大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

「韓国のシャムスカ」マジックが炸裂した昨日のACL

2009-05-20 05:58:14 | ACL/A3
タイトルで取り上げた人物は浦項のファリアス監督に対するものです。

ラウンド16の相手は川崎に決まりましたか。あーあ、何の為にソウルの東大門でフロサポの女の子にエール送ったんだかな。何の為に天津まで行ったのかな。それもこれも川崎の1位通過を願ってのことだったのに・・・

ただ、ガンバは対戦相手を選ぶことが出来なかったわけだから川崎を責めるわけにはいかない。川崎よりも浦項の方がラクだったかと言えば、昨日の試合を見ている限りではそうでもなかった。3月の試合と同様、後半なんか川崎とはカウンター合戦の様相を呈していたけども、川崎が寺田や森不在でラインコントロールに不安があったのに対し、浦項はラインを低く設定して川崎のカウンターをエリア付近で潰す堅守ぶり。このチームはリーグの総合順位は高くないけども、一昨年のKリーグ総合チャンピオンで、昨年のFA杯覇者でもある。昨年のACLの経験も生かし、今季グループリーグでは失点がすくない。まるで堅守速攻を絵に描いたようなスタイルでカップ戦に強い典型的なチームときたらガンバだっててこずっていたかもしれない。まあ、その意味で浦項よりは川崎の方がスキがあるのかもしれないんだけどもね(ただ川崎には爆発力があるから侮れないんだけども)。

もっとも、ラウンド16の頃の川崎だと怪我人と出場停止明けの選手も揃ってくるから昨日の川崎と同じだと思っていると痛い目にあうぞ。

ところで、ふと思ったんだけども、浦項を率いていたファリアス監督って年俸はどのくらい貰っているのだろうか?Kリーグは縮小傾向にあり、親会社の浦項だって本業が決して良いとはいえない。Kでは財閥系のクラブなんかが選手を放出している傾向が強いことから、年俸次第ではJのクラブが引き抜けるんじゃないかと思ったりもしたんだけどもね。シャムスカよりも安い年俸でいけるんなら、来年シャムスカと契約更新できなかった場合、大分なんかはポスト・シャムスカで来年どないでっか?大分が財政的に手を出せないというのならば縦に速いサッカーを志向するチームにはこの人はうってつけかもしれない。

見方を更に変えれば、浦項は今後天皇杯枠なんかで出場権を得たJクラブにはACLを戦う上で一つのヒントを与えてくれたかもしれない。大型補強をしなくてもACLは勝ち抜ける(ただリーグには影響するけども)やり方が堅守速攻スタイルということなんだけども。

もう一試合の鹿島の上海アウェーの試合も川崎vs浦項の試合の後に見た。開始早々のセットプレーでやられた以外は鹿島の守備陣は集中してよく守っていたとは思う。前半途中で水原が3-1で勝ったため、結果は鹿島ベンチには届いていたとは思うし、よほど大差で負けない限りにおいては1位通過できるということは鹿島ベンチは判っていたとは思う。

そうした情報は上海側にも伝えられていたと思う。けど、カーさんにすれば突破の可能性がなくても、この試合を抗日という風に位置づけていたとは思うわけで、最後まで全力を尽くして戦った。そして鹿島だってこれ以上一点もやらないという気持ちを見せた。攻撃ではあまりムリして前線に人数をかけなかったものの守備では集中し、ロングスローにも屈しなかった。それが勝ち点1に繋がったのだから、これは勝ちに等しい引き分けであったと思う。まあ、あえて結果がわかっていたというメリットを生かすならもっと早くから交代カードを切って疲れの見えた選手を休ませるというっことぐらいだったけども、それは結果論かな。あくまでも負けないということに拘った姿勢が生み出した勝ち点1だったと思うわけです。

唯一心配なのは興梠のケガ。しかし倒された後にケリ入れられるから中国のチームとはやりたくないって皆思うんですがね・・・今後も中国が4枠を維持している限りACLに出るイコール中国チームと当たるということになるからその付き合い方を考えていく必要はある。次に対戦するガンバとしては出来るだけベストな状態の鹿島とやりたいと考えているだけに、興梠選手のケガが軽傷であって欲しいと願っています。

そして遠征された鹿サポの皆さん、本当にお疲れ様でした。同じ中国アウェー経験者としては、試合後皆さんが無事にホテルまで戻られたかが心配でした。スタジアムで不快なことがあったかもしれないですが、この引き分けも勝利と同じくらい価値のあるものです。皆さん気をつけてお帰り下さい。

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