を延命治療者の割合と仮定すると、およそ66万人が延命治療を受けているのではないかと推測」「延命状態の高齢者に費やされている社会保険料は、介護・年金を合わせて約3.3兆円という推計」「多くの医師は後々のリスクを回避するために延命治療を勧めることが多い。なぜなら、必要な治療を施してくれなかったせいで亡くなったと家族側から訴訟を起こされる可能性を、できるだけ下げておきたいからです。」とある。平成18年3月の事件(http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/15th/06-342.html)から17年経ったが、「日本尊厳死協会」(https://songenshi-kyokai.or.jp/)のリビング・ウイル(https://songenshi-kyokai.or.jp/living-will)も参考に、「人生会議」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html)を推進したい。しかし、実際には要介護者の年金額や家庭状況等によっても延命治療が継続されることが少なくないかもしれない。R6.9.2幻冬舎「延命を願った「妻」…年金20万円の認知症終末期・85歳夫の「胃ろう」、50代の子どもたちは望まなかったワケ【FPが解説】」(https://gentosha-go.com/articles/-/63206)の「終末に向かっていく介護のなかで、介護を受ける本人の意思を尊重するのが本当の理想でしょう。しかし現実にはお金の問題、感情の問題が絡み合い、本人の意思など二の次になってしまうこともあります。特に延命のための処置が本当に本人にとって幸福なことなのか、何度でも家族で話し合うべきかもしれません。」(https://gentosha-go.com/articles/-/63206?page=5)は全く同感である。なお、R5.12.18JBpress「90代誤嚥死で2000万賠償…「高すぎる訴訟リスク」に医師や介護施設も困惑。医療の進歩に追いつかない法の問題点とは」(https://gendai.media/articles/-/120678)の「家族からのクレームや訴訟をおそれた医師や介護施設が、“自分の身を守るため”に延命医療や身体拘束に踏み切るなど意思決定の歪みが生じているのは、日本における制度や法律の整理が不十分であることを示しています。」は重要な指摘かもしれない。R5.11.16President「「90代誤嚥死に2365万円賠償判決」に医療・介護界騒然…現役医師「訴訟回避の胃ろうで寝たきり老人が激増する」「食事をうまく飲み込む力がない」とは自然な老化現象であり、寿命だ」(https://president.jp/articles/-/75853)はぜひ一読しておきたい。
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