民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.1724 そのころ・あのころ

2011-10-18 20:35:00 | 民謡夜話
経年の色褪せが却ってケバくなくて良い。
今思えば恥ずかしいような・・それこそ臆面もなく舞台を飾り立てた「幟=のぼり」である。
懐かしい・・今は昔の物語。

ブームとは言いながら最大180名を越した生徒の数。
1週間は7日しかない・・単純計算で一日25名・・6日勘定だと30名。
民謡のお稽古は、席に並べて自習を看る様な物ではない。
まして三味線は尚更である。

丁寧な指導が出来る筈もない・・団体稽古・・それでも数年はそんな状況が続いた。
一日でこなせない「発表会」は二日に亘った。
それが、極く若い時分だったので始末に負えないと今更自嘲。

芸名は一度変わった。
心底惚れ込んだ「初代梅若梅朝」がわが心の師・・なぜ「心の」なのか・・
当時、仙人まだ末席に有って「覚えめでたく」・・とまでは行かなかった。
・・只管・・只管敬愛して居ったのでアリマス。
現在は初代夫人が「二代目梅若梅朝」となり、当流の家元として君臨される。

現在10名ばかりになってしまったが、お弟子はそれなりに幸運であると思う。
30年の余も一緒に歩いて来たお弟子・・。
仙人も、近年ますます民謡の良さを認識し心から楽しんでいる。
願わくはもう少し仲間が欲しいところだけれど、こればっかりは押し売りしても買い手が無い



捨てようかと、袋に突っ込んであったが・・思い直してアイロンをかけた。
懐かしい顔が浮かんでは消える・・鬼籍に入られた方も多い。
秋の所為か・・歳の所為か・・何だか湿っぽくなってきたが、
こんな気持ちに浸るのもまんざらではない・・

そんな気がする秋の夜の仙人でアリマシタ

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